皆さま、こんにちは!
駅好きな自分は、古い木造駅舎を見るだけで
「うぉ~ うぉ~」って唸っちゃいますが、
それが見応えがある駅舎だったりすると、
今度は言葉が出なくなっちゃいます。
久大本線・筑後吉井(ちくごよしい)駅もそんな駅でした。
見てくださいよ、この佇まいを。
駅舎の美しさには街の「とある事情」が絡んでいるらしい。
7月28日…と言っても今日ではなく
3年前の訪問ですが、その日の様子をぜひご覧くださいませ。
まずは駅舎から。
筑後吉井駅は昭和3年に開設された駅で、
駅舎もその当時に建てられたモノだそうです。
建物財産標に年号が打たれてませんが、
この様相でしたら間違いないでしょうね。
真っ白な漆喰が眩いほど美しい駅舎ですけど、
それにはこんな理由があったみたいです。
駅前に置かれていたベンチ?
そうですけど注目なのはその下に記されている文字のこと。
吉井町(平成17年に浮羽町と合併し現在はうきは市の一部)は
江戸時代に栄えた宿場町だそうで、
今でも漆喰塗りの白壁が美しい街並みがそのまま残されているらしく。
筑後吉井駅の駅舎はごくごく一般的な木造駅舎でしたけど、
町の景観に合わせて改装されたみたいですよ。
筑後吉井駅の駅舎が美しいのは、そんな理由があったのね。
他にも周辺には古墳や神社等、数多くの見どころがあるらしい。
観光案内に謎なキャラクターが描かれてますが、
うきは市のマスコットの「うきぴー」ですって。
衣装は漆喰塗りの白壁だわ。
顔はうきは市の「う」の字を意匠化したモノだそう。
青森県のおいらせ町には
おいらせ(oirase)の「o」の字をデザイン化した
「おいらくん」がいますけど、いつか共演を願いたいです。
それでは重厚な門構えを抜けて駅舎に入ります。
築後吉井駅は駅員さんが常駐されてる業務委託駅です。
過去には無人駅だった時代もあった模様。
外側だけではなく待合室の壁も真っ白。
木枠風に処理されたサッシ窓が目を引きますね。
続いてはホームにイン。
筑後吉井駅は相対式&島式ホームによる複合2面2線構造でした。
こちらが島式ホームです。
筑後吉井駅は一部の特急列車が停車するほか、
ここで折り返し運転をする普通列車も設定されてるそうですよ。
2本のホームを結ぶ跨線橋を眺める。
ホームに原鶴(はらづる)温泉(朝倉市)の看板がありましたが、
JR駅から向かうなら、ここで下車するのが最短ルートとのこと。
「W美肌」の文字が気になりますが、
原鶴温泉のは「古い角質を落とす」&「美肌効果」の
2つの効能があるからですって。
美肌になりたい人は筑後吉井駅に急げ!!!
自分は美肌効果に興味が無いので、ずっとコレばかり眺めてました。
築後吉井駅のすぐ裏手に巨大な工場が建っていたのです。
工場の倉庫には「鳥越製粉」の文字が。
鳥越製粉さんは現在も盛況操業中の会社さんで、
小麦粉やライ麦等の製粉のほか、
お菓子やパンの原材料の生産も手掛けられてるみたいですね。
駅好きな自分が工場を注目していたのは、
昔はここから工場まで商品や原材料を輸送する
線路(専用線)が伸びてたのじゃないかってこと。
線路に面した位置に倉庫の扉があれば、
この推測はほぼ間違いないでしょう。
そこで古い航空写真をチェックしてみると…
ドンピシャリでしたわ!
上は昭和50年に撮影された航空写真でしたが、
工場のすぐそばに留置線があり、
そこには数多くのワム(有蓋車)が停まってました。
この当時は駅舎のそばにも留置線があったみたいですね。
工場を見るとキュンキュンきちゃう同志の皆さんも
きっと多いのではないでしょうか?
今時点で仙台は雨が降ってませんが
台風の影響が出るのはこれからなのかな?
今から仕事の現場に向かいますが、
土砂降りにならなければいいのですが…
筑後吉井駅を訪れた日みたいに涼しい一日であることを願ってます。
訪問駅リスト(JR線)
久大本線(ゆふ高原線)
↑(久留米駅方面)
筑後吉井駅(平成27年7月28日)
↓(大分駅方面)
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