新4年生の必需品③
昨日の夜の記事はちょっと熱くなってしまいました。笑
今日は平常運転に戻って、新4年生の必需品シリーズの続きをお届けします。
↓これまでの必需品シリーズです。
いずれサピでもオススメされると思いますが、今日のアイテムは『白地図トレーニング帳』です。サピで配布される学習の手引きみたいな冊子にもおすすめの参考書として掲載されています。
ただ、『言葉ナビ』や『アトラス』などと違って無償配布はされませんし、授業では使いません。ご家庭で購入して、家庭学習として取り組む教材です。
ちなみに校舎販売もあるようですので、お子さんの送迎がてら中身をみてご購入されてもいいと思います。
お勧めポイント
4年生の社会はずっと地理です。何なら5年生の秋までずっと地理です。ひたすら日本地理(少し世界地理)をやります。
正直地理に時間かけすぎなのでは?と思うこともありますが、やはり地理は重要なんですね。
地理の知識が入っていないと、歴史に入ってからも苦労します。
例えば、これは確かサピの社会で実際に出た応用問題と記憶していますが、以下のような問題があります。
問:奈良・平安期初期においては、五畿七道うち関東・東北方面に行くルートとして、東海道よりも東山道の方がよく使われたが、それはなぜか?
地理の知識があれば、東海道で関東に行くには、長良川・木曽川・天竜川・富士川など、多くの河川の下流を渡る必要があり、奈良・平安期には渡河の技術が進歩していなかったから、という解答を導けます。
また地理では環境問題・都市問題・人口問題なども取り扱いますので、これらは公民分野にも関係してきます。
その日本地理の知識は、きちんと覚えておく必要があります。都道府県名などは当然ですが、都市・山地・河川・湖沼・湾・半島・島など、覚えることはかなり多いです。
さらに、各地の農業・工業・漁業・林業についても記憶する必要があります。名産品や伝統工芸品なんかも覚えます。
しかもすべて漢字で書く必要があります(サピのテストでは難しいものは漢字指定がなかったりしますが)。
とにかく覚えることが山ほどあります。もともと地図に興味があって、地図帳が愛読書みたいな子であれば苦労しませんが、そうでない大多数の子にとっては、なかなか大変なのです。
その一助として、この白地図トレーニング帳は非常に役に立ちます。
使用方法
基本的には、サピの授業の進度と同じように進めていけば大丈夫です。サピの授業の復習と暗記の方法としてやる感じですね。
4年生の社会のカリキュラムは、春期講習まではざっくりとした話が続いて、4月から本格的になっていきます。夏休み前までに全国の地形と気候が終わりますので、その段階でこの白地図トレーニング帳の地形と気候のところまでをやればいいでしょう。
同様に秋からは農業→工業と続きますので、それらの進度と合わせて取り組むイメージです。
ちなみに先取りとしてこの『白地図トレーニング帳』をやるのはお勧めしません。単に地名を暗記するのではなく、それに関連する事物とともに覚えた方が身になりますし、忘れにくいです。何も事前知識のない状態から地名だけ覚えても、ただの丸暗記になってしまいます。あくまでサピの授業の後の復習用と位置付けるのがよいと思います。
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