「新丁鶴の湯共同浴場 」を出た後は別のエリアへ移動したのだが、いくつか湯を攻めた後、翌日またこのエリアを通りかかったので、時間の関係で1湯だけ立寄ることに。
7つある共同湯の中で一つぽつんと離れている「葉山共同浴場」を目指した。
この共同湯は「上山市老人福祉センター寿荘」の中に設けられている。
葉山エリアは神奈川の葉山みたいに小高い場所にある(海は無いが)。
このエリアだけでも宿はいくつもあり、中には結構高級そうな旅館も並んでいた。
今回も共同湯に絞っていたため宿の内湯は素通り。
まずは「葉山足湯」に到達。
とりあえずここも素通りする。
足湯のはす向かい、ひときわ高いところに「寿荘」はあった。
かみのやま温泉「葉山共同浴場」
この写真だとわからないが、館内は広くて明るい。
さすがに番台ではなく、寿荘の受付で入浴料150円を支払う。
ちょっと病院っぽいが、この並びに浴場があるのだ。
中に入ると先客が一人出てくるところ。
またもや独り占めになりそう
そして浴場に入ると思わず息を飲んだ。
窓が近くて広くて低い!
その向こうに広がる抜けのよい見晴らし。
思わず全裸で仁王立ちをやりたくなるではないか
女湯はどうなっているのだろうとか余計なことを心配しつつ(目隠しの囲いがあるようです)も、無色透明な湯がシンプルにたっぷりかけ流されている図にも見惚れる。
白い析出物がこびりついた湯口から注がれる源泉は、街中の源泉とは違うようだ。
葉山地区1号、2号源泉となっている。
どうやら最近になって変わったと思われる。
泉質は同じくナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉。
源泉温度は66.2度で、浴槽内に直接カランから加水できるようになっている。
実際、前のお客さんからか、加水されたままになっていて、43度ぐらいのちょい熱め適温となっていた。
ほぼ無臭だが淡い甘塩味と仄かなダシ味がある。
キシ感はあまり感じられず、スベスベ感の方が勝った。
pHが8.2と他より少しアルカリ度が強いことも関係あるのか。
消毒臭があるという記述も他の人のブログで見受けられるが、ここも中湯 同様、そんなことは全くなかった。
窓からの眺望とあいまって、かなり気持ちのよい共同湯であった。
帰りがてら先の足湯の源泉を確認したところ、ここと同じ湯であった。
よって次を急ぐためにスルーさせてもらった。
さて、かみのやま温泉共同湯シリーズは今回はこの4湯で終了。
残り3湯は再訪時にお預けとなった。
次からはようやく蔵王エリアへ~
かみのやま温泉「葉山共同浴場」
山形県上山市葉山5-70
023-673-3649
入浴料 150円(洗髪する場合はプラス100円)
<源泉:葉山地区1号源泉・2号源泉>
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
66.2度
pH8.2
蒸発残留物2.598g/kg
無色透明
ほぼ無臭
淡塩味と微ダシ味あり
スベスベ感あり
加水かけ流し