2022年10月に一人で巡った東北の温泉、修行旅のシリーズ。
初日の宿について3つ先にまとめましたが、その合間に外出しておりそんないくつかのお話を。
まずはここまでの行程、リンクを並べます!
今回は初日の夕食ネタ。
尼湯でまた極上湯をいただいた後に向かったのは、すぐ近くにある居酒屋。
泊まった「旭屋旅館」からも徒歩1分もかからない、温泉街の並びにあるのが「おしょうし処 しげ坊」。
2020年12月にオープンした、まだ新しいお店。
おしょうし処 しげ坊
「おしょうし」というのはこちらの方言で「ありがとう」的な意味だったか。
営業時間は18時~24時(ラストオーダー23時)と、小野川の温泉街では遅くまでやっている貴重なお店。
不定休だが、基本的に水木が定休日みたい。
19時頃に到着。
一人なのでカウンターへ。
もちろんテーブル席もあり。
まず目に入ったのが「本日のおすすめ」黒板メニュー。
まずここから飲み物、地ビールの黒月エールを先に注文。
壁メニューには地元ならではのメニューも並ぶ。
ドリンクメニューはこちら↓。
他に日本酒、地酒のメニューもあったけど、後程。
来ました、黒月エール。
米沢ジャックスブルワリーのもので、コクがあって美味しい。
このブルワリーのビール、実は2023年に小野川へ再訪した際に複数本買って帰ることになった
お通しは煮込み。いわゆるもつ煮。
頼んでないのに好物のもつ煮が出てきた状況だが、お通しにするにはもったいない存在感。
それなりに量もあるし。
もつ以外に具沢山で、ゴボウなども入っていた。
出汁が美味しく、全体的によいバランス。
これは他も期待できる。
ちなみに2023年5月にこちらへ再訪した時のお通しはおかひじき。
すでにビールが枯渇。
せっかくだから地酒をいただきますか。
米沢を中心に山形のお酒が色々並んでいるけど、見慣れないものが1つ。
そう、お店の名前がついている「しげ坊」。
ご主人に尋ねたら、米沢の香坂酒造の代表と仲が良く、新たにお店を出すならお店専用のお酒を1タンク仕込もうかと言ってくれたらしい。
ラベルだけでなくお店専用に醸したとなれば、居酒屋やるなら誰しも夢見るであろうお店オリジナル日本酒。
もちろんここでしか飲めない。
そうとなればもちろん頼むでしょう、しげ坊。
ちなみに蔵の香坂酒造、先に投稿した宿の<到着編>で寝酒にいただいた「香梅」の蔵
日本酒度+7で酸度1.5という、辛口でキレもありつつ、素敵にまとめられた旨味も感じられ、万能の食中酒として素晴らしい出来だと思った
美味しくて後にもう一杯リピート。
さて、次なるアテ。
壁メニューから気になったのが一番端にある推しの「義経焼」。
ぼくは初めて聞いたのだけど、米沢のソウルフードとされている味噌焼きのジンギスカンとのこと。
よし、いただきましょう
羊肉、キャベツ、玉ねぎをオリジナル味噌だれで炒めてあった。
これはもう、美味しい
日本酒よりビールかもしれないけど、万能の「しげ坊」でもバッチリ。
そしてご飯にも間違いなく合う。この時は頼まなかったけど。
ニンマリしながらワシワシこれを食べていたら、義経焼を開発したお店の社長がたまたまこちらに来店
紹介され、思わず「いやぁ美味しいですね~」とご挨拶。
改めて本日のおすすめより頼んだのは、舞茸の天ぷら。秋(10月のお話です)だったしね~。
衣は厚めだったけど、上からかけられた薄く白い塩とのバランスがよい。
この形の塩はなんて言うんでしたっけ?
これだけかかってもしょっぱくなく、ちょうどよい塩梅。
元より好物のキノコの天ぷら、これも美味しくいただいた。
義経焼の残った味噌だれにつけてもイイ感じ
一人だとこれぐらいで結構お腹いっぱいになってしまい、芋煮や小野川豆腐なども食べたかったが断念。
ああ、もう少し胃が大きかったらなぁ。
ごちそうさんでした
先述したけどこちらには2023年5月にも再訪したので、またいつかそのお話も。
次は食後の時間でもまだ立寄りができる宿があったので、また小野川のお宿から1湯。
おしょうし処 しげ坊
山形県米沢市小野川町2490-10
0238-53-2923
18時~24時(L.O.23時)
定休日:水木曜 ※不定休あり お店のSNSでチェックを
2022年10月入店