怒ってはいけない
誰でもそう思いますよね。
怒りという感情は
激しいエネルギーを持っていて
心地の良いものではありませんから
そもそも怒りを感じたくないという方も
いらっしゃるでしょうし
倫理的に「怒るのはダメ」と
思っている方も多いかと思います。
だからこそ
怒ってしまう自分、
怒りを感じる自分と
怒りとの関係に
悩むことが多いんですよね。
もしかしたらあなたも
自分自身の怒りと
どう向き合ったらいいのか
悩んでいらっしゃるかも知れませんね。
怒りに対して
私がどう考えているかと言うと
怒りを感じるのは◎
怒りを無自覚にぶつけるのはx
です。
怒りを感じることと
怒りをぶつける(あらわにする)ことは
似ているようで全く違い
両者を分けて考える必要があります。
少し詳しく説明します。
まず「怒りを感じる」ということですが
これは人間ならば
誰にでも起こることです。
自分の権利が侵害されたり
不平等な待遇を受けたり
無理に我慢を強いられたり
裏切られたりした時
つまり
自分の心や身体の健康、
自分の存在そのものが危険だと感じた時
私たちの脳は
怒りという感情を使って
「注意して!」
「自分を守る行動をして!」
というシグナルを送ります。
だから私たちは
カチン
ピキッ
ふざけるな
と感じるわけです。
これは人間の脳の原始的な部分が
正常に機能している印、
人間である証でもあります。
このシグナルがあるがゆえに
私たちは自分を守り
生き延びてきた、とも言えますね。
ですので
怒りを感じることは
異常なことでも
恥ずかしいことでもなく、
人間らしいこと。
怒りは感じていいのです。
ですが
自分の中で生まれた怒りの感情を
子どもに対して怒鳴る
部下をしかりつける
カスハラ行動に出る
といったような
特定の行動として外に出すことは
必ずしも肯定できるものでは
ありませんよね。
相手に伝わるように
言葉や態度を選ぶのが「大人の対応」です。
つまり
怒りを感じることが
ある意味「原始的な人間らしさ」だとすると
その怒りをどう処理するかは
「進化した人間としての選択」に任されている
とも言えます。
人間の脳には
動物的で原始的な部分と
人間だけが持つ高度に発達した部分があります。
怒りを「感じる」ことは
原始的な脳の部分が使われますが
怒りを「どう処理するか」は
高度に発達した部分を使うわけです。
言い換えると
怒りをそのまま外に出さず
建設的な対応方法を選べることも
人間である証
なのです。
何かのきっかけで
あなたが
チン
ピキッ
ふざけるな
を感じるのは全く問題なし
ただ
それをそのまま
相手にぶつけてしまうというのは
あなたがせっかく持っている
高度に発達した脳の持ち腐れです。
自分の怒りを
あくまでも「危険信号」として受け止め
その「危険信号」を
どう解釈し処理するか
ちょっと立ち止まって
考えてみて下さい。
あなたが置かれた
その場所、その状況で
怒りをありのままに表現することは
本当にあなたのため、
相手のためでしょうか?
怒りの代わりに
言葉を尽くして
説明するという選択肢はありませんか?
アドラ-心理学では
行動としての怒りには
目的があると考えます。
相手をとにかく黙らせる
相手を自分に服従させる
自分の優位性/権力を保つ
そんな目的が多いのですが
あなたの怒りの行動
どんな目的があるのでしょう?
目的をしっかりと把握できると
自分がどんな行動をとるのが建設的も
把握することができますよ。
怒りは感じても大丈夫!
だからと言って
怒りをあらわにするのは
ちょっとお待ち頂きたい。
怒りを感じることと
怒りを行動で示すことは
どちらも人間らしさの証ですが
全く違うことなのです。
進化した脳を持つ人間として
洗練された怒りの表現方法を
考えてみようではありませんか
今日感じる怒りに自分がどう対応するか、
好奇心を持って探ってみましょう!
最後までお読みくださり
有難うございました
それではまた明日!
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は35年目、現地日系商社勤務は32年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)認定講師
マインドフル・セルフコンパッション(MSC™)Trained Teacher
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