痛風症状(発作)が20年間再発していない整体治療例=薬を用いず尿酸値を安定化。
・・・痛風腎(慢性腎不全)にならない為に
※患者=Aさん・54才・男性(発症当時34才)・会社員の症例より
◆始めに
・高尿酸血症によって生じる「痛風」の治療ポイントは「いかに痛風腎(慢性腎不全)への進行をくい止めるか!」にあります。痛風腎になってしまうと、その後「人工透析」を一生続けていかねばならなくなるからです。
以前は「50才を超えないと痛風にはならない」と、医学書に記載されていました。しかし近年の「飽食の時代」をむかえ、現代では30代、あるいは20代での痛風患者も珍しくなくなりました。それだけ痛風患者さんが増加しているようです。言い換えれば、将来的に痛風腎-慢性腎不全患者も増えていくのかもしれません。
・本コラムは、高尿酸血症-痛風でお悩みの方に是非一度ご覧になって頂きたい、腎臓の内臓整体についての治験コラムです。当然薬物治療や食事療法なども重要ですが、それとは異なった切り口で腎臓の自然治癒力にアプローチしていく整体法です。
そしてその内臓整体が腎臓自らの潜在機能を回復させ、尿酸のデトックス機能を達成する為の一つの方法としてご参考にして頂きたく思います。
但し、痛風腎が進行すればするほど、腎臓の自然治癒力を回復させていく事が難しくなります事、ご理解ください。
ここから患者=Aさん・54才・男性(発症当時34才)・会社員の症例です。
●「痛風」は、ある日突然やってくる
その日の朝、34才になったばかりのAさんが目覚めると右足の甲の部分に軽い違和感があったそうです。違和感について思い当たる原因も無く、気にはなったそうですが普通に歩けたのでそのまま会社に出勤されました。
しかし昼頃から次第に痛みが増していき、階段の昇り降りにも足の甲に痛みが響き、手すりを使わないと昇り降り出来なくなってきたそうです。
昼過ぎには痛くて仕事にも支障が出るようになったので早退したそうです。
帰宅後には足の甲の部分が赤く腫れあがり、激痛で一人では歩けなくなっていたので、奥さんに車で近くの総合病院まで送ってもらい、診察と検査を受けました。
その結果、尿酸値が異常に高く、医師から
「痛風ですね」
との診断を告げられた時、
「・・・・・・」
と、言葉が出なかったそうです。
「何でオレが、、、」
と、正直ショックで、少しの時間頭の回転が止まってしまった感じがしたそうです。
病院では尿酸を下げる薬や鎮痛薬、抗炎症薬などを処方して頂いたそうですが、翌々日になっても痛みと腫れがあまり引かなかったので、当院
に来院されました。
●足からの尿酸除去、、、最初は少しハードかも
症状からも病院での検査結果からも、痛風に間違いないと思いましたので、まず足に蓄積してるであろう「尿酸血症」と「炎症産物」の除去を目的とした整体テクニックを施術しました。
しかし患部はまだ相当赤く腫れあがっていて、少し触っても、
「ィィィィィィッ」と顔をしかめつらせて小さく唸っておられました。
ですから、最大限にソフトなタッチで、かつ時間をゆっくりかけて患部の施術を心がけました。
それでも最初は
「ィィィィッ」
と我慢されていましたが、2-30分経つ頃から、
「フッ~~~」
といった感じで次第に落ち着いてこられました。
この足への整体治療を約50分続けました。
まだ赤みと腫れはありましたが、少し腫れは引いた感じで、
「ひと回り小さなったかな、、、」
と、一安心されていました。
●身体からの尿酸除去、、、慢性腎不全にはなりたくない!
次に残った時間で「腎臓」の内臓整体を施術しました。
少しでも身体から外に尿酸が出やすい状態にして、全身的な痛風の体質(高尿酸血症)を改善させたかったからです。当然、尿酸の原因であるプリン体食を減らす事もお話ししています。
病院で尿酸値を下げる薬を処方されていますが、自分の力(自然治癒力)で尿酸を排泄出来る様になる方が、「治癒促進」と「再発防止」になると考えたからです。
Aさんにもその旨を告げると、
「定期的に(腎の内臓整体を)やっておいた方が良いんですよね」
と仰ったので、
「年に何回か治療するといいと思います。出来れば病院でも尿酸の検査を定期的にしておく方が良いですよ、慢性腎不全は恐いですからね、、、。」
とお話しして、この日の治療は終了しました。
●その後20年間再発せず!!
この後、2回程同様の整体治療をしたところ、ほぼ「痛み・発赤・腫脹」が引きましたので、今回の治療は終了しました。
その後、Aさんは別件で「肩こり」や「腰痛」などの他の主訴で時折来院されていましたが、その都度「腎臓の内臓整体」は忘れずに施術していました。
そのお蔭かどうか、54才に至る今日まで20年に渡って一度も「痛風発作」は再発していないそうです。
時おり「風邪」や「腸炎」などで病院に行かれた際、尿酸の検査もしていたそうですが、正常範囲内でずっと安定しているそうです。
●気を緩めない事・・・それが痛風治療の決め手
ただ数年前に「食生活の不摂生」が続いて、いわゆる「プリン体の入っている食材」をたくさん飲食する時期があり、その頃少しだけ右足の甲に「極めて軽微な違和感」が出かけたそうです。
その時はさすがに慌てて、
「先生、あれ(腎の内臓整体)やってください…」
と、来院されたことが一度だけあった事を付け加えておきますね。
安心して気が緩むことは誰しもあるんですね。
◆終わりに
この様に腎臓の内臓整体は相当の効果が期待できると思います。しかしだからといって、冒頭でも記しましたが、痛風腎が進行し末期状態では功を奏しにくいと思います。
ですから「痛風発作」が出ていない「今だからこそ」、腎臓の整体は功を奏します。
痛風発作を、そして慢性腎不全の進行を緩めて可能な限りくい止めるために、痛くない今こそ腎臓の庇護作用を高めて頂きたく思います。
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