皆さま、おばんです!
先ずはこの駅名標を見てください。
夜明(よあけ)駅ですよ、夜明駅!
この駅名を見てワクワクしない人はいませんよね?
ここに朝方(夜明け時刻)に訪れることが出来たら
ネタ的に最高だったのでしょうけど、旅の予定はそう上手くはいきません。
しかもこの後、宿泊先の深耶馬渓温泉まで移動する都合もありましたし。
…ということで、夜明けとは程遠い午後4時過ぎに夜明駅をチェック開始。
三隈川の近くにある駅で築堤上に駅舎がありましたよ。
こちらは駅のすぐそばを流れている三隈川。
三隈川は夜明地区周辺で呼ばれている筑後川の別名であります。
長い階段をひょいひょいと登っていく自分。
普段は階段が苦手な小デブのクセに、
駅の階段だけは気楽に登れちゃうのですよね。
ちなみに自分は、駅ではエレベーターは使わない主義でした。
わぉ!見晴らし最高!
しかも夜明駅は木造駅舎があるじゃないの!
一見した感じ、古い駅舎をリニューアルしたモノかと思いましたら、
なんとなんと、平成22年に建て替えられたばかりの駅舎だったんですって。
確かに中を覗くとキレイだし…ん?なんかぶら下がってる?
コレってツバメ除けだったんすね。
全国各地でツバメの巣がある駅を見ますけど、
なんでツバメって駅舎に巣を作りたがるのでしょう?
駅ヲタ?同類?自分も駅に住み着きたい。
待合室の中には書庫がありましたよ。
所蔵されてる漫画はなぜかスポーツものが中心。
矢沢あい先生の作品とエヴァンゲリオンがちょいと浮いてた印象かな?
夜明駅は外にも面白いモノが沢山ありまして、
駅舎の改築に合わせて完成した広場には「夜明の鐘」があるのです。
ホームにもでっかな看板が掲げれてていて
「ちょっと大袈裟じゃないの?」と思いましたら、
日田市内にあるネットランキング13位の名所らしく。
どんな鐘なのか調べてみたら、
平成23年に閉校した夜明小学校で
始業のチャイムとして使われていた鐘だそうです。
夜明地区の皆様の思い出がいっぱい詰まった鐘だったんだ。
もちろん、自由に鳴らすことが出来ますよ。
自分はフリだけね。
他にもこんなベンチがあったり…
こちらは平成24年に発生した豪雨で
押し流されてきた石で出来てるそうです。
夜明駅は無人駅だってのに見るモノが沢山ある駅でしたよ。
そんな夜明駅、実は鉄道ファンにはよく知られている駅でして、
所属線である久大本線の他、小倉駅方向に伸びる日田彦山線の終点駅、
夜明駅は2線が分離する分岐駅なのでした。
鉄道ファンで分岐駅に興味がない人はいませんよね?
「銀河鉄道999で好きな駅はどこ?」と聞かれたら、
オッサン鉄道ファンならきっと「トレーダー分岐点」と答えるはず。
夜明駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造で、
駅舎寄りの1・2番線ホームは久大本線の列車用です。
島式ホームがやたらと狭く感じますけど、
日田彦山線(当時は彦山線)は
駅の開業から5年後の昭和12年に乗り入れを開始。
相対式ホーム→島式ホームに改装したのでこの細さなのでしょう。
久大本線の普通列車が到着しました。
右側に見えるのが日田彦山線の列車が発着する3番線ホームです。
日田彦山線の添田駅-夜明駅間は、
昨年7月に発生した九州北部豪雨によって
現在も不通なのは周知の通りです。
日田彦山線の1日も早い復旧を期待したいですけど…
全線復旧まではまだまだ時間がかかりそうですね。
最後に、駅名標を見て気になったことがあるのですけど…
中央に久大本線を踏破する特急「ゆふいんの森」が
描かれているのですけど、
実は夜明駅って特急通過駅なのですよね。
イラストはこれで良かったのかしら?
それとも高井岳を背にした「ゆふいんの森」の姿が
楽しめるよってことなのかな?
訪問駅リスト(JR線)
久大本線(ゆふ高原線)
↑(久留米駅方面)
夜明駅(平成27年7月28日)
↓(大分駅方面)
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