うちのCL500、総走行距離は1万3千キロちょっとです。

 

先日、出かけようと思ってタイア空気圧を測ったらリアがゼロでした。

ものすごくがっかりしましたが、パンク修理キットは常備なのでさっそく対応にとりかかりました。

 

まずレーシングスタンドをセットしてリアタイアをぐるぐるまわして原因を探ります。

ありました。

タイアの溝に、みごとにクギが刺さっています。

 

引っこ抜いたらこんな感じでした。

よくもまあこんなに長いクギがきれいに刺さったものです。

僕が常備しているパンク修理キットは、BAL(大橋産業)さんの「パンク修理キット ミニステックタイプ」という商品です。

大手通販サイトのページはこちらです

 

これを使って修理した結果、こうなりました。

一発で成功して漏れはありません。

時速300キロくらい出る(出す)バイクだったらパンク修理なんかしないでタイア交換するべきですが、このタイアはHレンジのバイアスタイアだし最高速なんかたかが知れてるので、こんなもんで充分です。だいたいタイア交換したばかりなのにまたぞろ交換なんてもったいないですし。

 

そんなわけで、この日も無事に旅に出ることができました。

まえに書いていたNinja400についてのブログでは、エントリが増えすぎてどこになにが書いてあるのか判らなくなり、あとになって目次ページを作った経緯がありました。

なので、このCL500についてのブログでははじめから各記事へのリンクをまとめるエントリを作っておくことにしました。ご利用ください。

 

・日々のよしなしごと

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Instagram

 

・CL500の運用

身体が遅れないようにひとくふう

後ろに座るとうまくいく

燃費と航続距離

1ヶ月と約4千キロ運用後の感想

慣らし完了時の感想

150km走行後の感想

 

・CL500についての考察

CL500はトルクで走れるバイク

CL500は玄人好みのバイクかも

CL500で万全

CL500ってこんなバイク

CL500と姉妹機の最高速

プレスリリースを読んでみた

CL500の部品はどこから流用?

CL500ってなんでこんな仕様なの?

なんでCL500にしたの?

Ninja400から乗り換えっておかしくない?

 

・整備と点検と不具合

パンク修理

12ヶ月点検

タイア交換(1回め) 感想その1

重積載時のプリロードは最弱から2段め

イニシャル(プリロード)調整工具とチェーン調整

PGM-FI警告灯が点灯

3回目のオイル交換

2回めのオイル交換

リアサスペンションのプリロードを最弱に

初回点検

サイレンサカバーが錆びた

 

・タイア

ラジアルタイアとバイアスタイア

タイアの速度記号

 

・追加装備

ハンドルガード(ナックルカバー)

トップボックスのキーをバイクと共通化

OBD2

ウインドシールド(スクリーン)

スマートフォンホルダ

リアキャリア、トップボックス、エンジンガード、ETC端末、電源、フラットシート、ドライヴレコーダ

 

・MOTOFIZZ キャンピングシートバッグ2をがっちり固定する方法

その1 その2 CL500の場合 CL500の場合、荷崩れ対策

 

・バイクのまめ知識

ドライヴチェーンのお手入れ まとめ その1 その2

バイクの洗車

全開進入 その1 その2 その3

バイクのハンドルが振れるのは故障じゃない

サスペンションセッティング

エンジン出力の計算

バイクのパワーアップ

乗りやすいバイクとは

昔のバイクのカタログスペックは要注意

ちいさいバイクは細かい峠が得意、の誤解

おおきいバイクは経験者向き、の誤解 その1 その2

林道(未舗装路)を走るには

バイクの運転で気をつけていること

バイク初心者さんへお伝えしたいこと4つ

 がんばったら負け ビビったら負け  タイヤを潰そうとしたら負け 乗りこなそうとしたら負け

アマリングはダメじゃない

バイク旅行の段取り

 

・イカれた寝言

道具とひとと その1 その2 その3

バイク用品を買ったら負け その1 その2 その3 その4 その5 その6 追加

キャンプ用ストーヴ(コンロ)ならOptimus NOVAが至高

バイクの曲がりかた三題、たわごとまみれの40年

20世紀のバイクの乗り方、3つの流派

バイクが好きだからって解りあえるとは限らない

マフラー交換しない理由

バイクに乗るのは楽しいから

バイクに乗るのはおもしろいから

 

・旅の記録(へのリンク)

北海道ツアー2023年夏。

九州いろいろ見学ツアー2022年秋。

2021年四国うろうろツアーまとめ。

四国-九州弾丸キャンプツアー2020夏。

日本東西南北端連続踏破ツアー2019。

東北-北海道ぶっちぎり突き抜けツアー2018。

吶喊西日本ツアー2017/10。

北海道ツアー2016@Ninja300。

 

・カメラと写真

撮る理由とほしい写真とは

D800とDfとDxO Optics Proについて、まえがき

D800ってこんな感じ

Dfってこんな感じ

DxO Optics Proってこんな感じ

Dfの画質

ミラーレスカメラってどう?(2016年時点)

D850ってこんな感じ

D850とDxO PhotoLab その1

D850とDxO PhotoLab その2

D850のつづき

ゼンザブロニカETRSで中版写真

50mmレンズで撮ってみた

ネガカラーフィルムの画質

うちのCL500、総走行距離は13,000キロくらいです。

 

先日、12,500キロくらい使った純正タイアのDunlopさんちのTrailMax MixtourBridgestoneさんちのBT46交換していただきました

このエントリでは、交換後の第一印象というか慣らし完了後の感想を書いておこうと思います。

 

まず感じたのは、乗り心地のよさです。

こまかい路面の荒れをきれいに吸収してくれて、しっとりといい感じです。

もちろん、比較対象がすり減りきったタイアなのでそこは割り引きが必要ではありますが。

 

慣らしを進めたのですが当たりがつくのがとても早いのに驚きました。

新しいタイアってたいてい50-100キロ走るまではなんとなく接地感が不安定というか接地点がもじょもじょと逃げていく感じがあるものなんですが、このタイアは10キロくらいでもう落ち着いてしまいました。

このあたり、タイアの構造が柔らかくしなやかなのかなと思います。乗り心地のよさからもそれがうかがえます。

 

その後、高速道路を100キロほど走りましたが直進性と安定性は申し分なく快適でした。

山道に入り旋回性を試すと、びっくりするくらいすなおなハンドリングでした。

前後輪がほぼ均等に旋回してわずかに前輪が回り込んでくる感じです。

純正タイアは後輪の旋回性が弱くどたばた感があり、それを補正するためにバンク角が深くなり前輪の舵角を大きく使う感じでした。

後輪の断面形状が純正に比べて尖っているというか周辺部が回り込んでいるのがこの理由だと思います。

 

結果として、旋回導入が容易かつ軽快で、寝かさなくても曲がれるようになりました。

あとでタイアの接地面を観察すると、後輪の周辺は1センチ以上接地していない部分(いわゆるアマリング)があって健全な感じです。なお、前輪はわりと周辺まで使う感じでした。

 

旋回導入後のトラクション旋回は接地感が明確で的確に後輪の旋回力を引き出せる印象でした。

全開進入的にタイアをぎゅーーーっとすると接地面がしっかりと荷重を受け止めてくれて安心感もあります。

 

全体的にしなやかかつ接地感が明瞭な感じで、よくできたバイアスタイアの典型だと思います。

接地面の溝の多さからして未舗装路耐性もそう低くはなさそうだし、BT46はCL500にとても適切な銘柄なんじゃないでしょうか。

 

BT46、超おすすめです。なんといっても安価だし。

うちのCL500、4年めと5年めに対応する延長保証に加入しています。

なお、3年めまではホンダさんとホンダドリーム店さんの保証です。

 

延長保証はホンダドリーム店さんで点検を受けるのが適用条件になっています。

1年おきの12ヶ月点検と、車検の年の24ヶ月点検です。

 

昨年の6月に納車されたのでぼちぼちかなということで、12ヶ月点検を受けてきました。

点検はなにごともなく1時間半と約1万5千円で終わり、指摘事項も交換部品もありませんでした。

ふだんの整備は自分でやるし、技術が必要ならいきつけのバイク屋さんにお願いしているので当然ではあります。

 

次回は2025年の初夏に12ヶ月点検を受けて、2026年は24ヶ月点検です。

うちのCL500、総走行距離は12,500キロくらいです。

 

リアタイアがスリップサインまであとわずかになってしまいました。

なので、いきつけのバイク屋さんでタイアを交換していただきました。

新タイアの銘柄は、Bridgestoneさんちの「BT46」です。

 

下の画像は交換前の前後タイア接地面です。

 

新しいタイアのサイズは前が100/90-19 M/C 57H TL、後ろが150/70-17 M/C 69H TLです。

下の画像は交換直後の前後タイア接地面です。

 

この銘柄だと、純正指定とは違ったサイズになります。

前のサイズは純正が110/80-17なのでちょっと細く扁平率が小さいものです。

あと、純正はラジアルタイアですが、このタイアはバイアスです。

 

なんでわざわざこの銘柄にしたかですが、理由は3つあります。

 

ひとつは値段です。

大手タイア販売店さんの2024年5月時点での価格を比較するとこんな感じです。

BT46:前13,100円 後15,600円

純正:前16,500円 後22,200円(Vレンジ)

その差額は1万円になります。街のバイク屋さんで交換したらこの差はもっと開いてきます。

年間で2セットのタイアを消費する僕には無視できません。

 

ふたつめは用途です。

僕はもともと複数台持ちで林道もかなり走っていたのですが、さいきんはさっぱりです。

もっとも、旅の途中で通り抜けるような林道はいわゆるフラットダートであることがほとんどで、そういう道ならオンロードバイクでも充分に走れます。

じっさい過去にはNinja250で雨の林道を往復24キロ走ってカムイワッカの湯滝へ行ったことがありましたが、なんの問題も感じませんでした。

いっぽう、純正タイアを履いたCL500で荷物満載かつあやしいペースで走るとリアタイアがめげてしまうことがまれにありました。

接地面は端までずるずるになり、なにやらもにょもにょと穏やかではない挙動をしはじめるのです。

さすがに不安感は拭いきれず、次のタイアはちゃんとしたオンロード用タイアにしなければ、と思ったのでした。

 

みっつめはバイアスタイアが好きだからです。

以前に乗っていたNinja400は純正指定がラジアルタイアでしたがどうにも特性になっとくがいかず、バイアスタイアに履き替えたらことのほか楽しかったのです。

タイアの稼働状況は逐一把握できるし荷重を与えたり与えなかったりでハンドリングも調整できたりで、ほんとにハッピーになれました。

そもそもCL500の純正タイア(DunlopさんちのTRAILMAX MIXTOUR)はあんまり「ラジアルっぽさ」がありませんでした。

高速域での軽快さはひらべったい断面形状のせいで感じられず、剛性バランスのせいでトラクションをかけたときの旋回性変化が少ない感じです。

だったら、もうバイアスでいいじゃん!というのが僕の結論だったのです。

 

というわけでうちのCL500にはいまBridgestoneさんちのBT46を履いています。

慣らしが終わってないのでまだ感想は書けませんが、これからじっくり試して性能を引き出していこうと思います。