「ぶっちゃけシネマ人生一直線!」10thアニバーサリー!これまでの10年(2015~16年) | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

「ぶっちゃけシネマ人生一直線!」10thアニバーサリー!これまでの10年(2015~16年)

2015年

『スター・ウォーズ EP7』『ジュラシック・ワールド』大ヒット! アクション映画史を塗り替えた『マッドマックス4』

 

この年はついに『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が公開。上映1ヶ月前にネットでチケットが販売され、争奪戦が繰り広げられました。しかしTOHOシネマズが一部劇場で一般料金を2000円に設定し、非難が殺到(この理屈が通るなら『最後のジェダイ』は1000円、『ギャラクシー街道』は300円ぐらいでいいはず)。表紙だけ違うその日限定のパンフレットというのもありましたなあ(全く見せ場がないキャプテン・ファズマが表紙になったのは今でも謎)。チュー そして『SW』初スピンオフ『ローグ・ワン/スター・ウォーズ ストーリー』の詳細が判明。『ハン・ソロ』映画にフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督コンビ『スター・ウォーズ エピソード9』にコリン・トレヴォロウ監督が起用される。・・・・が、いずれも監督交代という事態に。

 

 

 

続編でありながらリブート色も強い『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の成功だけでなく、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』がアクション映画史に残る名作として称えられ、『ジュラシック・ワールド』は14年のブランクを感じさせない大ヒットを記録、『クリード チャンプを継ぐ男』は見事にロッキーが復活し、シルヴェスター・スタローンはオスカーノミネート。「リブート続編ビジネス」が確立した年でもありました。

 

 

 

一番のサプライズだったのは、スタジオの垣根を超えてスパイダーマンが「マーベル・シネマティック・ユニバース」の参戦入りを果たしたこと。このニュースは世界中の映画ファンを驚かせました。びっくり ディズニー/マーベルは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーPART1』『PART2』の監督にアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟を起用。この兄弟、ホップ(キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー)、ステップ(シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ)、ジャ~~ンプ!(アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー)を見事に決めることに。DC映画では『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の予告編を解禁。ベン“バットマン”アフレックや新バットマンのスーツが初めてお披露目。ワル大集合映画『スーサイド・スクワッド』は特報だけ見たら「傑作間違いなし!」と誰もが思ったんでしょうけどね・・・・・。マーベルヒーローに殴り込んだのは『デッドプール』! 第四の壁をぶち壊し、観客に語りかけるジョーク好きな異端児ヒーローは日本でも歓迎されました。一歩進んでは二歩下がってる状態の『ガンビット』もこの時から企画が燻っていたんですなあ。

 

 

 

日本では『ゴジラ』の再映画化が決定。庵野秀明&樋口真嗣という異色監督コンビの起用が発表され、新ゴジラの造形が披露されたとき、賛否の声が上がりました。ハリウッド版『ゴジラ』ではついにゴジラとキングコングと対決する!との第一報に世界中のゴジラファンが沸きました。『NARUTO -ナルト-』のハリウッド実写化も発表されたがいまだ進捗は聞かれず。

 

 

 

新年早々、『攻殻機動隊』のハリウッド実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』の草薙素子役にスカーレット・ヨハンソンの主演が正式に決まり、海外ではホワイトウォッシング批判が。日本ではそれ以前に実写化反対の声は挙がっていたものの、初めからハリウッドスターが演じると分かっていたので人種論争はあまり起こっておらず・・・・・。人種論争とは全く関係ないけど、ローラの『バイオハザードⅥ』出演決定ニュースには日本中がざわつきました(笑)。

 

 

 

ちょっと驚かされたのは『インディ・ジョーンズ』をクリス・プラットでリブートするという情報。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が大ヒットしたからってクリスを起用したがるディズニーがまたやらかすのか!?と思ったけど、プロデューサーが即座にその噂を否定したのでひと安心。チュー 断片的に伝わっていた『ブレードランナー』のまさかの続編が本格的に動き出す。リドリー・スコットは製作に回り、ハリソン“デッカード”フォードの復帰に映画ファンの期待は膨らむばかり。そんなハリソンが自ら操縦する小型機が墜落して重傷を負う事故に遭ったニュースにはマジでヒヤリしました。ガーン

 

 

 

企画されたものの実現しないままポシャったタイトルも数知れず。『ブロブ』のリブート版は個人的に観たかったし、『スペースボール』続編もぜひ実現してほしかった。そして本気で期待したのが、2月に発表されたニール・ブロムカンプ監督による『エイリアン』。3、4作目をなかったことにして2作目の後日譚として企画。もし本作が実現していたら『エイリアン』シリーズの未来はどうなっていたんでしょうかね?(現在はジェームズ・キャメロンが企画を立て直しているという噂も)えー ちなみに『プロメテウス』の続編は着々と進行中で当時は3部作の予定でした。女性リブート版が進められる中、ルッソ兄弟による男版『ゴーストバスターズ』の企画とか、イーライ・ロス監督による『MEG ザ・モンスター』の企画なんてものもありました。断然こっちで観たかったよ。『メン・イン・ブラック』と『21ジャンプ・ストリート』のクロスオーバー映画も今となっては進んでいるのかどうかさえ不明。『トロン3』の企画は結局中止に。そういえば『ツインズ』の続編『Triplets』(三つ子)やリース・ウィザースプーン主演による『ティンカーベル』実写映画化『魔法にかけられて』の続編はどーなったんだろ? あと、現在企画中の『マクレーン』の原型とも言える『ダイ・ハード』6作目の第一報がこちら。若きマクレーンが登場する方向で現在進行中。

 

 

 

この年、問題作や失敗作も多かった。リブート版『ファンタスティック・フォー』は製作中からトラブルが報じられ映画ファンからは駄作認定されてしまい、当然ながら続編の話もナシに。今度こそは大丈夫!と思われた期待の仕切り直し続編『ターミネーター:新起動 ジェ二シス』は予告編で見せすぎたこともあり、伝わってきた情報やこちらが予想する以上の展開は起こらずファンの評価は今ひとつで全米では大コケ。新3部作の話もなくなった。ジェームズ・キャメロンは公開前に「これが私にとっての3作目だ」と絶賛コメントを出していたが、後に「親友アーノルドのために支持していただけでネガティブなことは言えなかった。あの作品は全然機能していない」と今となってはシリーズとして認めず(ズルいやっちゃ真顔)。ディズニーの『トゥモローランド』も大コケし、1億ドル以上の損失を出してしまった。

 

 

 

映画ファンで物議を醸したのが『チャッピー』日本公開版問題R指定の米国公開版を日本のソニー・ピクチャーズがファミリー層に合わせてPG12向けに残虐な一部の場面をカット。しかも当初は「監督の賛同を得た上で」と断っていたが、後にニール・ブロムカンプ監督に無許可で編集したことが判明し、火に油を注ぐ騒動に。こういうことをしても日本では全然ヒットせず、ダレ得な結果になってしまった。また、清水崇監督は『呪怨』の伽椰子と俊雄がタレント化していることに苦言を呈した。

 

 

 

この年はスポックことレナード・ニモイクリストファー・リーウェス・クレイヴン監督が天に召されました。人気作曲家のジェームズ・ホーナーが飛行機事故で帰らぬ人になったのもショックでした。また、リック・ベイカーが「安い、早いばかりを要求するメジャースタジオとの決別」とも取れる発言とともに映画界から引退したのも残念でしたね。ショボーン

 

 

 

 

 

2016年

『君の名は。』『シン・ゴジラ』大ヒット! 『SW』初のスピンオフ『ローグ・ワン』公開! 東京コミコン初開催

 

日本で唯一IMAXレーザーを導入している大阪の109シネマズ・エキスポシティで『スター・ウォーズ フォースの覚醒』IMAXレーザー版を体験。通常のIMAXスクリーンが可愛く見えてしまうほど、IMAXレーザーによる『フォースの覚醒』の没入感は凄まじかったデス。爆  笑 『スター・ウォーズ EP8』は公開まで約2年もあるのに製作開始を告げるティーザートレーラーを電撃解禁。この時は期待値もガン上がりだったんですけどねえ。口笛 そしてこの年の12月に公開される『ローグ・ワン/スター・ウォーズ ストーリー』が公開半年前になって大幅な撮り直しが行われ、世界中のSWファンは不安に駆られることに。ディズニーは「よくある想定内の再撮影だ」とネガティブな噂の火消しに奔走したが、再撮影を依頼されたトニー・ギルロイは「現場はもうめちゃくちゃだった」と振り返っており、タダゴトではない状況だったのは明らか。それでも公開までに何とか“形”に仕上げ、ファンの評価が高かったことは奇跡と言ってもいいかも。しかし『SW』はなんだかんだで公開初日のお祭りが楽しかったりするそしてディズニー/ルーカスフィルムはハリソン・フォードによる『インディ・ジョーンズ5』製作も正式に発表でも、今は当初の2019年7月公開から2年も延期されちゃってますが・・・。真顔

 

 

 

20世紀フォックスは『アバター』を当初の4部作から5部作で製作することを正式に発表。『アバター2』は2018年クリスマス公開!だったはずなのにいまだ公開されず・・・・・。そういえば『アバター2』はメガネなしで3Dが楽しめる新技術が採用されるかもしれない、みたいなニュースもありましたが本当に実現するんですかね?口笛

 

 

 

前年公開の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はアカデミー賞作品賞候補になるほど批評的にも大成功を収めた傑作でしたが、期待されている続編についてはこの時から雲行きが怪しかった『The Mummy』再リブートにまさかのトム・クルーズ出演決定。ホラーモンスター映画にトップスターを起用するユニバーサルの本気が垣間見えるキャスティング・・・・だったんですけどねー。えー ユニバーサルは『ワイルド・スピード』ファイナルトリロジーの米国公開日を発表したものの、よからぬトラブルが待ち受けることに。シェーン・ブラックがメガホンを取る『プレデター』続編のティーザーポスターがいち早く公開。ブラックは「アイアンマン3級のビッグバジェット大作にする!」と豪語してましたが、『アイアンマン3』の2億ドルに対して、こちらは8800万ドル。あちらは世界興収12億ドル突破の大ヒットなのに、こちらは・・・・・(以下略)。スカーレット・ヨハンソンによる『攻殻機動隊』=『ゴースト・イン・ザ・シェル』の初フォトも解禁。ローランド・エメリッヒ監督は『インデペンデンス・デイ』第3弾も構想してましたが、『~リサージェンス』が不評&コケてしまったため、まあ実現しないでしょう。そういやドウェイン・ジョンソンによる『狼男』リブートとか、チャニング・テイタムが人魚になる『スプラッシュ』男女逆転リメイクとか、黒人女性が主人公になる『ロケッティア』続編とか、ソニー・ピクチャーズによる『ナルニア国物語』第4章なんていう企画もありましたな。いずれもポシャってるようですが。今思い出したけど、日本版『ピラニア』の企画はちゃんと進んでるの?

 

 

 

ショックだったのが『パシフィック・リム2』からギレルモ・デル・トロが降板してしまったニュース。この時、「キャスト総入れ替えのほとんど“リブート”に近いガッカリ続編になることはなさそうだ」と書いたけど、主要キャストがほとんど出ていないガッカリ続編として公開されることに。真顔 27年ぶりの新作で、女性版としてリブートした『ゴーストバスターズ』は公開前の予告編から既に熱狂的ファンの評価は芳しくなく、こんな過激なファンメイド動画まで作られてしまう始末。日本では公開されなかった『ベン・ハー』リメイク版は「1959年版は倒産寸前のMGMを救ったのに、2016年版はMGMとパラマウントを倒産させようとした大赤字映画」と揶揄されるほどの大失敗作に終わってしまいました。

 

 

 

マーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のまだ“平和”だったころのパシャリ写真。また、ソニー・ピクチャーズのスパイダーマンがついに「マーベル・シネマティック・ユニバース」入りした時の記念すべき写真も。そしてマーベルヒーローの概念を覆した型破りの『デッドプール』の映画デビューもこの年。ハンス・ジマーが『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』をもってスーパーヒーロー映画の作曲から卒業すると宣言。しかしその後、『X-MEN:ダーク・フェニックス』と『ワンダーウーマン1984』の作曲で早々に復帰してるので当分辞める気はなさそうデス。

 

この年のDC映画の注目作は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』と『スーサイド・スクワッド』。後者はスタジオが満足する興行を残したものの、作品評価はいずれも芳しくなく、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『ドクター・ストレンジ』で絶好調のマーベルに比べて後れを取っている感じは否めなかった。DCは当初2部作だった『ジャスティス・リーグ』を1本のみの製作方針に変更。しかし翌年にソロデビューを果たす『ワンダーウーマン』がDC映画の救世主となる。

 

 

 

ディズニーファンタジー実写映画の大本命として注目されていた『美女と野獣』のティーザートレーラーが解禁され、日本では翌年の興行1位の記録的大ヒットに。『ライオン・キング』実写化のニュースが報じられたのもこの年。クリストファー・ノーラン監督の待望の新作『ダンケルク』は公開1年前にもかかわらずティーザートレーラーでファンの期待を煽りまくった

 

前年にゴジラとコングの直接対決が明らかになり、ユニバース化が本格始動したこの年、『キングコング:髑髏島の巨神』のNEWコングちゃんの姿がお披露目。それを機に歴代コングのざっくり比較なんて記事も書いてみたり。ウインク

 

 

 

この年は14年続いた『バイオハザード』がついにファイナル。『バイオハザード:ザ・ファイナル』では大したセリフも与えられないまま、あっちゅーまに死んでしまったボクらのローラの写真も解禁。ネタ切れハリウッドは、現在キャスト総入れ替えでとっととリブート中。『バイオハザード』は(ストーリー面で色々な不満はあったものの)一応有終の美を飾る一方で、同じヒロインアクション・シリーズ『ダイバージェント』の最終編は2部作で作られる予定だったが、『ダイバージェントFINAL』(ファイナルの前編を日本では最終作として公開)が興行不振のため、後編をテレビムービーとして制作しようとしたスタジオに主演のシャイリーン・ウッドリーが反発。結局、数少ないファンの期待に応えないまま、中途半端な形で終わってしまった。えー

 

 

 

そしてこの年の師走に電撃解禁となった『ブレードランナー 2049』のティーザートレーラーにファンは大いに盛り上がりました。

 

日本映画では『君の名は。』が超絶大ヒット『シン・ゴジラ』の予告編や全身画像が解禁され、かつてのゴジラのイメージとは異なるビジュアルが話題騒然に。ただのキワモノ系イベントムービーだろうと思われていた『貞子vs伽椰子』は、『貞子3D』シリーズのような地雷映画ではなくホラーファンにもウケのいい快作に仕上がっておりました。ニヤリ

 

 

 

毎年12月の東京コミコンが開催され始めたのもこの年から。この回で一番感動したのはシン・ゴジラ像でしたね。

 

 

 

この年は、デヴィッド・ボウイプリンスアラン・リックマンジーン・ワイルダーアントン・イェルチンマイケル・チミノ監督カーティス・ハンソン監督ケニー・ベイカーアーサー・ヒラー監督、ゲイリー・マーシャル監督、アッバス・キアロスタミ監督、ハーシェル・ゴードン・ルイス監督らが亡くなり、世界中のファンが哀悼。『ポリス・アカデミー』のラサール校長ことジョージ・ゲインズが逝かれたのも残念でした。そして、2016年も終わろうとしていた時に飛び込んできたキャリー・フィッシャーのまさかの訃報。心臓発作で救急搬送されたものの、なんとか持ち直したニュースに安堵した直後だけに耳を疑った人も多く・・・・。しかも母親のデビー・レイノルズも愛娘の後を追うかのようにその翌日に死去。改めてご冥福をお祈りします。

 

 

 

 

 

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