産まれた日のこと(後日談)

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第二子出産でドタバタ劇を演じた私。


①助産師さんの話

数日後(?)、ちゃえるクンを取り上げてくれた助産師さんに会った。

笑いながら、大変だったのよ~~なんて話してくれた。


モニターで見ていたら、自動ドアが変な動きをしていた。

これはまずいかもと思っていたら、現れた私はソファーで突っ伏している。

大急ぎで車椅子を探したら、いつもの場所にない!!


でも、そんなもの探している場合じゃない。

旦那さんと二人なら抱えられるはず!と3階から階段を駆け下りてエントランスに行ってみるといない!

再度階段を駆け上っていくとちょうどエレベーターが開いて私らが現れたらしい。

すごいスピードだ。


助産師仲間からは

「あんたが走り回っている姿の方が見たかった」なんて言われたわよ~と笑っていた。



私から見たらほとんど役に立っていなかったくろえるだが、

助産師さんからはすごくほめられていた。



②破水

産んだ後、

「ところでしろえるさん。いつ破水したの?」と聞かれた。

「へ?破水なんてしてませんが??」と答えると、

「破水していましたよ?触ったら膜がなくて直接頭だったし。」

「ええ!?」

「やだ、本当に気づいてなかったの?」

「・・・。」


私・・・二人出産したけど、

一人目は最後まで破水しなくて助産師さんに破水してもらい、

二人目は知らないうちに破水した。

破水知らないまま出産を終えてしまった。

ちょっとショック。



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産まれた日のこと

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第2子を出産しました。


名前は「ちゃえる」くん、男の子です。


またB型でした。

予想してたけど。



陣痛が来たのは、3月6日午前2時27分。


その日なぜか1時過ぎに目が覚めて眠れなくなった私。

布団の中でごろごろしていたところ、お腹の中で「ぽこん、ぽこん」と2つ音が鳴った。


なんだろう・・・?と思っていたら腹痛。

もしや陣痛・・・?


「えーー、夜中はいやー、寝たら明日になってたりしないかなー。」

と淡い期待を抱きながらもう一度目をつぶる。


5分後。

いてて・・・。


トイレに行くと少し出血。

うーむ。やっぱり陣痛か?

でも、5分??

経産婦は陣痛間隔が10分~15分になったら病院に来るように言われていたけど、いきなり5分間隔っておかしいよねぇ・・・?

陣痛じゃないのかも。


やっぱり寝よう。。。


再度布団に戻る。

そして、5分後。

いてて・・・。


やっぱり陣痛なんだろうか?

トイレに行きたくなり行ってみると下痢。

んー。お腹が下って腹痛なのかなー?


こんなことを繰り返しながら約30分。


こんな時間に旦那をたたき起こして病院に行って、単なる下痢だったら一生バカにされるよなー。

もう少し様子をみよ・・・いでででで・・・・・・・・・・。

いたいっ!

いたーーーーーーーーーい!!


やっぱりこれ陣痛じゃん。

なんでいきなり5分間隔?

おかしいいいいいいいいいいい。


くろえるを起こす。

「なんで今?」

開口一番、文句言われる。

そんなん私が聞きたい。


病院に電話する。

今すぐ来てといわれる。

そりゃそうだ。


急いで支度をする。

この時点で既に3分間隔に短縮。

やばい。本当にやばい。

着替えている間に陣痛加速。

痛い。


靴下を忘れたことに気がつく。

が、階段を上って取りに行くのはもはや無理。

くろえるに頼む。


戻ってきたくろえる。

「ん?これタイツだった。」

・・・は?

タイツ?

タイツなんて2枚くらいしか持ってないのに大量にある靴下と間違える訳ないだろ。

絶対勘違いだ。

「みせて。」

・・・タイツだし。

「タイツじゃん!!!!!!!!!」

「だからタイツだって言ってんだろ!!!!!!!!!」

この期に及んで役にたたねぇ。


そして待っている間に2分間隔。

くろえるに靴下をはかせてもらってなんとか階段を下りる。

玄関に車をまわしてもらっている間に1分間隔。

やばい。。。痛い。。。


車の中でもだえ苦しむ。

病院に着いた頃には、陣痛の間隔は1分を切ってしまい、車から降りるタイミングを見失う。

しかし、ここで産むわけにもいかない。

根性で車から降りる。


自動ドアにスリッパが挟まっていて、ドアが変な動きをしている。

あぁ、閉まってしまわないようにくろえるがはさんだのか。

頭良いな。

ちょっとだけ見直す。


エレベーターが開くまでの間、ソファーでいきみ逃し。

痛いーーーーーーーっ。

くろえるが、「立ったら楽だって言ってたっけ?」と言ってくる。

どあほう。

前回のお産のとき、立って陣痛を加速させたことを言っているのだろう。

今加速させてどうする。1分間隔になって既にピンチだっつーの。

予習くらいしておけドアホ。

・・・と言いたかったが痛すぎて言えず。

静かに「使えないカウンタ」がインクリメントされるのみ。


わずかな合間を見て、エレベーターへ駆け込む。

エレベーターの中でも陣痛は容赦なくやってきて、もはや立っていられない。

手すりにつかまって崩れていたら

エレベーターが開いて、あわてた様子の助産師さん。

「なんでこんなんなってんの!?」

「ゆっくり息して!!」


股を持ち上げられながら分娩室に担ぎ込まれる。

こんな体制で支えられるのって多分一生に1回だ・・・とか考えつつ、分娩台へ。


てきぱきと準備が整えられていくが、その間にも容赦なくやってくるMAX陣痛。

どう逃しても、自然と力が入ってしまう。

「まだ準備できてないから力いれちゃだめ!!」

「ゆっくり息して!」

「手は胸の上!!」

無茶言うなーーー


「まだシーツ敷けてないから、産んじゃだめ!

赤ちゃんきれいなところで産んであげたいでしょ?」

うぉぉぉおおお。

母ちゃんがんばる。



陣痛中は少しのことでも気に障るもの。

陣痛室は暑い。

私はタートルネックを着ていたのだが、首が汗ばむ感覚がものすごく気に入らず、

陣痛の合間にタートルネックを脱ぎ捨てる。


パジャマ着せてもらえるものだと思っていたが、助産師さんはそれどころではない。

自分もそれどころではない。

結果・・・ブラキャミ1枚で続行。。。



やっと準備が整ったらしく、

助産師さんから「いきんでいいよ」とのお言葉が。

1回試しにいきんでみる。


なんだかもうすぐそこにいる・・・。

「もう出そうですか?」

「うん。頭が見えたり隠れたりしているよ。」

そんな気がしたよ・・・。


次1回で決めてやる。

なぜか妙な気合が入る私。

波が来る。

うぉりゃーーーーー。

「頭でたよー。力抜いて。」

無茶いうなーーー。

出したい、出したい。出したいんじゃーーー。

「だめっ!お願い!力入れないで!」

うぉーん。

どうしても入ってしまう力。

たすけてーーー。


と思っている間に、ずるんという感触とバシャっという音。

あぁ。産まれた。。。


ほっとしながら赤ちゃんの方をみてみる。

産声が聞こえる。

「赤ちゃんだ。。。

よかった。。。」

我ながら変な感想だがそう思った。



私は胎盤を出してもらったり、後の処置をしてもらったりして、

赤ちゃんは聴診器を当てられたり身体を測られたりして、

私の手元にやってきた。


ちっちゃい。

あったかい。

きもちいい。

やわやわだ。


写真を撮ってと言ったところ、立ち会いはしたもののまるで出番のなかったくろえるが

「その格好でいいの?」と一言。

その時になってやっと自分がキャミ・・・と言うか下着1枚だったことに気づく。

良くない。。。


やっとパジャマを着せてもらって記念撮影。


おっぱいを吸わせてみたりするがお互いに全然。

経産婦なので、産んだ瞬間にあふれ出るものかと思っていたがそういうわけでもなかった。

赤ちゃんもお疲れのようで、興味を示してくれず。

形だけやってみておしまい。


くろえるも「落としそう・・・」とか言いつつ抱っこしていた。



始めの陣痛がやってきてから2時間弱、病院についてから20分、本気でいきんだの2回で産まれたちゃえるクンだった。




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産んでくれと頼んだ覚えはねぇ!?

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とあるドラマを見ていたら

「産んでくれと頼んだ覚えはねぇ!」と言っていた。



いや?

頼んだよ?




だって、自分で出てきたじゃん。




自分で腹を突き破らんばかりの力で出てきたじゃん。

だから、あの陣痛にも耐え、出てくるのを助けるために汗だくでいきんだんだよ。

いやー、大変だったよ。

いくら安産だったとは言え・・・、産前も産後も含めて大変だったよ~(ΦωΦ)ふふふ・・・・




言葉で頼まれてはないけどね。。。

あんた言葉しゃべれなかったし。



自分で産まれるって決めて、がんばって出てきたから、ママも一緒に頑張ったんだよ。

残念ながら、産んでくれって小さな体全部使って言ってた。うん。



だから、もし将来、「産んでくれと頼んだ覚えはない」と言われたら、

「あら、忘れたの?産んでくれっていってたよ?」と答えてあげよう(*゚▽゚*)


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妊婦検診はきちんと受けよう

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最近、救急患者のたらい回しが社会問題になっている。


私もその報道を見て人事ではないなぁと思っていた。

妊娠出産は幸せなイメージではあるが、実際は命がけである。

万一何か起こったときに、たらい回しにされたら・・・と思うとぞっとする。

個人病院よりもNICUの整った大病院の方が良いのだろうか・・・と悩んだりもした。



・・・が、私の住んでいる地域は、産婦人科が少なく若い夫婦が多い地域。

ぶっちゃけ、お産難民が本当に出るような土地柄。

悩む間もなく、大病院は定員に達し、あっさり締め切られていた。

「おいおい。。。私なんてまだ出産予定日すらわかってないのに、もう締め切りかよ・・・。」

ちょっと呆然とした。



というわけで、選択の余地もほとんどなく、個人病院でお世話になることになった。

最初に個人病院に行ったのは、大きい病院がなんとなく怖かったからなのと、同じ先生にずっと面倒見てもらいたかったからなので、その希望は叶ったし、個人病院で産んで満足している。

ご飯もおいしかったし♪



で、本題に戻る。


母親学級の時。

ちょうど、たらい回しの話が出た。

有名な妊婦たらい回し事件の妊婦さんは、妊婦検診をきちんと受けていなかったらしい。

助産師さんはちょっと感情を抑えきれないような顔をしながら、

「きちんと妊婦検診を受けていれば、そこまで重症化せずに済んだかもしれないし、提携の病院に搬送してもらうこともできるんです。

妊婦検診を受けていないハイリスクな患者さんを受けて、妊婦検診をきちんと受けていた患者さんに迷惑かけるわけにはいかないんです。

だから、みなさん、きちんと妊婦検診受けてください。」

と言っていた。



報道ではたらい回しにされたことばかりを取り上げて、

どの病院が悪いか、どの医者がミスしたのかの犯人探しをしていたけれど、

実際は妊婦検診もきちんと受けていなくて、患者さんの方にだって落ち度はあったらしい。

医療の現場にいる助産師さんとしては、たまらない気持ちになっただろう。。。



妊婦検診を受けていれば、

重症化して救急車で運ばれることになる前に異常を検知して、薬で抑えたり入院させたりすることができる。

また、万一重症化してしまった場合でも、カルテがあって、その人の基礎データがある状態なので、原因究明や対処方法の決定も迅速に的確に行えるのだと思う。


ママの命と赤ちゃんの命、ふたつを預からなくてはならず、時間との戦いなのに、基礎データもない。

ただでさえ人が少なくて大変だと言われている産婦人科医。

そんな患者さんを受け入れる余裕なんかなくても仕方がない。



自分を守るためにも、赤ちゃんを守るためにも、無事に出産することを祈っている家族や友人を守るためにも、妊婦検診はちゃんと受けてくださいね。


悲しい事故で亡くなる赤ちゃんや妊婦さんが一人でも減りますように・・・。


産婦人科医ってすごい

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お産で入院していた時のこと。


私が出産したのは個人病院で、基本的には先生は一人。

曜日によっては先生は大学病院で診察しており、代わりに別の先生が診察するというシステムをとっていた。



私のお産が19時。

それから2時間ほどして、部屋へ戻った。

部屋で夕食を食べ、就寝。。。



全身疲れているはずなのに眠れない!

興奮しすぎなのと、暑いのと、痛いのとで、まったく眠れない。

くろえるにメールを送ったりしていたが、「早く寝ろ」と優しくもつれないお言葉。



部屋が暑いのと自分が熱いのと両方で、暑くてたまらない。

涼みに廊下へ出た。

目の前は新生児室。

カーテンは閉まっていたけど、隙間からのぞくとちょうどそこにはももえるが。

「うへへ~、かわいいなー」

「本当に産まれたんだなー」

「無事に産まれてよかったなー」

想いは尽きない。。。



すやすや寝ているももえるを見ていたら、先生が通った。

ひとつお産が終わって帰るところだと言う。

こんな夜更けに、産婦人科医大変だなーと思いつつ、

「おやすみなさい」と挨拶すると、

「おやすみ。またくるよー」と一言。

どうやら、次のお産も近いようだった。



その後部屋に戻ったが、やはり全然眠れず、人生初の睡眠薬を処方してもらい、眠りについた。



朝。。。

楽しい朝食タイム。

他のママさんたちの話を聞くと、どうやら昨晩は私のお産を皮切りに5件も続いたらしい。

ぐぇ。先生、あれから3回も来たのか。。。

そういや、昨日の昼間は普通に外来やってたよなー。

昼に外来やって夜に5件も赤ちゃん取り上げて・・・

これから外来!?

ぐはっ。。。



入院患者の朝の診察時間。

そこには若干疲れた顔をした先生が、いつもどおり軽口をたたいていた。

話には聞いていたけど、ホントたいへんだな・・・産婦人科医って。



そして、その日の夜・・・

またもや、お産が続き、その数4件。


・・・。

なんかもう、いつ寝てるんだ?

大丈夫なのか、先生は?

夜寝ないと無理な私には絶対勤まらない仕事だと思った。



そんな先生は、

「女って大変だよなー。俺、生まれ変わっても絶対女にはなりたくないよ。だって、色々痛いし大変だよね~」

とへらへら笑いながら言う。

「私は、産婦人科医にはなれないと思いましたよ・・・(^▽^;)

女よりももっと大変ですよねー」と返すと、

「えー大したことないよ」と笑っていた。



たいしたことあると思う・・・。

・・・どんだけタフなんだ??



産婦人科の先生方が大変なのが良くわかった。

でも、元気で頑張ってほしいと心から思う。

無事に産ませてくれてありがとう、先生。

出産の話<後編>

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分娩台に寝かされると、てきぱきと準備が整っていく。


すごいなーと思っていると、次の陣痛が。
いきむように言われるが、「は?どうやって?」という状態。
おそらく本能でなんとかなるのだろうと思い、とりあえずいきんでみる。



「しろえるさん!顔じゃなくてお尻に力を入れて!」

・・・違ったらしい。
私の本能って一体・・・orz



中から出ようとする圧倒的な力が痛みになったものが陣痛。
その痛みを再度力に変換するのがいきむということのようだった。



陣痛の波と共に必死にいきむ。
「うーーーーーーーーんっ!!!」


「声出すと力が逃げるから声出さないで!」
うぉぉ~。



もう必死。
人生最大の必死。
さっさと出てきてお願いっ!



自然分娩を希望しており、医療介入はあんまりしたくないなーと思っていた私だったが、もうそんな気持ちは吹き飛んでいた。


「しろえるさん、ちょっと会陰切らせてもらっていいかしら?」
もーいくらでも切ってっ!!


「しろえるさん、良い陣痛来なくなってきたので、促進剤入れたほうが良いかなー」
じゃんじゃん入れてっ!!


「しろえるさん、あとちょっとなんだけど、赤ちゃんの頭が骨に引っかかってなかなか出てこないの。」
骨?削って! (←ありえないw)



最後には、助産師さんにおなかの上から押され、出口ではお医者さんと助産師さんがなんかしており、くろえるが私の頭を上げてサポートをしている中、いきむという状態。
なんかもー、色んなところが色んな風に痛いお陰でわけがわからない。

自分の体なのに、人生最大にわけがわからない。


とりあえずできることはいきむことだけなので一心不乱にいきむ。
すると、「はいっ!出ますよっ!」と助産師さんの声。

頭を上げてみていると、にゅるっとした感触と共に娘誕生。



やっと産まれたという安心感と共に、「産声は?手は?足は?元気なの?」とやっぱり気持ち的に必死で顔を見る余裕もない状態。

しかし、この時くろえるは「紫色の高木ブーが出てきたっ!」と思っていたらしい。。。おいっ!


無事産声も聞こえ、一安心。
しばらくして、体をきれいに拭いてもらった娘が私の胸の上にやってきた。
このときやっとじっくり顔をみたのだが・・・
「しまった!おっさん産んでもーた!」
これが感想。。。すまん娘。



胸の上に乗っているおっさんなわが子・・・。
見ているうちにどんどんかわいく見えてくるから不思議だ。
そして自然と「愛おしい」という感情が沸いてきて我ながら驚いた。
私にもそんな感情があったんだなぁと思うとちょっとくすぐったいような気分。



そして、陣痛中は「絶対にもう自然分娩なんかやらないっ!次産むなら和痛分娩にするーーーーーーっ!」と思っていた私だったが、産んだ途端にもう一度産んでもいいかなと思ってしまったから不思議。


出産の話<中編>

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留守電に入れてさっさと陣痛室へ行こうかと思ったものの、電話鳴らさないと気づかないだろうし・・・とひたすら電話。
やっと電話の向こうからのんきそうな「もしもし」が返ってきた。


事情を説明し、「さっさと来ないと産まれちゃうからね!!」と脅しをかけたところ、「俺が着くまで待ってて」と相変わらずのんきな一言。
待てるかーーーーーーーっ!!
こっちは一秒でも早く産みたいんじゃ!!
即答でお断りし、電話を切る。



よろよろと陣痛室へ移動し、いきみのがしタイム。
予習した本には痛くない体勢を探すと良いと書いてあったので、縦になったり横になったり斜めになったり色々試すも痛いものは痛い。
そして、母親学級などで練習し、前日も練習していたはずの呼吸法なんて頭から吹っ飛び、何をどうしてよいのやら・・・という状態。


助産師さんに呼吸法などを指導してもらうも、痛くてその通りになんてできない。
「うぅ~うまくできないよ~、いたいよ~、くろえる来ないよ~、うわーん。」
という気持ちだったが、そこは助産師さん慣れている。
「はい~、しろえるさん、上手ですよー。大丈夫~、もう少しがんばって~。
はい、鼻で大きく息を吸って~、吐いて~」と言いながらマッサージしてくれ、とことんやさしく頼りになる。


しかし、助産師さんはお忙しく、陣痛の波が治まると
「じゃぁなんかあったら呼んでくださいね~。また来ますね~。」と華麗に次のお仕事へ行ってしまう。
うぅ。行かないでー。
ずっとそこにいてー。あうあうあー。



陣痛の痛みというのは、ただ単に痛いのかと思っていたが、
実際は中から出てこようとする圧倒的な力が痛みとなって現れたもので、
私の場合、ヤマタノオロチが肛門を突き破って出てきそうなイメージ。
なので、肛門を押さえてもらうと楽なのだが、一人だとなかなかそれもできない。


くろえる何しとるんじゃ!?
この肝心なときにいないなんて!
この役立たずっ!!
うわーん。
末代まで祟ってやる~~~!


呪いも最高潮に達していた頃くろえるがやってきた。
「ごめん。渋滞にはまってて。」
ごめんじゃねーよっ!あんぽんたんっ!!



そこからは、旦那といきみ逃しをする方法を助産師さんに習って、いきみ逃し続行。
くろえるにもたれかかると汗臭い。
くせぇ。。。(むかっ)


くろえるの息がかかる。
くせぇ。。。(むかっ)


陣痛中は何が気に障るかわからないというが、私の場合は臭いに敏感になったようだ。
彼の名誉のために言うと、通常気になるほどの口臭の持ち主ではないし、その日も歯磨きをさぼったとかいうわけではない。



多少いらっとしながらもいきみ逃しをしていたところ、急に睡魔に襲われた。
ものすごく痛いのに、ものすごく眠くて、そのままじゃいられないくらい。

なんでー??どっかおかしいのかな・・・?
不安になりナースコール。

「あの・・・すっごく眠いんですけど・・・」
「それは赤ちゃんからの休憩のプレゼントですよ。寝て良いですよ。」


安心し横になる。
陣痛と陣痛の合間にすーっと眠りに落ちていく。
寝ながら、次の陣痛の予兆を感じる・・・
「うぅ。。もうちょっと寝たい・・・パス!パス!」
そんな願いも空しくドカーンと陣痛はやってくる。
そして、陣痛が通り過ぎるとまた寝る・・・という繰り返し。


しばらくしてそろそろ起きようかな・・・という気になり、起き上がったところで特大の陣痛。
暖かい液体が出てきた感じがしたので再びナースコール。
子宮口が全開になっており、いよいよ分娩室に移動することになった。


分娩の話は次回。

出産の話<前編>

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ご無沙汰しております。しろえるです。

無事出産しました。
そして、この1ヶ月おっぱいと格闘の日々を送ってました。



計画入院当日、忘れもしない4:47。
陣痛発動。


寝ぼけながら、
「ん・・・?なんか痛い・・・なんだ??陣痛??
陣痛なら次があるだろうし・・・まぁいいや、寝よう・・・。」



次が5:03。
「ん・・・?やっぱり痛いかも・・・。なんだかすごく痛い気がする。やっぱり陣痛かな?」
ここら辺で本気で陣痛かもしれないと思い、目が覚める。



「どうしよう?本物の陣痛??
次が来るのかな?気のせいだったのかな?」
と布団の中でどきどきしていたら、次の陣痛が。
「ぐぉぁ~~~。痛いいいい」
さっきまでは寝ぼけていたからあんまり痛くなかったけど、目が覚めると痛い!!!
布団の中でもだえていたら、その気配にくろえるが目を覚ました。



「どうしたの?」
「陣痛みたい。痛い。。。うううぅぅ・・・。」
「陣痛!??まじ!?ひゃっほぅ!!」
「あ、直った。(ケロっ)」



くろえるがお風呂の準備をしてくれ、、
あったかいお風呂に入ったらかなり陣痛もやわらいだ。
あー、ずっとお風呂にいたい。
(破水してない場合はお勧め!!)



病院へ連絡したら、計画通りに病院へ来れば良いということだったので、時間通りに病院へ。
初産だし、赤ちゃんも上のほうにいたため、こりゃ明日になるなーと覚悟を決める。
くろえるはいてもしょうがないような雰囲気だったため一旦帰宅してもらう。
・・・と同時にお産は一気に進み、あっという間に呼び戻し。



陣痛の腹を抱え廊下に出て電話しているのに、一向に出やしない。
こ、ころす!!
何かあるかもしれないからいつでも電話は出れるようにしておけと言っただろう!どあほっ!!
・・・この頃、くろえるは、隣のおばちゃんと談笑中だったらしい。



何度電話しても出ないが、もう陣痛室へ入るという段階なので何度も電話しに行く。
いたい・・・いたいよぅ・・・
通りかかった助産師さんが、慰めてくれる。
私半泣き。
・・・この頃、くろえるは、車のオイル交換に行っていたらしい。



いつでも発動できるようにしておけと言ったのに!!!
さて、くろえるは出産に間に合うのか。どうなる?しろえる!!
後編に続く。