海賊とよばれた男(下)/百田尚樹 23363 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

海賊とよばれた男(下)/百田尚樹 23363

 

★★★★★

今年の日本百名山登り納め、

東京都最高峰の雲取山への往復道中にて

Audibleで楽しむ。

 

クライマックスは日章丸によるイラン電撃石油輸入だろう。

出光佐三こと国岡鐡造店主と

新田辰夫船長(こちらは本名とのこと)、船員たち

との絆と厚い信頼関係が泣かせる。

 

ちょっと残念に思ったのが

出光商店はセブンシスターズを敵にして、

日章丸は英国を出し抜き極秘裏にアバダン港に到着し、

イラン民衆の大歓迎を受けるのだが、

その後のモサデク首相の失脚により、

石油貿易は終わりをつげる。

この歴史を知れば、

日本人による親イランやイラン人による親日が

もっと熱く語られても良いと思う。

Wikipedia日本とイランの関係

 

あと、百田尚樹さんがご自身の癌を表明された。

ご無事とご快癒を心からお祈り申し上げます。