
コンテキスト・リーダーシップ 「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まる/山口周 26117

★★★★★
山口周さんの新刊。早速購入。
タイトルからすると、グロービスで言うところの
「条件適合リーダーシップ」的なものかな?と思ったが、
それ以上だったか。
何度も読み返したいが、今回特に印象に残ったのは
環境を選ばず、どんな状況でも力を発揮できる
「万能の人材」は存在しません。
むしろ、自らの強みや特性が最も活かされる土壌を見極め、
そこに身を置くことができる人こそが、
結果的に最大の成果を上げるのです。
言い換えれば、キャリアにおける「成功」とは、
個人の優秀さそのものではなく、
資質とコンテキストとの適切なマッチングの産物なのです。
企業も個人も戦略はアダプティブに、ということだ。
グロービス経営大学院の「マーケティング・経営戦略基礎」などでは
「フレームワークでの情報整理に使う時間と労力は3割程度。
そこから何が言えるのか?の『SoWhat?』や
なぜそうなのか?『Why?』本当か?『True?』に
7割の時間を労力を注ぎ込んで欲しい」
とよく申しているが、それとも通じる。
ここは本書のイシューではないと思うが、
こう説明すれば通じるのか!とハッとしたので引用。
そもそも問題とは何でしょうか?
問題解決を専門とする職業 =コンサルティングの世界では、
問題を「ありたい姿と現状との差分」と定義します。
したがって「ありたい姿」が定義できなければ、
問題は原理的に設定できません。
と、ここまでは良く申し上げることだが、
よく「現状を分析して問題を把握する」などという言い方がされますが、
そもそも「問題」の定義が「ありたい姿と現状の差分」なのだとすれば、
いくら現状だけを深く分析しても、
そこに問題など見出しようがありません。
多くの人が考えているのとは異なり、
実は「問題」というのは「現状」の中に内在しているわけではないのです。
ですから、いくらつぶさに「現状」を分析しても、
そこに「問題」など発見できるわけがありません。
なぜなら「問題」というのは、
元からどこかにあって発見されるようなものではなく、
私たちが認知的に「新たに生成するもの」だからです。
なるほど。このように考え説明すればよいのか。
上手い。さすが山口周さん。
ただしクリティカルシンキングや戦略初心者に
これを申し上げると混乱しそう、とも思う。
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