こんにちは、ココアこと田中貴子です。
前回ブログで江口のりこさんについて書きましたが、もう1人大好きな女優さんといえば、表情豊かで愛嬌と説得力のある演技で楽しませてくれる、伊藤沙莉(さいり)さん。
唯一無二なハスキーボイスも魅力で、あれよあれよと大活躍の勢いで、朝ドラ「虎の翼」ヒロインの寅子になって、欠かさず観ています。
最近出た、特集ムックまで買ってしまいました(笑)
モデルの三淵嘉子さんも、日本初の女性弁護士の一人で初の女性判事で家庭裁判所長となった経歴なので、女性が男性と肩を並べて働く先駆者、特別な人のようなイメージが先行しましたが、さにあらず。
何事にも猪突猛進で、筋が通ってないことには「はて?」と疑問を自ら投げかけ、波乱含みでも挑んでいく姿にハッとさせられるかと思えば、もう仕事行きたくないとジタバタ葛藤したり、娘との関係性に悩んだり。
脚本においても、憲法で掲げられている人権を意識して、どんな人も自分の意思を曲げたり迎合せずに「自分らしく」生きるとは?を根底において、敢えて触れずにきたことにもきちんと向き合っているのが清々しいです。
観ている私たちにも、それぐらい目くじら立てなくてもいいのにと思わせてしまう場面もあって、そうやって当たり前に周りと揉めないようとするから、実は我慢して生きづらくなるのだと気づかされたり。
典型的な朝ドラヒロインの、可愛くて苦労もいとわない頑張り屋さんに収まり切れない、うっとおしい正義も周り(特に家族)にとって負担になることもあるよを教えてくれる描き方もあっぱれなんです。
そこにはいい悪いもなく、それぞれの個性があって交じり合って、全体として最善に整えられている。
そう信じれるところがこのドラマが好きな理由です。
さて、先日7日に行ったフリートーク「いいひとをやめる」のレポをお送りします。
**ココだけのハナシの歴史**
第33回:いろんな感情があることに、ただ気づく
(ブログ内に第1回から32回までのレポのリンクも貼っています)
第34回:(これでやめました)自分がダメになってしまうが突破口になる
第35回:こんな時こそ、共感サークル!
第36回:(ここから変化した私)「よく頑張ったよね!」で勇気の伝説になる
第37回:(ダイアード瞑想)会を終えた後にも、じわじわ変化をもたらしてくれる
第38回:(夢でもいいから会ってみたい人)憧れの人は未来の私を教えてくれる
第40回:自分の本音を見つめた先に、誰かを思いやる視野が広がる
第42回:(ジャッカルpart3)自問自答の独り言なのに、真意が伝わるんだ
第43回:(飽きっぽいと続ける)自分がしたいと思って決めると強い!
第46回:自分を奮い立たせなくていい、ただゆるゆる受け取り合う時間
第48回:もやもや、グルグルの先に、握りしめていた想いが優しく溶け出す
第49回:(わくわくを見つける)わくわくは掘り進めたくなる歓びの源なんだ!
第52回:(いやだ!のパワー)いやだ!とは察する良い子をやめて正直になりたい宣言
第54回:(今だからやりたいこと)制限を外すと、夢がワクワク刺激に満ちてくる
第55回:(ダイアード瞑想)2人で自由無限に紡ぎあげていく心模様のタペストリー
第56回:(好きと嫌い)好きは自分の大事な心の原点に繋がれる
第57回:大それたことでなく、ゆるーく挑戦もいずれ望むとこへ行ける
第59回:(ごきげんのかじ取り)こんなはずじゃない自分こそ、受け取ってみよう
第62回:役に立つとは、愛をもって、生きる喜びに種をまくこと
第63回:おせっかいでもいい!思いやりは気持ちが先に動くもの
第64回:(どこまでが自分なのか?)世代を超えて話すって、豊かで安心
そもそも「いい人」って、あなたにとってどんな人を想像しますか?
自分だけだったら聞き流せたのに、子どもがいることで周りの反応を結構気にしてた過去の私は、居心地がいいときと居場所がなく落ち着かないときの両方を体験しています。
自然体で笑顔で振るまえたときは緊張もなくて、何でも相談し合えて、互いを支え合えたのに。
上手くいかず孤独も感じたときは、もがいた先に安心して過ごせる環境を求めて、隣駅の公民館で主催された子育て講座に参加したり、別のサークルへと飛び込んでみたりしました。
学生時代の頃と違うのは、同じところで悶々としなくなって、無理しなくなったこと。
ただニコニコ笑顔で合わせるとか、頼まれたらいいよでやってきたことは、年を重ねるごとに手放して今に至っています。
でも自分でいうのもなんですが、調子にのって先回りして、皆が喜ぶならで動いてしまうこともまだまだあります。
今はよく思われたいというより、おおよその筋道をつけて、私が安心したいからがある(苦笑)
宙ぶらりんが苦手だから、しゃーない!と思ったら、腕まくり上等でやってもいいやに変わってきたようです。
子育てのときと今とで、同じドツボに入りそうなとき、それもまた自分なんだと思えてなりません。
率先して動くのも自分、どうせなら誰かとやりたいも自分、アイデアが膨らんで盛り上がるのが好きなのも自分。
でも他の人はやってないのに自分ばかり・・・と不満を漏らすときはやりすぎています。
「いいひと」は人に期待を寄せ過ぎているのかもしれないですよね。
自分にとっての無理してるか?楽しんでるか?センサーを感じることが一番大事なのかなと思ったりでした。
他の皆さんの熱い想いは感想でどうぞ~。
<参加された皆さんからの感想>
・今日もありがとうございました。
「良い人を止める」のテーマ、楽しく参加できました。
以前の私は周りの方から「あなたは良い人だから」と言われて良い人でいなければと思い、「できません」「都合が悪いので」と断ることができませんでした。
自分や家族を犠牲にすることが常々で疲れてしまいました。
自分の心を優先順位の一番に置いて「お役にたてなくてごめんなさい」と断るようにすると、心に余裕ができて、心穏やかに過ごせるようになってきました。
心に余裕ができると、人に優しくなって受け入れられるようになったと振り返れました。
今日は勉強中の回想法をしている感覚になりました。
子育て中のことは本音で話せる人が夫以外いなかったので無我夢中で良く覚えてないと思っていましたが、お二人のお話を聞きながら、「そうそう、そんな時もあった」とどんどん引き出されてきました。
今の私だったら、こんな風にしているだろうと変化できた自分に出会いました。
お二人のお話の聞き手としてご一緒できたことに感謝しています。( S ・ O さん )
・ココアさん、おはようございます。
昨日の感想です~
悪い人よりはいい人でいたいし。
でも、いい人って誰から見てのいい人であるか?を意識しないと、自分を蔑ろにして周り優先の八方美人になるから、気をつけていこうと何年か前に決めました。
が、ココだけの時間でも話しましたが、子どもを通しての関わるママ友という分野がわたしには苦手のようで、子どものことを考えると…と思ってのうーーーん。となる部分があったので、振り返り考える良いきっかけにもなりました。
気兼ねなく関われる場所もあるし、子どもと関わる場所、全方向に広げていかなくてもいいし。
小学生になったら、子どもだけでの関わりもあるだろうし。
深く考えすぎずに、無理しない方向に決めました。笑
周りの目を気にするのは、生きていくうえでゼロでは困るものなので、ある程度は自分がどうみられているか?も意識する必要はありますが、自分がどうしたいか?は、常に念頭に置きながら行動を決めていきたいものです。
子どもにも自分で自分のことを決められる人になって欲しいので(わたしが親から怒られないように。とか、こうして欲しいんだろうな。をくみ取って生きてきた部分もあるので…)
どうせ、親と過ごしている時間でどうやっても親の価値観は伝わってしまうからこそ、ぶーぶー口うるさく価値観を押し付けないように気を付けたいとも思いました。( A ・ K さん )
・田中さん、昨日はありがとうございました。
子どもと一緒で余裕なく言いそびれましたが、実は事前に自由な時間があったらやりたいリスト10個を書き出しての参加でした。
私にとっての良い人は、善悪の判断ができている人かなと思います。
子育て広場や子育てサークル等に行くといろんな方がいますが、タイプが違ってもこういう方と一緒だと安心感があるし、浅い付き合いでも気軽に声を掛けられるので嬉しいです。
私は皆に合わせなきゃの意識はさほど強くないせいか、浮いてるかなと感じたことが時々ありました。
学生時代も、校則に合わせた服装、ノーメイクだったので集団の中心からは外れていました。
また野球やサッカー、アイドルやバンドにも興味がなかったりでした(笑)
子どもがそばにいるため、途中歌ったり大声出したりもあって、話の流れがつかみきれない場面もあったのが残念でしたが、それでもやっぱり心の内面に触れる時間は貴重だと思いました。
ありがとうございます。
田中さんが禅寺体験でご覧になった金澤翔子さんの書の作品、圧巻ですね。
私も学生時代書道を専攻していましたが、あれ程の集中力は出せませんでした。
真っ直ぐに、好きなことに向かって突き進む力こそ、私らしさなのかもしれませんね。素敵です!( N ・ O さん )
NVCの予備知識がなくても構いません。
自分のことをもっと知りたい、人ともっと絆を深めていきたい、そんな方ならどなたでも、きっと楽しめると思います。
今後の日程など、詳細は以下をご覧になってくださいね。
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次回以降の開催予定:
8月22日(木)20時半から22時半 共感サークル
9月11日(水)フリートーク「信じるのパワー」(来月は都合により1回開催です)
*相手のことを思うがゆえに心配で、つい余計な言葉や手をかけて、モヤモヤさせてしまうことってありますよね。
子育てで一番やりがちなことですが、信じることって待つことなんじゃないかなと思うことしきり。
自分を信じ、目の前の相手を信じられるときと、そうでないときって、どこが違うのでしょうね。
そんな心模様を自由に話したいと思います。
10月2日(水)20時半から22時半 共感サークル
zoom利用なので、自宅にいたまま、寛いだ空間でご参加ください
各回とも4名枠で区切ります
会費:単発参加:1500円、3回分チケット:3000円
(当日体調不良などの都合でキャンセル発生した場合も繰り越しOK、有効期間は定めません)
初回・未体験の方に限り、無料でご招待します。
☆参加するにあたってのお願い☆
安心・安全の場を作りたいので、私と何かしらの場で知り合っている人を優先とさせていただきます(誰かの友人・知人で参加してみたい、あるいはブログの読者で知っただけでも歓迎です、必ずその旨をお知らせください)。
zoomでは顔出し、お名前(ニックネームでも可)を明示することのご協力をお願いします。
下記のフォームよりお申込みください。↓↓
8月9月ココだけのハナシ参加希望はこちらから(オンライン) (formzu.net)
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今回読んだのはこちらの絵本です。
「てん」ピーター・レイノルズ 著、谷川俊太郎 訳(あすなろ書房)
私は絵は上手く描けないから、不器用だから、図工は好きじゃなかった。
そう話す人は案外多いですが、この本に出てくる先生は、真っ白な紙のまま描けずにいたワシテを非難せずに、やさしく受け止めて促していくのです。
そのとっかかりは、”なにかしるしをつけてみて”でした。
初めの一歩はぶっきらぼうに、マーカーを押しつけ描いただけの点。
でも、それを1つの表現と受け取った先生に触発され、別の色で、別のやり方で、とアイデアが浮かぶ場面が素敵です。
可能性って、摘んでしまうのも育むのも、実はほんの紙一重。
相手の気持ちに寄り添って、待ってる姿勢を忘れたくないときに、読みたくなる本です。
読んでくださって、ありがとう。