うちのCL500、総走行距離は12,500キロくらいです。

 

リアタイアがスリップサインまであとわずかになってしまいました。

なので、いきつけのバイク屋さんでタイアを交換していただきました。

新タイアの銘柄は、Bridgestoneさんちの「BT46」です。

 

下の画像は交換前の前後タイア接地面です。

 

新しいタイアのサイズは前が100/90-19 M/C 57H TL、後ろが150/70-17 M/C 69H TLです。

下の画像は交換直後の前後タイア接地面です。

 

この銘柄だと、純正指定とは違ったサイズになります。

前のサイズは純正が110/80-17なのでちょっと細く扁平率が小さいものです。

あと、純正はラジアルタイアですが、このタイアはバイアスです。

 

なんでわざわざこの銘柄にしたかですが、理由は3つあります。

 

ひとつは値段です。

大手タイア販売店さんの2024年5月時点での価格を比較するとこんな感じです。

BT46:前13,100円 後15,600円

純正:前16,500円 後22,200円(Vレンジ)

その差額は1万円になります。街のバイク屋さんで交換したらこの差はもっと開いてきます。

年間で2セットのタイアを消費する僕には無視できません。

 

ふたつめは用途です。

僕はもともと複数台持ちで林道もかなり走っていたのですが、さいきんはさっぱりです。

もっとも、旅の途中で通り抜けるような林道はいわゆるフラットダートであることがほとんどで、そういう道ならオンロードバイクでも充分に走れます。

じっさい過去にはNinja250で雨の林道を往復24キロ走ってカムイワッカの湯滝へ行ったことがありましたが、なんの問題も感じませんでした。

いっぽう、純正タイアを履いたCL500で荷物満載かつあやしいペースで走るとリアタイアがめげてしまうことがまれにありました。

接地面は端までずるずるになり、なにやらもにょもにょと穏やかではない挙動をしはじめるのです。

さすがに不安感は拭いきれず、次のタイアはちゃんとしたオンロード用タイアにしなければ、と思ったのでした。

 

みっつめはバイアスタイアが好きだからです。

以前に乗っていたNinja400は純正指定がラジアルタイアでしたがどうにも特性になっとくがいかず、バイアスタイアに履き替えたらことのほか楽しかったのです。

タイアの稼働状況は逐一把握できるし荷重を与えたり与えなかったりでハンドリングも調整できたりで、ほんとにハッピーになれました。

そもそもCL500の純正タイア(DunlopさんちのTRAILMAX MIXTOUR)はあんまり「ラジアルっぽさ」がありませんでした。

高速域での軽快さはひらべったい断面形状のせいで感じられず、剛性バランスのせいでトラクションをかけたときの旋回性変化が少ない感じです。

だったら、もうバイアスでいいじゃん!というのが僕の結論だったのです。

 

というわけでうちのCL500にはいまBridgestoneさんちのBT46を履いています。

慣らしが終わってないのでまだ感想は書けませんが、これからじっくり試して性能を引き出していこうと思います。

先日うちのCL500にMOTOFIZZブランドのキャンピングシートバッグ2を載せていたら荷崩れしまして、あわや落下物事故になるところでした。

なのでこのエントリではその原因考察と対策について書きます。

 

以前キャンピングシートバッグの積み方のエントリを書きました

これ、バッグいっぱいに荷物を詰め込んでぱんぱんになっている状態だとすごく具合がよかったのです。

 

でもバッグがいっぱいになっておらずふにゃふにゃの状態では不具合が発生することが判りました。

左右の固定ベルトを1点から前後に張り渡しているため、バッグが荷重とかで変形すると支持点を軸にぐるっと回ってしまい、バッグがまるごと後方に脱落してしまったのです。

さいわいベルトが切れたりはしなかったのでテールランプとナンバープレートがバッグで隠れた珍妙な状態で停止し事なきを得ました。

 

現場で改善したベルトの張り方は以下のとおりです。

後方のベルトはリアキャリアの後ろ側のピンにひっかけて、前方のは前側のピンにひっかけます。

バッグの積載位置は前よりにしています。

これによりベルトの張力が前後に分散し、回転しながら脱落する現象を抑止できました。

 

バッグを常時ぱんぱんにして使ってるのは僕くらいだと思いますので、あまり大きな声では言えないような走りでキャンプ旅行をされる方はご参考にされたうえ充分にご注意ください。

うちのCL500、総走行距離は1万1千キロくらいです。

 

先日、キャンプ装備でまとまった距離を走りまして、リアサスペンションのプリロード変更を試しました。

前回おなじ装備で走ったとき、旋回中に荷重をかけるとリアタイアが逃げていくような不穏な感じがして気になったのです。このときのプリロード設定は標準の最弱+1段でした。

なので、今回は最弱から2段目としてみたのですが、これはまあまあ正解で、安定した旋回感覚を得ることができました。

 

どうも、CL500は前下がり気味のフロント荷重傾向な車両姿勢でよく走るようです。

なので登りのタイトなコーナで後輪に荷重がかかりすぎると前輪の旋回力が不足して大回りしてしまうのです。

 

今回はリアサスペンションのプリロードをすこし増やして車両姿勢を前下がり気味に調整したのですが、素直な旋回性を得られた感じです。

となると、いっそフロントフォークの突き出し量を増やしてもいいのかもしれません。

 

ただ、これってじつは諸刃の剣でした。

前輪に荷重をかけすぎると、タイアとフロントフォークがへこたれてハンドルにぶれが出てくるのです。

ただでさえキャンプ装備で車重が増しているところに前輪に過重しているわけで、まあ当然そうなるわけですが、ちょっと怖かったです。

まぁタイアの偏摩耗もだいぶ影響してるとは思いますけど。

 

CL500はスーパースポーツではないので、無理は禁物~という結論なのでした。

 

あ、そうそう、前回のオイル交換から4千キロくらい走ったので交換していただいています。

銘柄は聞いていませんがそこそこのグレードの10W-40で、2.5リットルでぴったりでした。

うちのCL500、総走行距離は8700キロくらいです。

 

以前のブログでNinja400にTANAXさんのシートバッグを確実に固縛する方法を書きました。

今回のエントリは、これのCL500版です。

 

2024年4月追記:

本稿の固縛方法で荷崩れが起きました。

ベルトの取り付け方を改善しましたので、以下リンクからご確認ください。

CL500に「MOTOFIZZ キャンピングシートバッグ2」を固定する方法、ちょっと改善。

 

TANAXさんのキャンピングシートバッグ2は至高の大型シートバッグで、がっちり固縛しなくても底面の軟質素材がバイクにフィットして動かないというアイデア商品です。

でも、バッグにキャンプ道具をぎっちり詰め込んで重量がかさむとバイクの振動や加減速でずれてしまい、最悪の場合は落下物となります(2回の経験あり)。

以下は、こうした事故を防ぐための対策になります。

 

このバッグを固定する要点は次の3つです。

  1. 固定ベルトをきつく締め込む
  2. 大型の荷台またはその代替物を設置してベルトの締め込みを確実にする
  3. バッグがずれないよう固定ベルトの設置位置を前後対称にする

まずは以前の記事をごらんください。

Ninja400に「MOTOFIZZ キャンピングシートバッグ2」を固定する方法。

Ninja400では、リアキャリアを使わなかったためリアシートにアルミロールテーブルを置き、荷台としていました。

いまのCL500では、リアキャリアは設置したもののトップケースマウントを載せたためバッグの接触面積がちいさくなってしまいました。

そのためCL500でもアルミロールテーブルを使用しています。

 

上記ブログの記載のうち固定ベルトの設置からバッグの固定までの部分を以下の記述で読み替えてください。

ただしこれはCL500+純正リアキャリア+GIVIモノロック汎用ベースの組み合わせの場合なので、それ以外のかたは適宜くふうが必要です。

 

まず、固定ベルトを取り付けます。

前側のベルトをリアキャリア側方後ろ側のピンにかけ、その上から後ろ側のベルトを巻き付けます。

できあがりはこちら。

取り付け中はこちら。後ろ側のベルトをピンの前側に巻きつけるのが要点です。

 

左右対称に固定ベルトを取り付けたら、アルミロールテーブルを載せます。

テーブルの巻き方は前のブログエントリをご参照ください。

これが

こうなります。

さらに、バッグを載せた状態を下からみるとこうなります。

 

できあがりはこんな感じです。

 

固定ベルト側のバックルをバッグ側に挿入したら、推しのかたきと思って固定ベルトを締め込みます。

このように、バッグを安定させて固定ベルトをがっちり締め込むようにしてから、落下どころかずれることもなくなりました。

これでひとには言えない走りや未舗装路走行のときも安心です。

 

リアキャリア側の固定ベルト取り付け位置が後ろすぎるのでは?と疑問を持たれる方もおられるかと思います。

このベルト、横からみたときにバッグ側のバックル2箇所を底辺とする「二等辺三角形」または「対称な台形」にする必要があり、そのためにはキャリア側方後ろ側のピンがちょうどいいのです。

なぜ横からみて対称でなければならないかというと、ここが非対称だとベルトの固縛力が前後非対称になり、振動や加減速でバッグがずれてベルトがゆるんでしまうからです。

以前のバイクですがこれに気づかず2回も落下事故を起こしてしまいました。

 

キャンプ道具の喪失は旅や人生を強制終了させかねない大惨事です。

このエントリが荷物の固縛改善のお役に立てましたらさいわいです。

うちのCL500、あいかわらず走行距離が伸び悩んでおります。

 

先日、チェーンの張りとリアサスペンションのプリロード(イニシャル)調整をしたので、書きとめておきます。

プリロード調整に使った道具は超便利なのでおすすめです。

 

まずチェーン調整。

リアアクスル両側のボルトとナットをでっかいメガネレンチでゆるめて、スイングアーム後端の調整ナットを締め込みます。

約8千キロの走行で伸びたぶんは、調整ナットを120度ほど締め込むとちょうどよくなりました。

がっつりとアクスルナットを締め付けて作業は完了です。

 

続いてイニシャル(プリロード)調整。大荷物を積む予定で、標準の「最弱から1段目」に変更しました。

僕はこんな道具を使っています。

山野製作所 ガス抜きプライヤー G-1200という商品です。

※リンク先はAmazonの商品ページです

 

これを「中」にセットします。

で、内側のトゲをリアサスペンションのプリロード調整部の溝にひっかけて締め付けつつ回すと、びっくりするくらいかんたんに調整部が回ります。

もう車載工具とかのフックレンチなんて使ってられません。

これ、いきつけのバイク屋さんが使っていて教えてもらったのですが、さすがプロは目のつけどころが違う!と思いました。

ぜひお試しください。