皆さま、こんにちは！
ようやく子供たちが夏休みに入りましたね！
自分はビデオカメラマンの仕事を掛け持ちでしてますけど、
この時期、幼稚園のお泊り会の撮影が続き、
水曜日の夜から昨日までずっと徹夜状態でした。
今になってようやく生き返ったところです。
昨日から青春18きっぷシーズンも始まりましたし、
自分も早く夏休み的な旅を楽しみたいぞ～
そんな今日にUPするのは、３年前の秋に訪れた
久大本線・庄内（しょうない）駅の訪問記です。
過去に「わざわざ遠方に出向いてまで駅を見て何が面白いの？」
と何度か聞かれたことがありましたが、
一番の理由は歴史的な遺構がたった１枚の切符で楽しめるからです。
ちなみに庄内駅が開業したのは大正12年（1923年）のこと。
間もなく100周年を迎える施設なのですよね。
となれば、構内を探せば
100年近く前がら存在する施設が今も残っているかも？
そんな「宝探し」が楽しくて駅巡りが止められなかったのです。
駅舎は見ての通り、わりかし新しめで平成16年に改築されたモノだそう。
でもここで諦めちゃいけません。
丹念に探せば構内に古い施設が残っているかもしれませんので。
そんな期待を抱きながら庄内駅の構内を覗いてみました。
まずは建て替えられてから10年目を迎えたばかりの
駅舎の様子からです。
駅舎の出入口からから真っすぐ進むと
ホームに進入することが出来ますけど…
その手前側に出札窓口がありました。
庄内駅は国鉄時代から続く「簡易委託駅」とのこと。
ここで常備券（切符）を購入することが出来ます。
「駅の写真を撮りたい」旨を駅員さんに伝えましたら
笑顔でホームに通してくれましたよ。
「ななつ星in九州 ティータイム列車」の折り返し駅であることから、
最近は訪れるファンが急増してたみたいですね。
ホームの号車案内の「２号車」と「７号車」の間が空いてるのって何が理由ですの？
庄内駅は相対式＆島式ホームによる複合２面３線構造…改め、
現在は島式ホームの片面が廃止されて２面２線構造に変わってました。
なお、国鉄時代に存在していた貨物ホームは撤去され、
保線車両の車両基地に変身した模様。
こちらは廃止された島式ホームの片面側です。
廃止されたホーム側には、
昔はここがホームだった名残りは何も残ってないのだろうなと
注視してみたのですが、
ホームの端部は嵩上げされていなかったようで
端から昔のホームが顔を出してました。
最近は苔（こけ）ブームらしいですけど、
これを見てたらその気持ち、わかる気がしたかも。
自分は「癒しの対象」は苔ではなく、あくまでもホームですけどね。
跨線橋の上から構内全景を眺める。
う～ん、見た感じ冒頭に書いたような
歴史的な価値がありそうな建物は見当たりません。
惜しいなぁ。
それでは他に、面白いモノがないかと構内を探したのですが
見つかったのは久大本線オリジナルのこちらの駅名標だけ。
掲げられてるマスコットは、
今でも現役のキハ185と廃止されたJR九州急行色のキハ65です。
それと中央に見えるのは
地元の伝統芸能「庄内神楽」を模ったモノだそうですよ。
そういえば、駅舎正面の駅名標にもお面が掲げられてましたっけ。
歴史的建造物探しの件は諦めて構内を出ようとしたのですが、
ふと跨線橋の影を覗くと何やら古めかしい建物がありまして…
石積みの油庫!?
暖房や電灯用に使用する燃料を保管するための倉庫でした。
全国的にも、古いままで残されてる率が高い建物です。
そこで建立年を記す建物財産票をチェックしてみると…
大正12年３月!!!
庄内駅が開業したのは大正12年５月ですから
その当時に建てられた建物で確定なり。
駅舎が建て替えられた庄内駅にもありましたよ、歴史的な建物が。
満足したところで庄内駅に由布院駅行きの普通列車が到着しました。
最後は跨線橋の上から列車を見送ります。
列車にカメラを向けた途端、
それまで霧雨だったのが土砂降りに変わりました。
駅員さんが、傘を差さずに写真を撮ってた自分を心配そうに見てましたが、
極度の雨男な自分はこれが日常茶飯事ですので。
心配をかけてしまいホントに申し訳ありません。
予報によれば今年の夏は涼しい日が続くらしい。
皆さまにとっても、自分にとっても素晴らしい夏が訪れることを
心から願っております。
自分は８月上旬に四国を周る予定でしたが…
天気がこの日みたいな雨降りになりませぬように。
訪問駅リスト（JR線）
久大本線（ゆふ高原線）
↑（久留米駅方面）
庄内駅（平成28年９月29日）
↓（大分駅方面）
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