【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

●ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院は「2年制整体学校」と「JHSC整体治療室」を運営しています。


数年前から続く股関節痛(?)の整体治療
5診目で改善した症例の解説です・・・

患者Sさん=64才-男性・会社役員の症例
 

股関節痛、膝関節痛の整体治療【総合案内】はこちら
● JHSC整体院の総合治験例はこちら






①    Sさんの病歴・・・
患者Sさんは、別件(不整脈)で来院していましたが、かなり以前から左の股関節付近の痛みがあり、歩行にも支障があるので、本件も併せて整体治療する事になりました。

 



②    Sさんの診察
【股関節痛に関する所見】
・痛む部位は左の股関節付近(左鼠径靱帯の直上付近)で、軽度の鈍痛が常時あるそうです(安静時痛)。体幹を後方にそらす姿勢や、歩行時などで左足の屈曲時(挙上)には同部の痛みが強くなり、さらに右足に比べて左足は屈曲しづらいそうです。左臀部にも鈍痛が常にあるそうです。整形外科での診察では、特段の異常は無いとの事だそうです。整体や鍼灸治療なども試されたそうですが、ほとんど改善はしなかったそうです。
・20代の頃に梯子から転落し、左の肋骨(R3~5/腋窩付近)を骨折した事があるそうです。また30代から十年間ほど空手をされていたそうですが、稽古相手の蹴りによって、上記と同じ部位を骨折した事があるそうです。
・40代の頃にCT検査を受けたそうですが、その時の担当医から「内臓脂肪の気があるから、注意するように」と言われたそうです。
・40年ほど前にイボ痔になり、それ以降イボ痔が出たり入ったりしていたそうです。しかし2年ほど前から椅子に座ると肛門付近が痛むようになり、特に1年前はかなり酷かったそうです。
・30代前半に脂肪肝の指摘を受けた事があるそうです。その時は食事制限などで、翌年には改善していたそうです。
・7年ほど前に追突事故にあい、シートベルトによって左の肋骨(R11、12)を骨折した事があるそうです。
・5年前に間欠跛行になったそうですが、某病院を受診するも特段の治療はほとんどなかったそうです。ところが1年ほどで自然寛解したそうです。
・4年ほど前から一年に数回程度、原因不明の腹部の激痛に襲われる事があるそうです。痛む部位は下腹部で(特にS字結腸部)、間欠的な痛みが3~4日ほど続くそうです(1日目が強く、その後次第に緩和する)。冷える事がキッカケで腹痛が生じやすいそうで、冬場はもちろん、夏でもクーラーの刺激で生じる事もあるそうです。放屁(オナラ)や排便で少しは痛みが緩和するそうですが、それ程長持ちせず、すぐに痛みが再燃するそうです。下血や血便は無いそうです。
・2年前から夜間頻尿気味で、一晩に三回はトイレに行くそうです。また起床後には切迫頻尿もあるそうです。この件で医療機関の受診はされていません。
・残尿感、排尿遅延や遷延性排尿、あるいは尿の射出力減退は無いそうです。
・2年ほど前に亀頭包皮炎になったそうです。ステロイド系などの塗布薬で改善するそうですが、休薬するとすぐに再発しているそうです。
・4か月ほど前に新型コロナに感染し、それ以降食欲は落ちているそうです。便通は毎日あるそうですが、以前の半分程度しか出なくなっているそうです。便の性状は、ほとんど軟便だそうです。またガス(放屁)もかなり多いそうです。
・若い頃から胃腸は弱い方で、いつも胃もたれがあり、あるいは少し食べるだけでもすぐに腹部膨満感が生じるそうです。また食滞(食べたものが消化されないで、胃の中に残っている感覚)もあり、さらに下腹部の鈍痛(or違和感)もあるそうです。
・視診上、胸骨下角は約90度開いていました。腹部は全般的に膨満していましたが、特に上腹部の方が下腹部より膨満していました。打診上は心窩部~左季肋部付近で鼓音が、それ以外では濁音が聴取されました。
・頚胸部聴診上、血管雑音は無く、心音、呼吸音で特段の所見はありませんでした。
・腹部聴診上、血管雑音は聴取されませんでした。グル音は弱く聴取されました。左季肋部での振水音は聴取されませんでした(食後約3時間)。右季肋部でのハム音は聴取されませんでした。
・腹部触診上、胸骨最下端(剣状突起)、心窩部と左季肋部に著明な緊張と圧痛がありました。また臍部の左右でも同様の緊張と圧痛がありました。さらにS字結腸付近でも著明な緊満感と圧痛がありました。左の鼠径靱帯に軽度の緊張と圧痛がありました。しかし膨隆はありませんでした。
・臀部触診上、左のアルコック管付近と坐骨結節上外方付近で、著明な緊張(硬結)と圧痛がありました。同部の押圧で、直腸-肛門付近に放散痛が誘発されました。Sさんによると、「(左の坐骨結節上外方付近は)仰臥位で寝た時に痛くなる部位です」と仰っていました。
・アンビルテスト、ドレーマンサイン、トレンデンブルグサイン、スコアリングテストは陰性でした。トーマステストは左下肢で軽度陽性でした。
・腹部および下肢の知覚検査で左右差はありませんでした。

【不整脈、その他に関する所見】
・具体的な期外収縮の症状は、みぞおちの辺りから胸に向かって強く突き上がるような心拍動(期外収縮)が、一日に何十回も生じるそうです。背中痛があり(☚肩甲骨の下方付近)、同部がいつも固くなっているそうです。胸痛やめまい、吐き気、失神、前失神は無いそうです。
・Sさんの期外収縮歴は古く、30年前に某病院で心室性期外収縮と診断されたそうです。担当医より、それほど心配はいらないと説明されていて、特段の治療は無かったそうです。しかしSさんとしては、時には期外収縮が一日に何十回も続く事があり、気持ちが悪かったそうです。その時には奥さまに肩をもんでもらったりしていると、一日ほどで自然に治まり、その後しばらくは生じなかったそうです(生じたとしても月に一二度程度)。しかし今回は、それが10日も続いていたそうです。
・今から3年前にも風邪を引いた時に30年前と同じような強く頻発する期外収縮が生じた事もあるそうです。この時は数日で自然寛解したそうです。
・今回の期外収縮は今までの中で一番長く続いていて、特に食後やパソコン仕事で猫背になっている時などで誘発されるそうです。逆に、背を伸ばす動作をすると軽減or消失するそうです。期外収縮が生じる前、手に汗が生じる事もあるそうです。
・血圧は110/70mmHgで、血液検査では高コレステロール血症の指摘があるそうです。心電図検査で期外収縮以外の異常を指摘されたことは無いそうです。
・2年ほど前に左の五十肩になったそうです。現在では痛みはほとんど無いそうですが、外転は90度までしか挙上できませんでした。それ以上挙げようとすると(過外転)、上腕骨の上部(三角筋付近・上外側上腕皮神経領域)に痛みが生じるそうです。
・お寺廻りなどが趣味だそうですが、お寺廻りなどで階段などを上る際、今までは楽に上れていた階段も、1年ほど前からは息が上がるようになっているそうです(☚軽度の呼吸困難感)。
・胸焼け、呑酸は無いそうですが、かなり以前からゲップはかなり多く出るそうです(一日に60回以上・空腹時に頻発)。
・シャックリはほとんど出ないそうですが、2週間前に二日間ほど一日に何十回も出たそうです。
・両手指に軽度の振戦があり、特に右手は字を書こうとすると、かなり大きな振戦になるそうです。この件で医療機関の受診はされていません。
・壁を手で押しても肩甲骨の浮上はありませんでした。
・飲水による下部食道括約筋の排泄音検査では、剣状突起付近で排泄音が聴取出来ました。ただ排泄音が聴取される時間は二度あり、一度目は嚥下直後(1~2秒後)に聴取され、二度目は10秒前後でした。また排泄音の性状は、一度目は「ベチャ」という感じで、二度目は「ボコボコ」という感じでした。

 



➂ 治療目標と整体治療
⑴    S字結腸と大腰筋、腸骨筋、腸骨翼-鼠径部付近の癒着を剥がす
⑵    上記⑴によって筋裂孔の絞扼を解放する

    ・S字結腸解放テクニック
    ・腸骨はがしテクニック
    ・下腸間膜動脈叢解放テクニック

 





④    経過と結果・・・
・初診治療後、

左足を動かしていただくと、「あっ、左足が上がりやすくなっています。こんなの久しぶりです。お腹をそらしても(体幹を後ろにそらす姿勢)痛くありません。」と仰っていました。


・2診目来院時、

「あの後(初診治療後)、股関節の調子が良かったので、休みの日にお寺巡りで長時間歩いて行ったのですが、股関節の痛みは軽かったです。左足も上がりやすかったです。」と仰っていました。


・3診目、4診目も股関節の痛みほぼ解消していて、5診目になっても痛みは再発していなかったので、本件の集中治療はこれで終了し、様子を見て頂く事にしました。

 





⑤     今回の症例の概説、、、
Sさんの股関節痛は股関節に原因があるのか否か ?!
・股関節の疾患で注目しなければならない疾患は幾つもありますが(変形性股関節症、大腿骨頭壊死症、関節リウマチ、他)、本症例のSさんについては整形外科での検査で特段の異常の指摘は無かったので、ある程度股関節痛の原因を絞って診ていく事ができました。その意味で、そもそも論ですが、Sさんは当初から股関節痛と仰っていましたが、果たしてそれが正しいのかどうか、そこから入る事にしました。

 

 


その痛む部位は股関節、、、というよりは内臓の最下端では、、、
・確かにSさんが痛みを訴える部位は「股関節」と仰っていましたが、しかし微妙にその位置は正規の股関節の部位(☚スカルパ三角=下記注1参照)とはズレていました。そこでSさんに何度もその痛む部位を確認すると、股関節というよりは、その少し上の左鼠径靱帯の直上付近でした。

言い方を変えると、そこは「」というよりは、「内臓の最下端」と言うべき位置でした


注1)    スカルパ三角 (別名-大腿三角)
鼠径靭帯、縫工筋、長内転筋の内縁で囲まれた大腿前面の三角形状のくぼみこのくぼみの事で、この奥に大腿骨頭/股関節が位置している

 

スカルパ三角と腹部内蔵


・つまりSさんの言う股関節痛の原因は正確には股関節にはなく、股関節以外の部位の病態の可能性が高いのでは、と考えられました。ただ念のため、股関節に対する整形外科検査法を幾つか試しましたが、整体院レベルではありますが、股関節の異常を指摘する様な所見はほぼありませんでした(☚左のトーマステストが軽度陽性)。

 


内臓の最下端が痛みの原因部位 ?! 過去の事故および外傷歴が遠因か ?!
・以上の事から、Sさんの言う”股関節痛”の原因部位は股関節ではなく、同部に近い鼠径靱帯を含むその直上組織に原因部位があるのでは、と考えました。

 

・そこで”次に注目すべき所見は何なのか”と診ていく中で、S字結腸部の著明な緊満感と圧痛が目につきました。同部は正に、左の股関節の直上部位でした。また左の鼠径靱帯も軽度緊張していた事から、「この辺が怪しいのでは?!」と思いました。

 


・実はSさんの別件(亀頭包皮炎五十肩)の診察の際に診察しておいた所見があり(下記注2参照)、その所見とS字結腸部の緊満-圧痛の関連性を考察するのに時間はかかりませんでした。


注2)    亀頭包皮炎・五十肩の診察時に確認しておいた所見
1.    20代の頃に梯子から転落し、左の肋骨(R3~5/腋窩付近)を骨折した (☚骨折部からの血液や膿が左下腹部に流注)した可能性
2.    30代から十年間ほど空手をされていたそうですが、稽古相手の蹴りによって、上記1と同じ部位を骨折した (☚同上)
3.    40年ほど前にイボ痔になり、それ以降イボ痔が出たり入ったりしていた。2年ほど前から椅子に座ると肛門付近が痛むようになり、特に1年前はかなり酷かった (☚肛門部及びその周辺のうっ血または炎症の存在した可能性)
4.    7年ほど前に追突事故にあい、シートベルトによって左の肋骨(R11、12)を骨折した (☚骨折部からの血液や膿が左下腹部に流注した可能性)
5.    4年ほど前から一年に数回程度、原因不明の腹部の激痛に襲われる事があり、その痛む部位は下腹部(特にS字結腸部) (☚下腹部-特にS字結腸付近に癒着、その他の病態の可能性)
6.    腹部触診上、S字結腸付 近でも著明な緊満感と圧痛があった (同上)

 

 


Sさんのいわゆる股関節痛の原因仮説とは、、、
外傷時の出血や膿瘍によるS字結腸と周辺組織の癒着が原因か ?!
・上記1~5の事故歴・外傷歴などを勘案すると、

その事故/外傷時に漏出(or参出)した血液や膿瘍が筋膜や胸膜~腹膜を伝って骨盤方向に流注し、S字結腸部などに浸潤して、S字結腸同士あるいはS字結腸と大腰筋や腸骨筋(下肢を屈曲挙上する筋肉)、そして腸骨や鼠径靱帯などと癒着/硬結したのでは、そしてその癒着/硬結によって股関節付近(正確には鼠径靱帯直上)に疼痛が生じ、あるいは大腰筋や腸骨筋の収縮を阻害する事で歩行時などに左下肢を上げにくい(屈曲しにくい)状態になっていたのでは(☚トーマステスト軽度陽性の原因)

と考えました。

 

 


Sさんの治療目標・・・
・以上の事から上記「➂ 治療目標と整体治療」に掲げる治療目標

  ⑴    S字結腸と大腰筋、腸骨筋、腸骨翼-鼠径部付近の癒着を剥がす
  ⑵ 上記⑴によって筋裂孔の絞扼を解放する

を設定し、それに対応する整体テクニックである、
  ・S字結腸解放テクニック
  ・腸骨はがしテクニック
  ・下腸間膜動脈叢解放テクニック

を施術したわけです。

 

 


Sさんの治療結果・・・5診目でほぼ完治 !!
・結果的に、初診治療でSさんの股関節付近の痛みは大幅に軽減し、かつ左足の屈曲も容易になり、5診目にはほぼ完治に近い状態だったので、上記仮説で概ね妥当であったのでは、と思います。


・ちなみに今回の症例の教訓は、『患者さんの仰る言葉を無条件にうのみにしてはいけないと』いう事だったと思います。もしSさんの言う通りに股関節痛を信じて治療をしていたなら、いつまでたっても改善しなかったでしょう。ちなみに若い折には、この事でよく失敗したものです。

 

 


Sさん股関節痛からの教訓・・・「患者はうそをつく」
患者と治療家の関係は、良い意味での「キツネとタヌキの化かし合い」
・ところで当院では、学生たちに「患者はうそをつく」といった標語を教えています。

この標語は、決して『患者さんは悪意で虚言を吐く』というのではなく、『患者さんは記憶違いや勘違い、あるいは思い込み、羞恥などで真実と異なる事を話すケースが少なくなく、それをうのみしていると真実でないデータを元に診ていく事になり、それは誤診につながる』といった教訓の為に使っている標語です。ですからこの教訓は非常に重要な事なのだと思っています。


・ちなみに当院の印象では、一人の患者さん当たり数件の真実でない診察事項を患者さんから聞かされている、と感じています。例えば初診では「便秘はありません」と回答されていた患者さんが、治療が進むにつれて「先生、便秘が改善しました!!」なんて仰る事は、結構多いものです。当然この時は、「あぁ、良かったですね」とこたえていますが、、、。

 


・整体治療をしているとこの様な事は日常茶飯事で、毎日〃どこに真実があり、どこに非真実があるのか、そのトレーニングをしている感じですね。患者さんと我々治療家は、良い意味での「キツネとタヌキの化かし合い」なのかもしれませんね。でもそれが、結構楽しみなのですが、、、。

 

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------------

上記解説文で不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。
それではお大事にしてください。

 

股関節痛、膝関節痛の整体治療【総合案内】はこちら

● JHSC整体院の総合治験例はこちら

 

 

● 治療のお問い合わせは下記ま

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

付属治療室

JHSC整体治療室

●診療時間 【予約制】
 ・午前診…10時~13時
 ・午後診…15時~18時

●診療日
 ・月曜日~金曜日
 (水曜日=午前診のみ)
 ・第2土曜日、第4土曜日=午前診のみ

●休診日
 ・第1土曜日、第3土曜日、日曜日、祝日

●治療費
 ・初 診 7,500円
 ・2回目以降  5,000円
●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F

      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話 06-6180-6880 

メールでのご相談・治療予約はこちら



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

● 本学院-入学のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

2年制整体学校

ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院


次の二つのコースからどちらかを選んで入学して頂けます。

1 本科2年課程 (一般の方が入学するコース)
2 プロコース (鍼灸師、理学療法士などのプロの方が入学かるコース)

 

●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F
      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話  06-6180-6880
●メールでのご相談資料請求体験入学…受付中


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

患者さんが通院される主な地域
大阪市、淀川区、東淀川区、西淀川区、大淀区、福島区、中央区、北区、旭区、都島区、此花区、大正区、東成区、城東区、住吉区、住之江区、平野区、守口市、門真市、寝屋川市、交野市、枚方市、東大阪市、大東市、八尾市、四条畷市、藤井寺市、柏原市、吹田市、豊中市、摂津市、茨木市、高槻市、箕面市、池田市、川西市、尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市、堺市、岸和田市、和泉市、泉佐野市、奈良市、生駒市、京都市、
亀岡市,向日市、長岡京市、松山市、岐阜市、広島市、横浜市、東京都、和歌山市、和歌県、紀の川市、名古屋市、北海道-札幌市、鹿児島市、島根県、三田市、八王子市、福島市、津市、さいたま市、藤沢市、加古川市、豊田市、桜井市、各務原市