2022年10月半ばあたりの東北の温泉ひとり修行湯旅のシリーズ。
3日目の午前中の話が終わったあたりまで進行してます。
最初にいつものごとく、ここまで行程リンク集を…常連さんはスルーで!
<1日目>
<2日目>
<3日目>
山形県は東田川郡庄内町を最後に秋田県へ。
この日は前日にも増して移動距離があるんですわ。
およそ2時間移動し、大仙市へ。
有名な強首温泉などは今回通過し(2003年に宿泊)、国道13号から県道28号へ。
北東方面にしばらく進むと協和スキー場の手前に協和温泉がある。
大きめの立寄り施設や宿もいくつかある温泉地だが、初めての来訪。
脇道に逸れ、長閑な田園地帯を少し進む。
目指す「四郎兵エ館」のヤレた看板↓を発見
湯元の赤い文字↑が頼もしい。
普通の家みたいなところが目的地、「協和温泉 四郎兵エ館」。
「四郎兵エ館」の文字はガラス戸の向こうにあり、到着半顔写真が撮りずらかったのでこの写真↓。どうでもよいことですが!
協和温泉 四郎兵エ館
↑ああ、ピンボケだ~。
ちなみに協和温泉という名前の温泉は北海道にもある(未湯)。
13時過ぎに到着。
こちらは民宿になるのだろうか、2食付きでも素泊まりでも宿泊することができる。
部屋は8室あるらしい。
宿泊できる宿なのだが、地元では共同浴場のように使われているみたい。
立寄り入浴料は250円。安い!
宿泊しても2食付きで7000円となっている。
立寄り可能時間は9時~20時。
ここに定休日の表記はないが、第2、4木曜という表記をどこかで見かけので実際は要確認で。
赤い絨毯の廊下を進めばすぐに浴室がある。
そこを通り過ぎるとトイレがあり、共用の冷蔵庫もあった↓。
湯治宿みたいに使っている常連さんとか居るのかな。
浴場は男女別に内湯が1つずつとごくシンプル。
男湯マークが便所マークと一緒なのは、まあよくあるパターン
先客は居なかった。
ただし独り占めできたのは数分間だけ。
それでも久しぶりに浴場内写真がしっかり撮れたかも
浴室に入ると奥の壁の幅いっぱいに浴槽。数人規模ぐらいの大きさ。
浴室内には芒硝~石膏系の温泉臭がほんのり漂っていて、これが何ともホッとする
洗い場はシャワー付きカランが2セットのみ。
カランから出たのは源泉ではなかったか…寄り写真やメモがないのできっとそうだったはず。
無色透明な湯は源泉名が「協和温泉1号井」。
源泉温度43.3度、pH8.9のナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉。
成分総計は2.402g/kg。
この湯を完全かけ流しにて使用している。
オーバーフローはザンザンとあって床はヒタヒタ状態
成分の数値を簡単にピックアップ。
陽イオンはナトリウムが414.1mg、カルシウムが327.5mg、この2つでほとんど。
後はカリウム3.7mg、アンモニウム0.7mgなど。
陰イオンは硫酸が1413mgと大半で、次に塩化物が193.2mg。
後は炭酸4.4mg、炭酸水素4.4mg、ふっ化物2.5mgなど。
遊離成分はメタケイ酸32.5mg、メタホウ酸3.2mgとあまり目立たない。
泉質が分かりやすい成分割合だな~。
浴槽の温度を測ってみると。。。
40度ジャストとちょいぬるめでゆったり入るのに心地よい温度
浴槽には湯口が2つあった。
香港フラワー?が被せられた蛇口から勢いよく源泉が投入されている。
淡いが芒硝や石膏系のニュアンスのある香り。
そして淡い塩味があった。
もう一方のライオン湯口からは源泉が出てなかった。
以前使われていたのかな。
湯口から出る源泉の温度を測ってみると。。。
41.1度であり、かなりの量が投入されて浴槽40度になっている感じがよく分かる。
細かな白い湯の花が僅かに舞っていた。
まとわりつくような極上の湯で、浴感はスベキシな感じだったかな。
泡は付きそうで付かなかった。
協和温泉、大きな立寄り施設「四季の湯」は臨時休業中を確認していたのだが、他の宿に向かった話は最後にオマケで。
協和温泉 四郎兵エ館
秋田県大仙市協和船岡字中庄内道ノ下39
018-893-2760
立寄り入浴料 250円
9時~20時
定休日:第2、4木曜?(要確認)
<源泉名:協和温泉1号井>
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
43.3度
pH8.9
成分総計 2.402g/kg
無色透明
淡芒硝臭、石膏臭あり
淡塩味あり
細かな白い湯の花あり
スベキシ感あり
完全かけ流し
2022年10月入湯
※数値はH28分析書より
ここからオマケ。
「四郎兵エ館」と共に立寄りたかった宿が「藤久」。
ところが玄関には。。。
「今日から一週間位…」の今日がいつの日か分からないけれども、運悪く源泉ポンプのトラブル関係で休業中。
ならば大きめな宿「からまつ山荘」へ向かうが。。。
こちらも休業の貼り紙あり。
どうやらエリア的に送湯ができないポンプ故障が起きているようで、協和温泉は1湯のみで移動することになったのでありました