アメイジング!スパイダーマンが再リブート!そして「マーベル・シネマティック・ユニバース」参戦へ
最新映画ニュース特急便
※一部記事追加修正
『アメイジング・スパイダーマン2』の興行不振により、ソニー・ピクチャーズ会長のエイミー・パスカルがスパイダーマンをディズニー/マーベルの「マーベル・シネマティック・ユニバース」に参戦させてほしいと懇願するメールが北朝鮮のサイバー攻撃による流出で明らかになり、ただの噂と思われていた情報が実は事実だったとファンの間で話題になっていたが、ついにそのスパイダーマンが本当に参戦することなった! つまり、スパイダーマンが古巣のマーベルに“戻る”ことなったのだ。
マーベル・ヒーローの『スパイダーマン』はソニー・ピクチャーズが権利を保有しているため、ディズニー/マーベル映画に参戦することは契約上不可能だったが、今回、ソニー・ピクチャーズとマーベルが合意に至り、“夢の競演”実現に一歩前進した。
新作については、エイミー・パスカルとマーベル代表のケビン・ファイギが共同でプロデュース。『スパイダーマン』の権利はソニー・ピクチャーズが引き続き保有し、今回の“業務提携”によりディズニーの「マーベル・シネマティック・ユニバース」への参戦が実現したわけだ。今後、『アベンジャーズ3』でメンバー入りを果たす可能性もあり、また逆に『スパイダーマン』の新シリーズにディズニー/マーベルのヒーローが参戦することも有り得る。
不発に終わった『アメイジング・スパイダーマン』シリーズは事実上の打ち切りとなり、再リブート。その完全新作となる『スパイダーマン』を2017年7月28日に公開する。「マーベル・シネマティック・ユニバース」へのスパイダーマン参戦のタイトルは発表されていないが、おそらく『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』(2016年5月6日公開)になるのではないかと言われている。
『アメイジング・スパイダーマン』シリーズが打ち切りとなると、そこから派生したスピンオフ『シニスター・シックス』や『ヴェノム』などの「スパイダーマン・シネマティック・ユニバース」の企画も一旦白紙に戻し、新生『スパイダーマン』で体制を整えてから、新たにスピンオフ企画の再検討に入ると思われる。
また『スパイダーマン』再リブートの公開に伴い、「マーベル・シネマティック・ユニバース」の全米公開日も変更。『マイティー・ソー3』は2017年7月28日から同年11月3日に、『ブラック・パンサー』は2017年11月3日から2018年7月6日に、『キャプテン・マーベル』は2018年7月6日から同年11月2日に、『インヒューマンズ』は2018年11月2日から2019年7月12日にずれ込むことになった。
迷走しているソニー・ピクチャーズが勝負を賭けた新生スパイダーマンは、ソニーに希望の光を灯してくれるのか? 「大いなる力には、大いなる責任が伴う」ように、もう後がないスパイダーマン。失敗は許されない。