うちのCL500、総走行距離は14,000キロくらいです。

 

冷静に思い返してみて、CL500を適切に走らせるコツって掲題のことなのかなと思いました。

「先を読む」ことで早め早めの操作をすると効率よく走れるような気がします。

まぁバイクじたいもともとそういうものではありますが、CL500はその傾向が強いというかそんな感じです。

 

まえに乗っていたNinja400は必要以上に軽快感のあるハンドリングで、ギリギリまでコーナへまっすぐ突っ込んでいっていきなり旋回を始めるという操作が可能でした。

でもCL500だと、長いわ重いわ前輪はでかいわで旋回に持ち込むのに時間がかかり、そういうことをすると行ってはいけない方へ突進してしまうのでした。

 

じゃあどうするのかという話です。

このブログではこれまでも、後ろに座るとか身体が遅れないようにするとか書いてきました。

これってけっきょくのところ、次にやるべきことを早めに始める、つまり「先を読んで操作する」ってことなんじゃないかと思うのです。

 

コーナ進入にあたっては、あらかじめ身体をバイクの軸からずらして旋回導入操作と加速旋回にそなえておきます。

その後、旋回開始地点にさしかかるちょっと手前からすみやかかつていねいに旋回導入操作を開始します。

すると想定走行ラインをきれいにトレースしていくことができます。

CL500は反応は鈍いものの旋回力そのものはそこそこなのでこうなるのでしょう。

 

こういう「先読み」操作をするには、バイクを傾ける荷重を大きくすばやく与えることと前輪の操舵反応を高めることが大切ですが、CL500ではそのために「後ろに座る」ことが効果的です。

後ろに座ると、前輪の荷重が減って操舵反応が速くなり、ステップを踏み込みやすくなって大きな荷重を与えられるようになるのです。

 

しばらくぶりにCL500に乗ると初日は曲がらなくておっかない感じがします。

でも、翌日は自由自在に操れるように感じます。

翌日の自分の動作を観察してみると、無意識に各操作を早めに行うとともに予備動作を入れて最適化していることが判りました。ちょっと乗らずにいるとそういう大切なことを心も身体も忘れてしまうんですね。

 

あたりまえの結論になってしまいましたが、CL500もバイクの基本どおりに「先を読む」操作が大切なようです。

まえに書いていたNinja400についてのブログでは、エントリが増えすぎてどこになにが書いてあるのか判らなくなり、あとになって目次ページを作った経緯がありました。

なので、このCL500についてのブログでははじめから各記事へのリンクをまとめるエントリを作っておくことにしました。ご利用ください。

 

・日々のよしなしごと

Twitter

Instagram

 

・CL500の運用

先を読んで乗る

身体が遅れないようにひとくふう

後ろに座るとうまくいく

燃費と航続距離

1ヶ月と約4千キロ運用後の感想

慣らし完了時の感想

150km走行後の感想

 

・CL500についての考察

CL500はトルクで走れるバイク

CL500は玄人好みのバイクかも

CL500で万全

CL500ってこんなバイク

CL500と姉妹機の最高速

プレスリリースを読んでみた

CL500の部品はどこから流用?

CL500ってなんでこんな仕様なの?

なんでCL500にしたの?

Ninja400から乗り換えっておかしくない?

 

・整備と点検と不具合

パンク修理

12ヶ月点検

重積載時のプリロードは最弱から2段め

イニシャル(プリロード)調整工具とチェーン調整

PGM-FI警告灯が点灯

3回目のオイル交換

2回めのオイル交換

リアサスペンションのプリロードを最弱に

初回点検

サイレンサカバーが錆びた

 

・タイア

タイア交換(1回め) 感想その1

ラジアルタイアとバイアスタイア

タイアの速度記号

 

・追加装備

ハンドルガード(ナックルカバー)

トップボックスのキーをバイクと共通化

OBD2

ウインドシールド(スクリーン)

スマートフォンホルダ

リアキャリア、トップボックス、エンジンガード、ETC端末、電源、フラットシート、ドライヴレコーダ

 

・MOTOFIZZ キャンピングシートバッグ2をがっちり固定する方法

その1 その2 CL500の場合 CL500の場合、荷崩れ対策

 

・バイクのまめ知識

ドライヴチェーンのお手入れ まとめ その1 その2

バイクの洗車

全開進入 その1 その2 その3

バイクのハンドルが振れるのは故障じゃない

サスペンションセッティング

エンジン出力の計算

バイクのパワーアップ

乗りやすいバイクとは

昔のバイクのカタログスペックは要注意

ちいさいバイクは細かい峠が得意、の誤解

おおきいバイクは経験者向き、の誤解 その1 その2

林道(未舗装路)を走るには

バイクの運転で気をつけていること

バイク初心者さんへお伝えしたいこと4つ

 がんばったら負け ビビったら負け  タイヤを潰そうとしたら負け 乗りこなそうとしたら負け

アマリングはダメじゃない

バイク旅行の段取り

 

・イカれた寝言

道具とひとと その1 その2 その3

バイク用品を買ったら負け その1 その2 その3 その4 その5 その6 追加

キャンプ用ストーヴ(コンロ)ならOptimus NOVAが至高

バイクの曲がりかた三題、たわごとまみれの40年

20世紀のバイクの乗り方、3つの流派

バイクが好きだからって解りあえるとは限らない

マフラー交換しない理由

バイクに乗るのは楽しいから

バイクに乗るのはおもしろいから

 

・旅の記録(へのリンク)

北海道ツアー2023年夏。

九州いろいろ見学ツアー2022年秋。

2021年四国うろうろツアーまとめ。

四国-九州弾丸キャンプツアー2020夏。

日本東西南北端連続踏破ツアー2019。

東北-北海道ぶっちぎり突き抜けツアー2018。

吶喊西日本ツアー2017/10。

北海道ツアー2016@Ninja300。

 

・カメラと写真

撮る理由とほしい写真とは

D800とDfとDxO Optics Proについて、まえがき

D800ってこんな感じ

Dfってこんな感じ

DxO Optics Proってこんな感じ

Dfの画質

ミラーレスカメラってどう?(2016年時点)

D850ってこんな感じ

D850とDxO PhotoLab その1

D850とDxO PhotoLab その2

D850のつづき

ゼンザブロニカETRSで中版写真

50mmレンズで撮ってみた

ネガカラーフィルムの画質

うちのCL500、総走行距離は1万3千キロちょっとです。

 

先日、出かけようと思ってタイア空気圧を測ったらリアがゼロでした。

ものすごくがっかりしましたが、パンク修理キットは常備なのでさっそく対応にとりかかりました。

 

まずレーシングスタンドをセットしてリアタイアをぐるぐるまわして原因を探ります。

ありました。

タイアの溝に、みごとにクギが刺さっています。

 

引っこ抜いたらこんな感じでした。

よくもまあこんなに長いクギがきれいに刺さったものです。

僕が常備しているパンク修理キットは、BAL(大橋産業)さんの「パンク修理キット ミニステックタイプ」という商品です。

大手通販サイトのページはこちらです

 

これを使って修理した結果、こうなりました。

一発で成功して漏れはありません。

時速300キロくらい出る(出す)バイクだったらパンク修理なんかしないでタイア交換するべきですが、このタイアはHレンジのバイアスタイアだし最高速なんかたかが知れてるので、こんなもんで充分です。だいたいタイア交換したばかりなのにまたぞろ交換なんてもったいないですし。

 

そんなわけで、この日も無事に旅に出ることができました。

うちのCL500、総走行距離は13,000キロくらいです。

 

先日、12,500キロくらい使った純正タイアのDunlopさんちのTrailMax MixtourBridgestoneさんちのBT46交換していただきました

このエントリでは、交換後の第一印象というか慣らし完了後の感想を書いておこうと思います。

 

まず感じたのは、乗り心地のよさです。

こまかい路面の荒れをきれいに吸収してくれて、しっとりといい感じです。

もちろん、比較対象がすり減りきったタイアなのでそこは割り引きが必要ではありますが。

 

慣らしを進めたのですが当たりがつくのがとても早いのに驚きました。

新しいタイアってたいてい50-100キロ走るまではなんとなく接地感が不安定というか接地点がもじょもじょと逃げていく感じがあるものなんですが、このタイアは10キロくらいでもう落ち着いてしまいました。

このあたり、タイアの構造が柔らかくしなやかなのかなと思います。乗り心地のよさからもそれがうかがえます。

 

その後、高速道路を100キロほど走りましたが直進性と安定性は申し分なく快適でした。

山道に入り旋回性を試すと、びっくりするくらいすなおなハンドリングでした。

前後輪がほぼ均等に旋回してわずかに前輪が回り込んでくる感じです。

純正タイアは後輪の旋回性が弱くどたばた感があり、それを補正するためにバンク角が深くなり前輪の舵角を大きく使う感じでした。

後輪の断面形状が純正に比べて尖っているというか周辺部が回り込んでいるのがこの理由だと思います。

 

結果として、旋回導入が容易かつ軽快で、寝かさなくても曲がれるようになりました。

あとでタイアの接地面を観察すると、後輪の周辺は1センチ以上接地していない部分(いわゆるアマリング)があって健全な感じです。なお、前輪はわりと周辺まで使う感じでした。

 

旋回導入後のトラクション旋回は接地感が明確で的確に後輪の旋回力を引き出せる印象でした。

全開進入的にタイアをぎゅーーーっとすると接地面がしっかりと荷重を受け止めてくれて安心感もあります。

 

全体的にしなやかかつ接地感が明瞭な感じで、よくできたバイアスタイアの典型だと思います。

接地面の溝の多さからして未舗装路耐性もそう低くはなさそうだし、BT46はCL500にとても適切な銘柄なんじゃないでしょうか。

 

BT46、超おすすめです。なんといっても安価だし。

うちのCL500、4年めと5年めに対応する延長保証に加入しています。

なお、3年めまではホンダさんとホンダドリーム店さんの保証です。

 

延長保証はホンダドリーム店さんで点検を受けるのが適用条件になっています。

1年おきの12ヶ月点検と、車検の年の24ヶ月点検です。

 

昨年の6月に納車されたのでぼちぼちかなということで、12ヶ月点検を受けてきました。

点検はなにごともなく1時間半と約1万5千円で終わり、指摘事項も交換部品もありませんでした。

ふだんの整備は自分でやるし、技術が必要ならいきつけのバイク屋さんにお願いしているので当然ではあります。

 

次回は2025年の初夏に12ヶ月点検を受けて、2026年は24ヶ月点検です。