
★受講生募集中★
クラス運営方針、講師紹介、申込は下記リンク
●グロービス経営大学院(MBA)
マーケティング・経営戦略基礎クラス講師
・26年04月期名古屋クラス(隔週水)19~22時【開講中】
・26年07月期名古屋クラス(隔週土)10~13時【開講決定受付中】
●グロービス経営大学院(MBA)
経営戦略クラス講師
最近は企業研修が約8割。そちらでもお目に掛かりましょう。
★荒谷流武道松戸道場門人募集★
体術(合氣道)・剣術(鹿島の剣)・他武器などを教えます。
武道経験者~初心者不問。毎週土曜日午後。詳しくは こちら をどうぞ。
海賊とよばれた男(上)/百田尚樹 26123

★★★★★
新聞記事で
出光タンカーがホルムズ海峡通過 原油積載200万バレル、
名古屋へ―日本人3人乗船
を見て快哉をあげる。
ホルムズ海峡を初めて通過したのは
やはり出光興産か。
そして無性に出光興産創業者出光佐三がモデルである
「海賊と呼ばれた男」を読み返したくなる。
鐵造は檀上から社員たちを見渡した。
皆、一様に不安そうな顔で自分を見つめている。
戦争が終わったのは二日前だ。
日本はどうなるのか、会社はどうなるのか、
家族たちはどうなるのか―
鐵造には彼らの恐怖が痛いほどわかった。
だからこそ、彼らに言わなくてはならない。
「今から、皆の者に申し渡す」
鐵造の背は一七〇センチ近くある。
明治十八年生まれとしては大柄な男だ。
その鐵造を見つめる六十名の社員がいっせいに強張った。
壇上で鐵造と少し離れて立つ
常務の甲賀の全身にも緊張が走った。
甲賀は、店主が国岡商店の終わりを告げるのだろうと思った。
国岡商店は鐵造が一代で築き上げた石油販売会社であったが、
戦前戦中、活動の大部分を海外に置いていた。
戦争に負けたということは、
それらの資産がすべて失われるということを意味していた。
鐵造のもとで三十年もともに頑張ってきた甲賀にとっては、
国岡商店の解散は、終戦にも等しい悲しみであった。
鐵造はゆっくりと、しかし毅然とした声で言った。
「愚痴はやめよ」
社員たちははっとしたように鐵造の顔を見た。
甲賀もまた驚いて鐵造を見た。
「愚痴は泣きごとである。
亡国の声である。
婦女子の言であり、
断じて男子のとらざるところである」
社員たちの体がかすかに揺れた。
「日本には三千年の歴史がある。
戦争に負けたからといって、
大国民の誇りを失ってはならない。
すべてを失おうとも、日本人がいるかぎり、
この国は必ずや再び立ち上がる日が来る」
甲賀は自分の体が武者震いのようにふるえてくるのを感じた。
鐵造は力強く言った。
「ただちに建設にかかれ」
社員たちの背筋が伸びるのを甲賀は見た。
ホールの空氣がぴんと張りつめたような氣がした。
しんと静まり返った中に、鐵造の声が朗々と響いた。
「昨日まで日本人は戦う国民であったが、
今日からは平和を愛する国民になる。
しかし、これが日本の真の姿である。
これこそ大国民の襟度である。
日本は必ずや再び立ち上がる。
世界は再び驚倒するであろう」
店主の氣迫に満ちた言葉に、
甲賀は体の奥が熱くなるのを感じた。
鐵造は檀上から社員たちを睨みながら、
「しかしー」と静かに言った。
「その道は、死に勝る苦しみと覚悟せよ」
何度読んでも胸が熱くなり、
涙が溢れそうになる。
何度でも必ず立ち上がる日本。
戦争と平和/百田尚樹 18009
永遠の0/百田尚樹 17293
永遠の0 (ゼロ)/百田尚樹 15045
カエルの楽園/百田尚樹 16355
鋼 のメンタル/百田尚樹 16311
2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全/堀江貴文 26122
★★★★☆
堀江貴文さんの本、5年ぶりと久しぶり。
ここ10年くらいで日の目をみそうな凄い科学技術を
日本はこんなに持っている!
という点であれば先日の
がとても良かったな。。
科学技術面よりももっとお得意な経営面で、
最後の方の宇宙ビジネスのように
本書を通じて語ってもらえたらより面白い本になったかと。
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく/堀江貴文 14199
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく/堀江貴文 14160
金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?/堀江貴文 14141
ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた/堀江貴文 14084
ホテルビジネス/林田研二 26121
★★★★☆
先年、広島のホテルを丸紅リートアドバイザーズ様(古巣のREIT)に
お買い上げ頂き、近々福岡のホテルの仲介も前に進んでいる。
収益・投資物件の売買仲介は幅広く行っているが、
運用次第では現状の収入を増やすことができる
オペレーショナルアセット(レジ系はその点難しい)
の一棟ホテルの媒介はまだまだ可能性がありそう。
そんな中でもう少しビジネスとしての
「ホテル業」を学んでみたくなり
こちらのAudibleを聴く。
やはりお買い上げ頂いた買主がどのようにホテルを運営していくか。
それもイメージ、意識しながらホテルの媒介をしなければな、
と改めて思う。
ホテルを売りたい方、ホテルのオーナーになりたい方
ホテルなど投資不動産のアクイジションの方
(特にREIT、ファンドが好む20億/棟以上が得意)、
是非ご一報ください(^^)/
日本はどこに向かおうとしているのか/高橋洋一 26120
★★★★☆
国家予算とデータから日本の行く末を解き明かそうとする本。
2024年8月発売と2年前のものとあって、
このテーマでは少々古さを感じるところもあるが、
やはり驚くのが日本の国家予算、会計を
バランスシートや連結会計で語られることがまだまだ少ないこと。
統合政務でみれば日本の財政健全度はG7諸国の中で2位!
なのだそう。
複式簿記をご存知ないハズは無いのだが。。。
日銀の利上げ(=金融引き締め)、 円高で日本の景氣は腰折れに!
民間金融機関は7月末の利上げで およそ7800億円の収益増!
植田総裁の政策は、金融機関のほうばかり向いている!
この最後の文は感じるなぁ。。
面白いナ、と思ったのはここ。
利上げが経済にマイナスとなることは簡単に説明できる。
世の中には「お金をただ持っている人」と
「お金を借りてまで事業を興そうとする人」がいるが、
前者より後者のほうが経済成長にはパワーがあるので、
金利を安くしたほうが、経済は成長するからだ。
「金利のある世界」という言葉は、
金融機関の収益確保のために使われている。
この絶好の投資機会を生かして投資するのではなく、
金利のほうを引き上げるというもので、これは本末転倒であり、
急いては事をし損じる。
ここは激しく同感だ。
グロービス経営大学院在学中に
「良い借金しないをしないのはアホな経営者」と
知って強いショックを受け、
個人保証で10億近く借り入れをして
一棟マンションやメガソーラーに投資をしたが、
理屈では正しいと信じていてもやはり怖かった。
昨今金利が上がり、今春一棟マンションは売却し
メガソーラーも定期積立をほぼ全額解約して繰上返済をしたが
金利が上昇基調になければ、しなかった判断だと思う。
「お金を借りてまで事業を興そうとする人」
を政府や日銀はもっと大切にして欲しいなぁ。
世界のニュースがわかる! 図解地政学入門/高橋洋一 23256
週刊ダイヤモンド 4/18・25 スーパー新戦争 26119
★★★★☆
かれこれ20年近く前になるけど、
「ダイエー」に3年ほど出向していた身には、
「スーパー」の話はつい力を込めて読んでしまう分野。
注目スーパーとして名前が上がっていた中で、
まずはバローさん。岐阜の出で成長著しい様で、
バロー横浜下永谷店が話題らしい。
愛知県のお店へは行ったことがあるが、
「フーン」と思ったことしか覚えが無い。
本書でも話題のオーケーさんは
最近自宅の近所に新店ができた。
嫁さんと三回くらい一緒に行ってみたが、
嫁には全く響かなかった様子。
平日夜や土日など接道が大渋滞するかな?
と思ったがそれほどでもない。
ヤオコーさんも近所にあり
こちらは個人的には総菜などが面白くて好きなのだが
こちらも嫁さんが行きたがらないので随分行ってない。
そんな嫁が好むのは本書登場のプレイヤーでは
ベルクさん(埼玉県、売上高3814億、営業利益率4.3%)と
イトーヨーカドーさん(売上高7647億円、営業利益率4%)。
本書に登場しないが
ベルクスさん(東京、千葉、埼玉、営業利益率は7%超!)
が最寄りでもあり頻繁に通う。
トライアルは以前の週刊ダイヤモンドさんの記事で興味を惹いて
東京笹塚のお店に視察に行ってみた。
確かにいろいろと人によるオペレーションが
抑えられる仕組みはあるものの、
コンビニ程度の売場面積程度なのに
バックヤードに7~8人もいて驚いたことを思い出した。
アラート/真山仁 26118
★★★★★
トランプ政権、度重なる北朝鮮からのミサイル、
ロシアや中国からの止まらない示威行動、
台湾有事、防衛費倍増・・・
と激しく揺れ動く日米安保条約と日本の国防に切り込んだ
ポリティカル・フィクション。
フィクションと言いながら、
背景やコンテキストはかなりシュールでリアル。
主人公の都倉響子総務会長のリアルモデルが
残念ながら思いつかないことだけがフィクションか。。
コンテキスト・リーダーシップ 「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まる/山口周 26117
★★★★★
山口周さんの新刊。早速購入。
タイトルからすると、グロービスで言うところの
「条件適合リーダーシップ」的なものかな?と思ったが、
それ以上だったか。
何度も読み返したいが、今回特に印象に残ったのは
環境を選ばず、どんな状況でも力を発揮できる
「万能の人材」は存在しません。
むしろ、自らの強みや特性が最も活かされる土壌を見極め、
そこに身を置くことができる人こそが、
結果的に最大の成果を上げるのです。
言い換えれば、キャリアにおける「成功」とは、
個人の優秀さそのものではなく、
資質とコンテキストとの適切なマッチングの産物なのです。
企業も個人も戦略はアダプティブに、ということだ。
グロービス経営大学院の「マーケティング・経営戦略基礎」などでは
「フレームワークでの情報整理に使う時間と労力は3割程度。
そこから何が言えるのか?の『SoWhat?』や
なぜそうなのか?『Why?』本当か?『True?』に
7割の時間を労力を注ぎ込んで欲しい」
とよく申しているが、それとも通じる。
ここは本書のイシューではないと思うが、
こう説明すれば通じるのか!とハッとしたので引用。
そもそも問題とは何でしょうか?
問題解決を専門とする職業 =コンサルティングの世界では、
問題を「ありたい姿と現状との差分」と定義します。
したがって「ありたい姿」が定義できなければ、
問題は原理的に設定できません。
と、ここまでは良く申し上げることだが、
よく「現状を分析して問題を把握する」などという言い方がされますが、
そもそも「問題」の定義が「ありたい姿と現状の差分」なのだとすれば、
いくら現状だけを深く分析しても、
そこに問題など見出しようがありません。
多くの人が考えているのとは異なり、
実は「問題」というのは「現状」の中に内在しているわけではないのです。
ですから、いくらつぶさに「現状」を分析しても、
そこに「問題」など発見できるわけがありません。
なぜなら「問題」というのは、
元からどこかにあって発見されるようなものではなく、
私たちが認知的に「新たに生成するもの」だからです。
なるほど。このように考え説明すればよいのか。
上手い。さすが山口周さん。
ただしクリティカルシンキングや戦略初心者に
これを申し上げると混乱しそう、とも思う。
「仕事ができる」とはどういうことか?/楠木健 山口周 25315
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?/山口周 25283
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?/山口周 24274
ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す/山口周 25116
ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す/山口周 24365
ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す/山口周 23215
人生の経営戦略――自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20/山口周 25050
週刊ダイヤモンド 4/11号 年収格差 業界・企業・世代 26115
★★★★☆
なるほど、とも思いつつ、だから何なの?とも思う、
週刊ダイヤモンドさんのこの特集。
年収格差が業界・企業・世代にある。
それはある意味仕方ない。
だからどうしようか?は
読み手が考え判断するべきことなのだろうか。
この「サラリーマン(敢えて古い言葉を使う)」の呪縛を
9年前に抜け出した身からすると、
「組織からのEXIT」も選択肢としては大いにあると思う。
組織を離れても喰っていける力。
それは組織の中にいても大いに生きる力。
この組織に縋らなければ生きていけないと思うか。
一人で何とでもなるけどこの組織が好きだから
もうちょっと付き合おうと思うのか。
見た目は大差なくても大いに違う。
現代語訳 風姿花伝/世阿弥 26114
★★★★☆
このブログ期間だけでも四回目。
前三回のブログを読み返しても
「ピンとこない」などのコメントばかりw
今回も最初は「武道家」目線で読み始めるが、
「講師」目線で読んだ方がためになりそう。
「能」も「講師」も観客や受講者がいる。
彼ら彼女らが自分のパフォーマンスを
どのように受け止めるか?が大事。
「コミュニケーション(パフォーマンス)は受け手が決める」
というところに共通点がありそう。
因果の花を知ること、すなわち極意である。
すべてのものみな因果である。
初心からの芸能の数々は因である。
能を究め、名を得ることは果である。
されば稽古にあたる因をおろそかにすれば、
果を得ることは難しい。
これをよくよくわきまえること。
つまりはちゃんと稽古しろよ、
というのが秘伝の極意、というのが面白い。
稽古にまさるもの、無し。
現代語訳 風姿花伝/世阿弥 10174
古典を読む 風姿花伝 (岩波現代文庫)/馬場 あき子 07189








