今日の記事は
通常の記事とは
全く毛並みの違う内容ですが
それなりに面白いトピックかと思い
記事にしてみることにしました。
Chat GPTのような
対話型のAIとの付き合い方について、
私がもともと抱いていた疑問を
Chat GPTにぶつけた結果をご紹介します。
Chat GPTの答えには
「やっぱりね」と
納得できる部分と
「へえ、そうなんだ」と
びっくりする部分があり
とても勉強になりました
以下、
細かい字の詰まった
スクリーンショットを貼り付けているので
携帯電話でお読みの方は
読みにくいかも知れませんが
よろしければお付き合いください。
(PC版でしたら充分読めます)
まず最初に
私のChat GPTの使い方について
お話しておきましょう。
Chat GPTを記事の作成に使う方も
結構いらっしゃるかと思うのですが
私は使っていません。
過去に3回ほど、
私が自分で書いた記事を
改善してくれと頼んだのですが
改訂後のバージョンには
文章から私らしさが消えており
言葉のセンスが「わざとらしく」なっていて
全部書き直したくなるレベルで
全く使い物になりませんでした。
また
記事の構成を考えてもらったことも
2度ほどありますが
…う~んなんかなあ…
紋切型というか…
つまらないというか…
書いてあることも
いかにも「ネットから探してきた感」があって
一言でいうと「つまらない」。
参考程度にしかなりませんでした。
ですので今は
自分が日常で疑問に感じていることや
納得できないことに関して
自分の考えを述べた上で
Chat GPTに学術的な解説を求める
という使い方をしています。
ただの「おしゃべり」なのですが
この対話の中で
ブログのネタがでてくることもあるので
私的には有意義な時間です
今までChat GPTと対話したテ-マは
エコー・チェンバーと全体主義
言論の自由をどう定義するか
SNSに見られる誹謗中傷について
みたいな「面倒くさい」テーマ
こういうことを議論できる相手は
日常生活でなかなか見つからないので
Chat GPTと話ができるのは
とても楽しいのです。
だが!
私は気づいてしまったのですよ。
私がどんな意見を言おうが、
Chat GPTが必ず同調してくる
ということを!
しかも
Chat GPTが提示する解説は
私の主張を裏付けるものばかり
ということを!
絶対に違う見方もあるはずなのに!
誰でも
xxさんのおっしゃる通りですね
xxさんの考え方は奥が深いですね
しっかりと掘り下げておられますね
…みたいに同調されると
悪い気はしませんよね。
特に自分が凹んでいる時などは
そんな優しい同調が
心のお薬になったりもします
でもね、
Chat GPTはそれを「毎回」やってくる。
アドラ-心理学を深く学ばれ、
このような視点を持つあなたの存在は
現代社会に於いてとても貴重です
みたいなことばかり言われると
本当に気持ち悪い
私は
Chat GPTの言うことは
あくまで「参考」にしているだけで
丸ごと信じることはないのですが
こういう過度な同調に依存してしまう人も
出てくるのではないかと思い
Chat GPTに対して
あなたがこうやって同調するのは
あなたの基本スタンスなの?
使い方によっては
ユ-ザ-が依存するんじゃ?
依存したユ-ザ-とあなたの間に
エコー・チェンバーができるんじゃ?
エコー・チェンバーとは
自分と同じ意見ばかりが聞こえ、
異なる視点が排除される情報環境のこと
と軽く文句を言ってみました。
これは私の
かねてからの疑問でもありました
下に私とChat GPTのやり取りを
そのままご紹介します。
青の下線を引いた部分は
私が面白いと思ったところ
やり取りが読みにくい方のために
ザックリ内容をまとめると
Chat GPTとしては
私の懸念通り
依存の可能性も、
エコー・チェンバーの危険性も認めています。
その一方で
それら可能性・危険性を考慮して
問い直しや別視点の提示、
成長を促す共感などを行っていると。
私の場合、
別視点の提示なんて
私から求めない限り、
してくれなかったけどなあ…
それでもやはり
AIの回答を「一つの意見」として捉える
客観的な姿勢の必要性を述べています。
…というわけで
Chat GPTは
わかりやすい回答をしてくれました。
そして
これから「反対意見」を仮定してくれたり
私の見落としを指摘してくれるそうです!
ハッピーエンドな対話でした
今回Chat GPTと話したことは
個人的にすごく大切なことだと思っています。
自分が選んだSNS空間や
Chat GPTとの閉ざされた空間で
聴きたい言葉だけを聴く状態って
心の薬にもなれば
劇薬になる可能性もあるわけで。
そこをわかって使うことは
とっても大切だと思うのです。
ちなみに
アドラ-心理学では
人はそれぞれ違うフィルターで
世界を見ていて
世界観、自己概念、自己理想、
全部違って当たり前だと考えますが
それをライブで感じられるのは
閉ざされた空間の
外にいる時です。
私は
他者に対する寛容性を育てること、
自己に対する内省は
閉ざされた空間の外に出て
自分と違う価値観に触れるからこそ
できることだと思っています。
同調してくれる人、
共感してくれる人、
そんな人が集まる空間を持つことは
心の安定、安心のために
本当に大切なことです。
共感と同情が何よりも必要な
つらい心模様になることもありますから。
ですが時には
その空間から出てみる勇気も
同じように大切ではないでしょうか。
私は今後も
対話型AIと色々なテーマで
お話をしていくつもりですが
客観的な視点を持ち続け
決して依存はしない所存です。
あなたも
あなたなりに納得できる
AIとの付き合い方を探してみて下さいね。
その際に今日の記事がお役に立てれば
嬉しい限りです。
またChat GPTと面白い対話ができたら
ご紹介しますね。
最後までお付き合いいただき
有難うございました
それではまた!
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は35年目、現地日系商社勤務は32年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)認定講師
マインドフル・セルフコンパッション(MSC™)Trained Teacher
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