皆さま、おばんです!
今日が最終日の九州旅行、
昨晩は大分県の湯布院町にある湯平温泉に宿泊しました。
いやぁ~、ここの温泉の良さは一口では語れませんよ。
本当に素晴らしい温泉地でした。
昨晩は、貸切露天風呂が楽しめるお宿に宿泊、
入浴後に湯平温泉のことをいろいろと調べたのですけど…
自分はここに来るまで知らなかったのですが、
久大本線の大分口の前身って、
大分市と湯平温泉を結ぶ(予定だった)大湯(だいとう)鉄道だったんですね。
大湯鉄道は大分市駅‐小野屋駅を結ぶ鉄道で大正4年に開業。
湯平温泉は今の由布院を超える規模の湯治場だったそうで、
大湯鉄道も湯平温泉目指して延伸を計画していたのですが…
結局は、自力での延伸は実現せずに大湯鉄道は大正11年に国有化。
湯平駅は久大本線(当時は大湯線)の駅として、
大正12年に開業したそうです。
そんな話を知ったら、久大本線と湯平温泉のことが気になっちゃいまして…
今日は駅巡りなどせずに、湯平温泉周辺をウロウロとてましたわ。
そんなことで、今晩は大湯鉄道が開通させた区間内にある
鬼瀬(おにがせ)駅をいっちゃいます。
鬼瀬駅は由布市挾間町の鬼瀬地区にある駅。
久大本線と国道210号線が並走する場所にあり、駅の正面を国道が横切ります。
駅前には「篠原入口」バス停がありますが、
篠原とは駅向かいの大分川の対岸にある地域。
篠原地区には温泉もあるみたいですね。
鬼瀬駅は築堤上にあり、ここから駅まで上り坂を伝っていくのですが、
この階段が長いなんのって。
この上り坂、長さは70メートルもあるそうですよ、しかも急。
坂の上からはこんな幻想的な景色も楽しめました。
駅に着いた~!
鬼瀬駅は大正4年、大湯鉄道時代に開業した駅です。
単式ホームが1本あるだけの無人駅で、
構内には待合室と、別棟の便所が設けられてました。
Wikipediaによると、鬼瀬駅は国有化後の大正11年に一旦廃止されて、
大正14年に再開業したとの記載があるのですが…
大湯鉄道時代の鬼瀬駅(鬼瀬停留所)は
国有化に併せて廃止された旧線区間にあったために、
線路の付け替えに伴い旧線とともに廃止されたとのこと。
現在の鬼瀬駅は、新線区間に大正14年に設けられた新駅で、
大湯鉄道の鬼瀬駅とは別物というのが実態みたいですね。
大湯鉄道時代の旧線ですが、
廃止されてから94年が経過しているにも関わらず
今でも大部分が姿を留めているらしい。
国土地理院サイトより転載。
こちらは昭和23年に撮影された航空写真です。
大湯鉄道は国有化されて
久大本線(当時は大湯線)に編入されたわけですけど…
大湯鉄道がそのままトレースされた訳ではなくて、
多くの区間で線路の敷き直しが行われたようで。
再訪して、大湯鉄道の廃線跡巡りをしないと気が収まりませんって。
今回の旅はそこまで回る時間が無かったんす、無念!
なお、鬼瀬駅は昭和46年まで職員配置駅だったそうです。
敷地にコンクリートの土台が残ってますので、この辺りに駅舎があったのでしょう。
昭和49年撮影の航空写真には駅舎が写ってませんので、
無人駅化された直後に解体されたのでしょうね。
最後に駅名標をアップ。
久大本線の大分駅‐由布院駅間にある駅名標に注目ですよ。
上記の区間には水戸岡チックな駅名標が並ぶのですが、
中央部分には車両のマスコットが付いているのです。
鬼瀬駅はキハ47とキハ125なり。
マスコットはもちろん久大本線に所縁ある車両ですが、
車両が駅によって異なってますのよ。
他駅ではDE10や特急型車両もあり、これを見てるだけでも楽しめそうですね。
ただし鉄道ファン限定の話ですけど。
こんなん真剣に見てたから、時間が足りなくなったのかもかも。
訪問駅リスト(JR線)
久大本線(ゆふ高原線)
↑(久留米駅方面)
鬼瀬駅(平成28年9月28日)
↓(大分駅方面)
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