2022年10月半ばの東北5泊湯修行旅シリーズ。
いよいよ4日目のメイン温泉地へ攻め込みます!
その前に、まいどのここまで行程リンクを。常連の方は飛ばしてください。
<1日目>
<2日目>
<3日目>
<4日目>
鹿角市に入り、1湯目の毛馬内七滝温泉の後は、一度国道282号へ戻りさらにもと来た道を少し南下する。
国道103号に入り、北東へしばらく。
この国道に沿うというより、大湯川に沿うようにあるのが大湯温泉。
新潟などにも大湯温泉はあるが、こちらの大湯温泉は伝承によると800年前の開湯。
共同浴場も4つある。
この大湯温泉へは過去2014年に訪れたのだけれども、その時に入ったのは1湯のみ。
しかもすでに閉業していた旅館に入れてもらった状況だった。
この閉業した旅館は足元湧出の浴場があったのだけれども、共同浴場には1つそれに近い足元投入の浴場がある。
それが今回まず訪れた「荒瀬共同浴場」。
素朴な共同浴場だけれどもしっかり駐車場があるのは助かる。
浴場は川方面へ向かう。
その目の前の川は、もちろん大湯川。
川のほとりの共同浴場、風情がありますのぉ~
14時15分頃に到着。
大湯温泉 荒瀬共同浴場
平日の昼過ぎ、中途半端な時間を狙ったつもりだったけれども駐車場にも車はあるし、中から物音も聞こえる。
一瞬、先に別の共同浴場から廻ろうかとも思いつつ、時間もタイトなので腹をくくって入ることに。
まあ普通はどうでもよいことですが!
入浴料は200円。
何度か値上がりしての200円。十分に安く、ありがたい。
券売機の横に入浴券入れが見えるけれども、この時は気づかなかった(^^;
だって受付が見えていたし。
それにしても共同浴場あるあるだけれども、驚くほどの貼り紙系の数(^^;
とてもじゃないけどチェックしきれず、窓口へ行くと無人。
この窓口↑の右側に穴が開いているでしょう。
ここから入浴券を入れるんだろうと思い、そうしたのでした。
ここでもたぶんOKだけれども、皆さんは券売機の横に入れてください!
なお休憩室は閉鎖中。
これがコロナ禍のみのことか、ブログ投稿現在はどうなっているかは分かりませぬ。
そうそう、入浴時間は6時~21時。
休業日は4つの共同浴場でずらしてあり、荒瀬共同浴場は第1木曜日が休み。
脱衣所の写真は撮り忘れ。
シンプルな棚だったと思う。
そして浴場内には地元のおっちゃんが3人。
各々きっといつもの場所でゆっくりされている。
全員床に直座りがいかにも共同浴場らしい。
なお写真は湯気で不鮮明なものが続きますm(__)m
洗い場といってもスペースがあるだけで、見える蛇口から出るのは水。
必然、お湯は皆さん浴槽から汲む。
一応入って左手前の隅にかけ湯槽はあったけど、一人の御仁がその脇に座り込み状態だったのでしっかり確認・使用・撮影はできなかった。
無色透明な湯は源泉名が「荒瀬ノ湯」。
源泉温度52.2度、pH7.9のナトリウム-塩化物泉。
成分総計は1.250g/kg。
自然湧出。
この湯を浴槽の底から投入し、基本は完全かけ流し、ただしセルフで自由に加水して使用している。
これ↓は奥の御仁が加水したときの写真。
適当に入れるとちゃんと止めてくれる。
浴槽にそんな加水用の蛇口が2つあり、普段は知らないがこの時は双方の蛇口から時折加水をしては止めていた。
加水なしで入りたいところだけれども、これは現地ルールに従うしかない。
浴槽の床は石材の部分もあるが、基本は木の板が隙間を開けて並べてある。
源泉湧出地はすぐそばで、そこから浴槽の底に引いていて投入しているとのこと。
足元湧出に近い新鮮さと考えてよいのでは。
分かりづらいかもしれないけれども、たまにプクプク↑が確認できる
源泉はほぼ無臭で淡い塩味がした。
浴槽の温度は体感で45~6度ぐらいとなかなかに熱いが、共同浴場らしくてよいのでは
しっかりとしたスベスベ感があったように思えたけれども、これまでの源泉コーティングで果たしてどうだか。
浴後は汗がまったく引かず、着衣するのにかなり難儀をしたのでありました(^^;
なおぼくはこの時点で全く気付かなかったのだけれども、大湯温泉の共同浴場は最近基本は撮影禁止になっているとの情報もあり。
現場では何も言われませんでしたが。
オフィシャルから指摘があれば差し替えるかもしれません。
次は旅館の立寄り湯を。
大湯温泉 荒瀬共同浴場
秋田県鹿角市十和田大湯字荒瀬25
0186-37-3055(大湯地区共同浴場利用組合)
入浴料 200円
6時~21時 毎月第1木曜定休
<源泉名:荒瀬ノ湯>
ナトリウム-塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
52.2度
pH7.9
成分総計 1.250g/kg
自然湧出
無色透明
ほぼ無臭
淡塩味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
(完全)かけ流し・セルフ加水あり
2022年10月入湯
※数値はH29分析書より