皆さま、おはようございます!
昨年7月に九州を旅した時のこと。
久大本線・久留米大学前(くるめだいがくまえ)駅に
立ち寄りました。
久留米大学前駅は平成12年に開業した駅で、
久留米市と久留米大学が折半で造った請願駅だそうです。
それにしても、久大本線の2つ西側にある久留米高校前駅といい、
久留米市内には学校に関した駅が多いですよね。
市内には他にも、西鉄大牟田線に試験場駅と甘木線に学校前駅がありますよ。
久大本線のこの辺りの区間は切通しの中にありまして、
駅舎とホームの間に段差があることから
駅構造はちょっとだけユニークな造りなのです。
駅舎に入って正面に見えるのはホーム、ではなくて、
右手側に改札口がありまして…
通路の突き当りを右に曲がると階段が見えてきます。
階段を下りた先に、久留米大学前駅の単式ホームがありますのよ。
久留米大学前駅、さぞオサレな大学生たちで賑わっているのかと思いきや、
自分が訪れた時刻は高校生が多かったようですね。
久留米大学の本館は久留米市の中心に近い旭町にありまして、
久留米大学前駅が最寄りなのは、文芸学部がある御井キャンパスだそうです。
ここには付属中学・高校がある他、
駅からは市立南築高校、久留米信愛女学院も近いので
高校生ばかりだったのかもしれません。
余談ですが、大学生と聞くと自分、
なぜか大江千里さんや飯島真理さんの2人を思い浮かべちゃってました。
こちらは駅構内に掲げられていた駅名標です。
駅名標に描かれた三角帽子の建物が久留米大学なのか?
と気になりまして、ついつい久留米大学のことを調べちゃいました。
久留米大学は昭和3年、先にも書いた旭町に開校した大学で、
同年には同じ敷地内に附属病院も開院したそうです。
旭町キャンパスと御井キャンパスは約5キロほど離れた位置にありますよ。
上は久留米大学のHPから拝借した開校当時の本館の写真ですが、
この建物は学校の顔として、今でも現役で活躍しているんですって。
駅名標のイラストは、この本館をイメージしたものではないでしょうかね?
こちらは戦後間もない昭和23年に撮影された航空写真。
今は辺りを高層建築物で囲まれてしまった久留米大学本館ですが、
この頃はまだそれらの建物はなく、中心にある本館は、
おそらくは、久留米市のシンボル的な建物だったのではないかと。
駅名標のイラストの背景に描かれている山は
御井キャンパスから近い高良山なのでしょう。
以上の情報から察するに、
このイラストは、久留米大学のシンボルと御井キャンパスの立地を
見事なまでに表現した渾身の1枚なのだと思います。
学生時代にこの探求心を勉強に向けていたら、
自分の人生もきっと変わっていたんだろうなぁ。
最後は久留米大学前駅で見つけた素敵なスポットのことを。
駅の西側には久大本線を跨ぐ歩道橋がありまして、
誰でも簡単に、久留米大学前駅を俯瞰した写真を撮影することが出来ますのよ。
特急列車も運行されている久大本線、
カッコいい写真が撮れるんじゃないでしょうかね?
歩道橋から久留米駅方向を眺めます。
おっ、2個のJRコンテナを発見!
このJRFレッドの煤け具合、
きっと日本車輌製の19Bコンテナに違いありません。
当時の日本車輌が製造したJRコンテナは塗料の質が悪く、
ピンク色に変色するので一目見てわかるものでした。
現在は全廃されてしまったコンテナですけど…
重ねて言いますが、このぐらい勉強にも熱心だったら良かったのにね。
以上、8割近くを憶測で書いてしまったブログですが、
駅名標に描かれた建物の正体をご存知の方がいらっしゃたら
ぜひともお知らせくださいませ。
訪問駅リスト(JR線)
久大本線(ゆふ高原線)
↑(久留米駅方面)
久留米大学前駅(平成27年7月28日)
↓(大分駅方面)
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