日本公開版『チャッピー』のカット編集についてソニー・ピクチャーズが謝罪 | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

日本公開版『チャッピー』のカット編集についてソニー・ピクチャーズが謝罪




日本公開版『チャッピー』は「より多く幅広い層のお客様に楽しんでいただくため」に日本のソニー・ピクチャーズがPG12指定に下げるため、残虐なバイオレンスシーンをカットし、一部の映像を加工したことがファンの間で物議を醸し、このブログでも問題提起 したことがある。


小学生以下でも観られる「ファミリームービー」として売りたいとはいえ、本編にはチャッピーが泣きながらチンピラにバラバラにされてしまうバイオレンスなシーンなどはそのままあったし、やはり小学生(特に低学年には)が楽しむには少々ドギつくないか?と思ってしまう場面もいくつかあった。ソニー・ピクチャーズ・ジャパンのPG12カット作戦も虚しく、日本でも初登場8位と興行は振るわなかったので、結果的に初めからオリジナル・バージョンで公開すれば良かったのだ。


そんな中、ある“疑惑”が浮上。ソニー・ピクチャーズ・ジャパンが日本公開版のカット編集について「監督の賛同を得た上で」と断っていたが、それを知ったニール・ブロムカンプ監督は「そんなこと全然聞いていない」とTwitterで反論したのだ。結局、その後は何も音沙汰がなかったが、ソフトリリース告知のタイミングで同社が実際は監督の賛同を一切得ていなかったことを今になって公表、謝罪した。


ま、今回リリースされるBD・DVDにはめでたく米国公開版=アンレイテッド・バージョンが収録されるとはいえ、改めてソニー・ピクチャーズ・ジャパンの商法には疑問を抱かざるを得ない。


ソフト化時に「アンレイテッド・バージョン」をリリースすることは今や何も珍しくない。しかしそれは“オリジナルバージョン”をきちん公開した前提の上で成り立つのであって、海外で公開されたオリジナル版を日本の配給会社が勝手に手を加えて、ソフトでは「オリジナル版です! アンレイテッド版です!」と言って“後出し”するのでは意味合いが全く異なってくる。


ソニー・ピクチャーズに限らず、ウォルト・ディズニー・ジャパンも『インサイド・ヘッド』本編上映前にドリカムのPVをダダ流しして観客から失笑されているようだが、日本で独自に戦略を立てて公開するのは分かるけど、「映画は一体誰のものなのか」という根本的な問いをもう一度考え直す必要があるのではないか・・・・とボクはそう思う。









【Amazon.co.jp限定】CHAPPIE / チャッピー アンレイテッド・バージョン ス.../シャールト・コプリー,デヴ・パテル,ヒュー・ジャックマン
¥6,151
Amazon.co.jp

【Amazon.co.jp限定】CHAPPIE/チャッピー アンレイテッド・バージョン プレミ.../シャールト・コプリー,デヴ・パテル,ヒュー・ジャックマン
¥6,151
Amazon.co.jp

CHAPPIE/チャッピー アンレイテッド・バージョン プレミアムエディションチャッピー アン.../シャールト・コプリー,デヴ・パテル,ヒュー・ジャックマン
¥6,151
Amazon.co.jp

【Amazon.co.jp限定】CHAPPIE/チャッピー アンレイテッド・バージョン(初回限.../シャールト・コプリー,デヴ・パテル,ヒュー・ジャックマン
¥5,122
Amazon.co.jp

【Amazon.co.jp限定】CHAPPIE/チャッピー アンレイテッド・バージョン(初回限.../シャールト・コプリー,デヴ・パテル,ヒュー・ジャックマン
¥4,104
Amazon.co.jp

CHAPPIE/チャッピー アンレイテッド・バージョン  [Blu-ray]/シャールト・コプリー,デヴ・パテル,ヒュー・ジャックマン
¥5,122
Amazon.co.jp

CHAPPIE/チャッピー アンレイテッド・バージョン  [DVD]/シャールト・コプリー,デヴ・パテル,ヒュー・ジャックマン
¥4,104
Amazon.co.jp