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うちのCL500、装着しているGIVIさん製トップケースをバイクのキーで開閉脱着できるようにしました。

 

使ったのは、GIVIさんATLASシリーズ「B45NM」と改造用キーシリンダと回転つめ(ロックプレート)Z4512Rです。
このキーシリンダ、iwasan16さんという方がメルカリで出品されている手づくりの品で、商品名は「ホンダのバイクでGIVIのワンキー化」です。ロックプレートはケースによって必要品番が異なりますが、指定すればキーシリンダに有料で同梱していただけます。

 

キー共通化改造、じつはホンダさんの純正部品でできないかと考えていちかばちか部品を購入してみたのです。
でも、ケース側のキーシリンダが入る穴が合わず、またロックプレートの取り付け穴形状が合わなかったため、あえなく撤退となっていました。
Twitterでiwasan16さんの商品を知り、今回もういちど挑戦したのでした。

 

商品の内容は、ホンダさんの純正部品を追加工したものと新規製作部品2点と取り付け用ねじ類です。
詳細と組立工程はこの商品を紹介されているCheetah_Lucky_7さんのみんカラ整備手帳をごらんください。
発注される際は、組み込み対象のケースが「モノロック」なのか「モノキー」なのか、また「モノロック」の場合はロックプレート形状がどのタイプであるかを確認する必要がありますのでご注意ください。

 

作業のうち、ゆいいつややこしいのはキーシリンダの組み立てです。
バイクのキーに合わせてインナシリンダに3種類のタンブラを組み合わせて取り付けるのですが、ちょっと面食らいます。
なので、以下リンクから取扱説明書をダウンロードして4ページのいちばん下あたりから参照すると解りやすいです。
ここができあがれば、あとはキーシリンダに新作部品をねじ2本で固定して全体を組み立てるだけです。

 

iwasan16さんの商品を組み込むと、バイクのキーでトップケースの開閉脱着ができるだけではなく、キーを開位置に回した状態でも抜くことができるようになります。
この点もとても便利だと思います。

 

商品としてはお安くありませんが、もとになるホンダさん純正アクセサリのキーシリンダとの価格差で考えるととんでもないバーゲン価格です。
新作部品が2つあってうちひとつは黒メッキ処理ずみ、さらにホンダさん純正部品の追加工ひとつに追加工ずみのねじまで入っているわけですから。

 

ただ、構造が複雑になるため走行中の振動や衝撃で部品が外れるリスクはあると思います。もしそうなったら開けることも外すこともできず万事休すです。
なので、ねじ類にはねじロック剤か接着剤でゆるみどめをしておくと安心です。

 

ということでこの改造、GIVIさん製のトップケースを使っておられるかたにはおすすめです。


 

追記:GIVIトップケースのベースプレートについて。
うちのは45リットルサイズの特大ケースなのですが、これを固定しているベースプレートはいかにも華奢な作りになっています。
とくにケースをロックする後ろ側のつめ?ピン?は、ケースと中身の全質量を受け止めるにはいささか不安な出来です。
で、どうするかですが。

 

なにもしません。
うちの使い勝手だと常時装着はないので、取り付けるときにベースプレートをかならず点検しています。
といっても、みためで変な曲がりやひびができていないかを確認するだけです。
もし問題がみつかったらかわりのベースプレートを買うつもりです。
このベースプレート、大手通販業者さんなら2023年8月現在で2,800円という安価なものです。
ここが弱点なのは確かですけどだからといって声高に欠陥だ!危険だ!と主張するくらいならさっさと交換してしまうほうが確実だと思います。
しょせんは安物グレードの「モノロック」シリーズのケースなのでなかば消耗品ですし、どうしても気になるなら「モノキー」シリーズを装着したほうがいいと思います。