皆さま、こんにちは！
今回は、無人駅なのに
人の温もりをやたらと感じさせる駅の訪問記ですよ。
久大本線・筑後大石（ちくごおおいし）駅です！
昭和６年、久大本線（当時は久大線）の開通とともに開業した駅でした。
現在の駅舎は、開業当時から使われていた古い木造駅舎に代わって
平成19年に建て替えされたモノだそうですよ。
この駅のスゴイところはですね、
駅前広場のお手入れを地元の敬老会の皆さんがされてるんですって。
だから駅前がすっごくキレイなのです。
広場というか…まるで庭園みたいでしたよ。
駅舎には「ふれあいの場 大石」の看板が掲げられてましたが、
まさにそんな雰囲気でしたわ。
筑後大石駅は昭和62年に無人駅化され、
以後は簡易委託駅として切符の販売が行われてるはずなのですが…
駅舎の中を見渡しても
出札窓口（切符売り場）は見当たりませんでした。
駅舎の建て替えを機に切符の販売をやめちゃったのかな？
と思ったのですけど、帰宅後にネットで調べてみたらビックリ！
駅前にあるこちらの商店さんで切符が売られていたみたいです。
ここでは見る機会が少なくなった
常備券（印刷済みの切符）が売られているとのこと。
そんでもって駅舎の清掃もお店の店主さんが行っているらしい。
お店に行けば、筑後大石駅の話が聞けたかもしれないってのに…
こういうのって毎回、訪れた後から気づくのですよね。
めっちゃ悔しいですわ。
気を取り直して駅舎の様子を続けます。
この看板も店主さんが書いたモノなのかな？
なかなか訴求力があるメッセージですね。
それにしても「トイレ内のタバコ禁止」はわかるとしても…
誰ですか、トイレで飲食しているのは!!!
「家庭のゴミはダメよダメダメ」の看板を見て
古いとか言っちゃダメよダメダメ！
そもそも自分がここを訪れたのは３年前の話ですので。
まぁ、この時点でも朱美ちゃんが流行ってから２年が経過してましたけど。
そして謎のコカコーラ×４。
それぞれに黒い液体が入ってましたがその正体が気になる。
…以上、店主さんのセンスが光る看板たちでした。
こんなことして遊んでるヒマがあるのなら、
お店に行けよっていうツッコミは受け付けません。
続いてはホームです。
築後大石駅は単式ホームがあるだけの棒線構造の駅でした。
かつて存在していた交換設備（列車を行き違いさせるための設備）は
昭和46年に廃止されたそうですけど、
45年以上が経過した今も
廃止されたホームが草むらの中に残ってました。
こういうモノを見つけると
駅ファンである自分は興奮スイッチが入っちゃうんすよね。
それと構内に置いてあった国鉄コンテナも。
あっ、スイッチが入った！
筑後大石駅の構内には保線基地があり、
タイミングが合えば移動機や保線用の重機が見られるそうです。
…以上、温もりあり、笑いあり、そして謎のコカコーラありの
久大本線・筑後大石駅でした。
最後に、駅舎内には
「喜び悲しみ青春を一枚の紙にぶつけてみかせんか」
というタイトルのコーナーがありました。
このタイトルの文字はダメよダメダメと同じ方のモノ。
ということは店主さんが管理されてるコーナーなのかな？
「ずっと一緒にいれますように」「こうのとりがきますように」
といった純愛を感じさせるものから
「彼女ができますように」といった切実な願いを綴ったもの、
「早くケータイ返ってきて」といった不穏なモノもありましたけど、
自分が見て一番ほっこりしたのがコレ。
大石駅が栄えますように。
筑後大石駅って本当に地元の皆さんから愛されているのですね。
自分も筑後大石駅の今後の繁栄を楽しみにしてますぜ☆
久大本線の普通列車は区間によって削減方向にあるみたいですけど。
訪問駅リスト（JR線）
久大本線（ゆふ高原線）
↑（久留米駅方面）
筑後大石駅（平成27年７月28日）
↓（大分駅方面）
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