『中学入試に役立つ教養』シリーズ
最近書店で見つけた中学入試向けの参考書のレビューです。
このシリーズは他にも理科系、国語系のものも出ていますが、今回取り上げるのは社会科系です。
簡単に説明すると、最近の中学入試で実際に取り上げられた用語や事象を、漫画と解説で紹介するというものです。
リンク先で見られる目次をご覧いただければ、取り扱っているテーマがお分かりになると思いますが、かなりレベルの高いものを含みます。まあ最近の難関校の入試からピックアップしているので当然ですが。
例えば地理で見てみると、以下のような項目があります。
首都圏外郭放水路
グリーンツーリズム
スーパーシティ構想
FSC
エコタウン政策
大人でもきちんと説明できない用語ではないでしょうか。サピの社会ではいずれ取り扱うものも多いですが、サピのテキストでカバーされていないものもありそうです。
その意味では、そのような用語に早く触れておくのは意味があるとは思います。
マンガはややレベルが
難しい用語に興味を持ってもらおうとするコンセプトなので致し方ないかもしれませんが、中にはマンガがミスリードな内容になってしまっているものがあります。
もちろん字の説明もあるので、それをきちんと読んでいれば、マンガはオチのためにちょっとミスリードした結論になっていると分かるのですが、子供は往々にしてマンガしか読まなかったりします。
なので、字の部分もちゃんと読んでね、という注意のもと渡す必要がありそうです。
マンガと解説のレベルがチグハグ
ただ字の部分は項目が項目だけに、なかなか高度です。低学年だと、何言ってるかわからない、となりそうなものも多いでしょう。
つまり、項目によってはマンガのレベルと文章による解説のレベル差がありすぎて、4年生くらいまでだと解説の意味がわからないものが多く、6年生だと逆にマンガがくだらなすぎる、となりそうな気がします。
その点で、どうしてもチグハグな印象を持ってしまいます。どの学年をターゲットにしているか絞りきれていない印象です。
強いていうなら4年生、5年生かなと思いますが、6年生にはマンガがちょっと子供じみているという印象を持ちました。
そんなわけで強くはおすすめできませんが、4年生くらいで解説部分もきちんと読むなら、多少知識が増えていいかもね、とは思います。
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少し前に新4年生の必需品シリーズをお届けしました。
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↓難関校受験生には特におすすめできる国語記述問題対策の参考書です。
↓難関校の算数の解法メソッドのまとめにおすすめです。
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我が家の中学受験総括記事はこちらです↓
中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)
中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)
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↓これまでに書いた低学年~5年生くらいまでに使用した家庭学習用問題集に関する記事です。
↓社会科を得意とする子向けに、さらに一歩先に行くためオススメの本の紹介です。
↓以下は主に6年生向けのオススメ問題集に関する記事です。
↓以下は幼少時のオススメ知育玩具などに関する記事です。
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