あなたは「人を愛する」とはどういうことか
深く考えたことはありますか?
私は若いころ
父を愛せなかったが故に
人はなぜ生きなければならないのかとか
憎しみはなぜ生まれるのかとか
そもそも愛ってなんだろうとか
そんなことを
よく考えていましたし
今でもよく考えます。
答えが見つかった気になることもあれば
やっぱりわからないと
ガッカリすることもありますが
人を愛するとはどういうことかについては
私なりの答えを見つけたと思っています。
ですので今日は
私にとって「人を愛するとは」
どういうことか
について書いてみようと思います。
ここに書くのは
あくまでの私の考えですが
あなたにとっての「愛」を考える
きっかけになれば嬉しいです。
To love someone is
to learn the song in their hearts
and sing it to them
when they have forgotten.
人を愛するということは
相手の心の中に響く
やさしさや喜びの歌を学び
相手がその歌を忘れた時に
思い出させてあげること
これは
ノルウェーの作家/詩人
アルネ・ガルボルグが残した言葉、
私が大好きな言葉です。
愛する人の心の中に流れる
美しいメロディーを聞き取るため、
つまり
相手の良さ、
素晴らしさを見るためには
相手に対する深い関心と
優しい眼差しが必要ですよね。
自分にばかり関心を向けて、
相手を見ていなければ
その人の心の美しさ、
抱えている苦しみや葛藤を
感じ取ることはできません。
そして
大切な相手だとしても
共に過ごす時間が経つにつれて
一緒にいるのが当たり前
相手に何を言ったって大丈夫
そんな驕りや甘えが出てきます。
だからこそ
意識的に相手に関心を寄せ
やさしい眼差しを注ぐ
努力
が必要になってきます。
私にとって
人を愛するとは
相手に興味関心を持ち
相手にやさしさを持って共感し、
相手を理解しようと努力することです。
そして
相手が自信を無くしたり
自己嫌悪に陥った時に
相手が忘れた歌を歌ってみせ
相手の素晴らしさに気づいてもらう、
これも大切な愛の行為ですね。
ですが
苦しんでいる相手に寄り添い
相手に生きる勇気を与え続けることは
決して簡単なことではありません。
相手の苦しみが深ければ深いほど
自分の苦しみも深くなり
その中で
溺れてしまいそうになることもあります。
自分の電池が切れてしまい
全てを投げ出したくなることもあるでしょう。
それでも
自分を労わり
自分の電池を溜め
また相手に向き合おうとするには
強い決意が必要です。
私が娘の心の危機に寄り添った時
私を支えてくれたのは
「どんな娘でも愛そう」という
私の「決意」でした。
相手の良さを見続ける努力と
相手を愛し続けようとする決意、
私にとっては
これらが「愛」の必要条件です。
つまり
私にとって
人を愛するということは
愛そうと決意し
その努力を続けること
歌を忘れた時の相手を支える決心をし
相手の心の歌を聴く努力を続けること
です。
ちなみに
私の家の近くには
大きな高齢者介護施設があり
お年寄りのカップルが
手をつなぎながら散歩する姿を
よく見かけます。
お互いを気遣いながら
ゆっくりと歩く姿を見ながら
私が深く感動するのは
彼らが絶え間なく
お互いを愛そうと決意し努力してきた
その軌跡を見るからです。
恋に落ちることは
誰にでもできます。
気持ちが高揚していれば
どんなあばたもエクボに見えます。
恋している相手を大切にすることは
誰にだってできるんです。
ですが
エクボがあばたに見える時が
いつか必ず来ます。
恋の魔法が解けた時、
その人の心に流れる美しい歌を
聴こうとする努力ができるかどうか。
人を愛することは
時にとても難しいのです。
だからこそ
一生をかけて挑む価値のあるタスクであると
私は思うのですが
あなたはどう思われるでしょうか。
記事の中でご紹介した
アルネ・ガルボルグ(Arne Garborg)の言葉
To love someone is to learn the song in their hearts
and sing it to them when they have forgotten.
は、
私が大好きなマインドフルネス指導者、
Tara Brachさんの著書
Radical Compassionの中でも
紹介されていますよ↓
それではまた明日
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は35年目、現地日系商社勤務は32年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)認定講師
マインドフル・セルフコンパッション(MSC™)Trained Teacher
アドラー心理学勇気づけELMリーダー
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