皆さま、おはようございます！
今朝は久大本線・御井（みい）駅の訪問記です。
最近はブログで駅の訪問記しか挙げてませんが、
飽きたからといって見放さずに、お付き合い願いますよ。
御井駅は久大本線（当時は久大線）が開通した昭和３年に開業した駅です。
長らくの間、古い木造駅舎が使われていたようですけど、
平成18年に現在の簡易駅舎に建て替えられたみたいで。
簡易駅舎と聞くと、残念に思われがちですが、
久留米市周辺や久大本線の駅で
簡易駅舎を持つ駅って意外に少ないのですよ。
それにしてもこの駅舎、お手入れが大変そう。
駅舎はこんな場所にあります。
築堤の上に駅舎がありますけど、
解体された木造駅舎の時代から、ここに駅舎があったそうですよ。
こちらは木造駅舎があった頃の昭和50年に撮影された航空写真です。
この頃は、水田が広がる長閑な光景が見られたみたいですけど、
今は久留米市内の市街地に変ってしまったっぽく。
広かった駅前広場も自転車置き場に変り、
コンビニ（閉店しちゃったようですけど）まで建ってましたよ。
それにしても街並みがここまで変るとは…
40年の月日の流れは恐ろしいっすよ。
それでは階段を伝って御井駅に入ります。
簡易駅舎と言うか…
建物は箱型になっていませんので、
待合室と言った方が正しいのかもしれませんね。
駅構内の所々に「自転車進入禁止」の注意書きがあり、
「列車の中に自転車を持ち込む不届き者がいるの？」と思ったら
そうじゃなくて、駅構内を自由通路代わりに通行する人がいるみたいです。
久大本線はかつて長大な客車列車や貨物列車運行されていた主要路線。
御井駅のホームも長く、
駅裏に周り込むには遠くを迂回しなきゃならないのです。
でもでも、自転車通行はやっちゃいけませんぜ。
御井駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム２面２線構造です。
さっきも言いましたけど…
御井駅には国鉄時代に使われていた長いホームがあったのですが、
現在、定期列車は短編成の気動車しか運行されていないために、
駅端に構内踏切を新設する際、ホームが短縮されたようです。
一応、人が入り込まぬよう
短縮されたホームは撤去されたようですけど、
駅ファンはこんな箇所を見逃しませんのよ。
この観察力だけは、コナン君やはじめちゃんに負けないと思ってます。
こちらは煉瓦造りの油倉庫の跡かな？
それにしても、なぜこんな中途半端に残しているのでしょ？
御井駅を訪れる駅ファンに対しての謎解きの挑戦状か？
駅舎の麓には駅（鉄道）開設記念の石碑が立ってましたけど…
広場が自転車置き場に変ってしまった今、
石碑は肩身の狭い思いをしていたようです。
ちなみに石碑の建立年は昭和３年12月（側面に年号が彫られてます）。
桜の木は、後ろに写る若いモノしか見えなかったのですけど、
駅改築の際、開業当時に植樹された桜は伐採されたのかしら？
だとすると、なんか勿体ないような気がしますが。
最後は背後にマンションが写る待合室の写真で〆ます。
辺りの宅地化も進行し、
この先、まだまだ進化を遂げそうな予感の御井駅でした。
取りあえずは…自転車で駅を通り抜けできるようになるといいですね。
訪問駅リスト（JR線）
久大本線（ゆふ高原線）
↑（久留米駅方面）
御井駅（平成27年７月28日）
↓（大分駅方面）
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