皆さま、こんにちは！
今日は２年前に訪れました
久大本線・天神山（てんじんやま）駅の訪問記です。
この日は前日に近くの温泉宿に宿泊。
朝早くに一番風呂をはしごしてから天神山駅にやってきました。
朝から雨降りの１日でしたが、気分が良かったのでモーマンタイ。
温泉があるだけで旅はグッと魅力的に変わりますよね。
来世は地獄谷のサルに生まれ変わりたい。
レンタカーのカーナビの目的地を「天神山駅」にセットして
駅に向かいましたが、なぜか目的地に辿り着けず…
近くを通る人に「天神山駅に向かいたい」旨を話すと
「あそこって今通れるんだっけ？」
みたいな答えが返ってきたのですよ。
現地に着いてその理由がわかりました。
駅前を横切る道路が通行止めになってたようです。
道路の路肩が崩落？
カーナビが現地まで誘導してくれなかったのも、
これが理由だったみたいですね。
こんなハプニングも旅には付き物、ど～んまい！
小雨が降りしきる中、駅のチェックを始めましたよ。
天神山駅は久大本線（当時は久大東線）が開通した
大正12年に開設された駅だそうです。
単式ホームが１本あるだけの無人駅で
ホームの上に待合室が設置されてました。
とても簡素な造りの天神山駅ですが驚くなかれ、
国鉄時代の昭和59年までは駅員配置駅で
駅舎もあったんですって！
この狭い敷地のどこに駅舎があったのか疑問でしたが、
昭和51年に撮影された航空写真にバッチリ写ってましたよ。
線路の手前側に駅舎があるのが見えますでしょうかね？
駅舎があったのは「ここは天神山駅です」の看板が立つ場所です。
元々は、駅前を通る道路の幅が狭く、
駅舎の用地は道路側にもう少しだけせり出していたみたいですけど、
駅舎が解体された後に道路が拡幅された模様。
駅舎から伸びる構内踏切を渡ってホームに入る構造だったようですね。
入念に探せば旧駅舎時代の遺構が残っていたのかな？
雨に濡れるのが嫌でさっさと退散してきてしまいましたが、
しっかりと駅舎跡を見ておくべきでした。
続いてはホーム、
有人駅時代からある構内踏切を渡って進入することが出来ます。
構内踏切には列車の接近を知らせる警報機や遮断機は無し。
ホームに入るのに必ず構内踏切を渡らなければならない構造は
ちょいと不便な印象でしたね。
こちらが天神山駅の単式ホームでした。
待合室は解体された駅舎に代わって設置されたモノっぽく。
古い航空写真によれば、元々はこの場所に上屋が設置されてたようです。
待合室の中はこんな感じ。
良く言えば「国鉄ちっく」、悪く言うと色気がなさ過ぎって感じかな？
駅舎が無いため待合室の中に自動券売機が設置されてましたよ。
天神山駅を見て個人的に驚いたのがこちらでした。
神々しい駅名を見て、冗談で
「どこかに神様がいるんじゃないか？」なんてキョロキョロしてたら…
ホントにいた!!!
しかも斜面にへばり付く感じで。
天神山駅の駅名は伊達じゃありませんね！
…ってお地蔵さん、なんでそんな場所にいるのん？
天神山駅にも、久大本線名物の車両マスコット付き駅名標がありました。
２両とも屋上に水タンクがあるのでキハ58×２かな？
かつてここをキハ58、キハ65による普通列車が運行されていたので、
おそらくこれで間違いないでしょう。
こちらはそれ以前からあるJR九州仕様のモノ。
由布市庄内町には梨農園さんが数多くあるそうで、
中央には梨のイラストが描かれてました。
イラストが毒々しいとか言っちゃダメ！
ここは美味そうと感じて。
最後はホームから見た駅舎跡地で〆ます。
後から知ったのですが、
天神山駅の山側の斜面には滝が流れているそうで。
この日は雨が降り過ぎたためか、
斜面のどこもかしこも滝状態でまったくその存在に気づきませんでした。
なんだかんだ言っても駅巡りは晴天の中がいいです。
年末は北関東を旅する予定ですが、
どうぞ、雨や雪など降りませぬように。
訪問駅リスト（JR線）
久大本線（ゆふ高原線）
↑（久留米駅方面）
天神山駅（平成28年９月29日）
↓（大分駅方面）
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