
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?/山口周 25283

★★★★★
5回目。
前回同様、ここが印象的。
本当に、アップルの中核的な強みは
イノベーションなのでしょうか?
いや、私はそうは思いません。
このように指摘する理由は実にシンプルで、
アップルがイノベーションによって生み出した製品の数々は、
あっという間にコピーされてしまったからです。
もしアップルの強みがイノベーションにあるのだとすれば、
コピーされた後にも競争力を
維持し続けている理由を説明できません。
じゃあ、なんなのか? ということになるわけですが、
私は、アップルという会社の持つ本質的な強みは、
ブランドに付随するストーリーと世界観にあると考えています。
だからこそ、機能も外観も似たり寄ったりの製品が
世に溢れるようになった現在にあってもなお、
その競争力を失っていない。
なぜなら、外観もテクノロジーも簡単にコピーすることが可能ですが、
世界観とストーリーは決してコピーすることができないからです。
最近グロービス経営大学院や企業研修にて、
「あなたの仰った貴社の強み。
その『強み』は本当に強みですか?
経営戦略上『強み』と言えるためには条件があります。
まず、
1.顧客のニーズに合うものか?
顧客のニーズに合わない強み、意味ありませんね。
2.競合がマネできないか。
競合が簡単にマネできたら持続可能ではないですね。
3.自社ができるか
実現可能でなければ絵に描いた餅ですね」
とよく申し上げる。
その文脈からしても「ストーリーと世界観」は
築くことができたならば「強み」としてふさわしいね。
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