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自分はこれで、来月の札幌旅と５月の大分旅を予約済み。
今月は仕事が繁忙期でどこにも行くことが出来ないので、
４月以降の旅行の行程表を見ながらニヤニヤしてたところです。
５月の旅で大分県内の駅はすべて周り終えることが出来るかな？
さて今朝は、そんな大分市内にある駅の訪問記です。
前回のブログで、昔は駅員さんが常駐する有人駅だったのに
現在は駅舎が消えてそんな風にまったく見えなくなった
無人駅の筑肥線・金石原駅のことをUPしましたが、
今回もそんな雰囲気の駅の訪問記でしたよ。
ここも昔は有人駅で、
今は気配がありませんが昔は駅舎があったらしいのですが…
久大本線・賀来（かく）駅です！
大正４年に久大本線の前身である大湯鉄道の手により開設、
大正11年に国有化されて国鉄駅に変わった駅でした。
九州が遠く、なかなか旅することが出来ない東北人の自分は
「久大本線」に長閑なローカル線のイメージを持ってましたが、
賀来駅はそんな雰囲気など微塵もなく、
住宅地に囲まれた街ナカにある駅でしたよ。
賀来駅は、日中を除くと１時間に２-３往復の列車が運行されるとか。
列車本数もそこそこに多い駅みたいですね。
賀来駅は単式ホームが１本あるだけの棒線構造の駅。
石積みのホームは大湯鉄道時代から使われてるモノか？
ここにも昔は駅舎があったとのことで、
その位置を確認すべく、国土地理院のサイトで
昭和23年に撮影された航空写真をチェックしてみました。
確かに駅舎が写ってましたよ。
駅舎はホームの上屋も兼ねた規模の大きなモノだったようです。
写真を見てわかったのですが、当時は駅裏に巨大な倉庫が存在し、
そこに荷役するために対面側にもホームが存在していた模様。
このホームは昭和50年代まで存在していたみたいですね。
賀来駅は、大湯鉄道の中間駅ではトップクラスの規模をもつ
中間駅だったようです。
そして現在の賀来駅の様子。
大きな泌尿器科さんの建物が見えますが、
その手前側に駅舎があったと思われます。
航空写真と比較すると、現在は駅前に道路が横切り
街の様子は一変しちゃってましたわ。
駅舎が消えて代わりに設けられたのがこちらの出札窓口でした。
賀来駅は昭和46年に無地駅化されたそうですけど、
この窓口、使用された機会があったのでしょうかね？
先にも書きました通り、
賀来駅は単式ホームが１本あるだけの簡素な構造の駅です。
対面側にあったホームは跡形なく撤去されてしまいましたが、
向い側に設けられた駐車場の形状から
当時の鉄道用地の様子を伺うことが出来ましたよ。
駐車場をくまなく探せば、鉄道用地の境界標とか
当時の遺構を見つけ出せたのかもしれませんね。
最後は賀来駅にもあった、
久大本線大分口名物の車両マスコット入り駅名標で〆ます。
マスコットで表現された車両はキハ220とキハ47かな？
その下に描かれた行列？を為す人たちが気になりましたが、
ホームに立ってた名所案内を見たら、その正体がわかりましたよ。
賀来駅の南方には承和3年（836年）に創建された賀来神社あるそうで。
ここでは６年に一度、卯（う）と酉（とり）の年のみに
総勢200名からなる大名行列の催しが行われているんですって。
最近、JR九州仕様の駅名標
（中央に駅の名所・名物のイラストが描かれてます）を見るたび、
イラストが何を意図してるモノなのか、
見る側の知識が試されてる気がしてました。
賀来駅の駅名標は「賀来神社の大名行列」であってますよね？
車両の駅式は即答できますが、
それ以外はググらないとわからない、浅はかな知識しかない自分でした。
訪問駅リスト（JR線）
久大本線（ゆふ高原線）
↑（久留米駅方面）
賀来駅（平成28年９月28日）
↓（大分駅方面）
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