うちのCL500、リアサスペンションのプリロード調整機構の設定を最弱に変更しました。
 
この調整機構は全部で5段階に設定できるようになっていて、出荷状態では最弱から2段めになっています。
変更の理由は、前輪の存在感を減らしてリアタイアのトラクションをより明確に引き出せるようにするためです。
結果としてリアタイアの接地点を軸にバイクを振り回す感じがやや強調され、操作の自由度が高まった感じです。
なお、僕の体重は70キロくらいなのでメーカ基準からするとプリロードは標準でいいはずで、この変更は「好みに合わせる」的なものになります。
 
バイクはリアタイア主体で機動するものです。
でも、たいていのモデルはリアが高すぎてそれが難しくなっています。
たぶん二人乗りしても破綻しないためにそうなっているんでしょうけど、そのせいでリアタイアのトラクションを有効活用できなくなっています。
だから買ってきたら速攻でリアサスペンションのプリロードを最弱にするくらいでいいのです。
ですが、うちのCL500ではいちおうホンダさんを尊重するつもりでいままで標準位置のまま様子を見ていたのでした。
 
リアのプリロード変更で微妙に前輪荷重が減って存在感が薄れたことで、フロントサスペンションがつっぱって旋回導入の妨げになっている印象もやや改善できました。
ただ、別稿で書いたようにタイトな登りヘアピンコーナでは前輪荷重の減少に対応する必要がありました。
ぜいたくを言えば、前後のサスペンションを詰めて重心を下げてやや後ろ下がりにして踏み込みやすいようにステップを前進させたいのですが、そんな面倒くさいことをやるのはイヤなので姑息なくふうでなんとか乗り切ろうとしております。