うちのCL500、総走行距離は13,000キロくらいです。
先日、12,500キロくらい使った純正タイアのDunlopさんちのTrailMax MixtourをBridgestoneさんちのBT46に交換していただきました。
このエントリでは、交換後の第一印象というか慣らし完了後の感想を書いておこうと思います。
まず感じたのは、乗り心地のよさです。
こまかい路面の荒れをきれいに吸収してくれて、しっとりといい感じです。
もちろん、比較対象がすり減りきったタイアなのでそこは割り引きが必要ではありますが。
慣らしを進めたのですが当たりがつくのがとても早いのに驚きました。
新しいタイアってたいてい50-100キロ走るまではなんとなく接地感が不安定というか接地点がもじょもじょと逃げていく感じがあるものなんですが、このタイアは10キロくらいでもう落ち着いてしまいました。
このあたり、タイアの構造が柔らかくしなやかなのかなと思います。乗り心地のよさからもそれがうかがえます。
その後、高速道路を100キロほど走りましたが直進性と安定性は申し分なく快適でした。
山道に入り旋回性を試すと、びっくりするくらいすなおなハンドリングでした。
前後輪がほぼ均等に旋回してわずかに前輪が回り込んでくる感じです。
純正タイアは後輪の旋回性が弱くどたばた感があり、それを補正するためにバンク角が深くなり前輪の舵角を大きく使う感じでした。
後輪の断面形状が純正に比べて尖っているというか周辺部が回り込んでいるのがこの理由だと思います。
結果として、旋回導入が容易かつ軽快で、寝かさなくても曲がれるようになりました。
あとでタイアの接地面を観察すると、後輪の周辺は1センチ以上接地していない部分(いわゆるアマリング)があって健全な感じです。なお、前輪はわりと周辺まで使う感じでした。
旋回導入後のトラクション旋回は接地感が明確で的確に後輪の旋回力を引き出せる印象でした。
全開進入的にタイアをぎゅーーーっとすると接地面がしっかりと荷重を受け止めてくれて安心感もあります。
全体的にしなやかかつ接地感が明瞭な感じで、よくできたバイアスタイアの典型だと思います。
接地面の溝の多さからして未舗装路耐性もそう低くはなさそうだし、BT46はCL500にとても適切な銘柄なんじゃないでしょうか。
BT46、超おすすめです。なんといっても安価だし。