こんばんは、ココアこと田中貴子です。

 

 

先週末、黒澤明監督の名作「生きる」(1952年)をイギリスを舞台にしてリメイクされた「生きる LIVING」を観ました。

 

原作はもとより、4年前に宮本亜門さんが演出した初演のミュージカル「生きる」にも感激したので(2020年再演、今年も3度めの上演予定だそう)、どんなふうに描かれるのか楽しみでした。

 

 

原作では戦後復興期の混沌とした日本を背景にしたモノクロ映画ですが、リメイク版は洗練された印象のあるイギリス。

 

 

真面目一徹のまま生きてきた主人公が、ガンという余命を知らされたとき、自分の人生はこれでよかったのか?と向き合います。

 

 

原作はより混乱と狂気をはらんだ怖さを、リメイクでは戸惑いながらも紳士然として抑え気味にして、未来への希望を若者に託したように感じました。

 

 

死んでいるように生きていたくない・・・人生にサヨナラをする余白の時間がもらえたから真剣になれたということに心が震えます。

 

 

今回のココだけレポは、先週4月6日「これでやめました」をテーマにした巻を振り返ります。


このタイトル、ふと思い出したのですが、禁煙パイポのCMで話題になったこともありましたね。

 

 

「生きる」の主人公ならば、自身の病気が大きなきっかけになりましたが・・・

 

 

生死にまつわるものでなくても、もういいやと思うからには、その人なりのこだわりが隠れているのではないか?

 

 

そんなことを深めていく時間になりました。
 

 

**ココだけのハナシの歴史**

 

第33回:いろんな感情があることに、ただ気づく (ブログ内に第1回から32回までのレポのリンクも貼っています)

 

 

当日は残念ながら体調不良だったり、都合がつかなくなったりの流れがあり、このテーマでやってみたいとリクエストをもらった方と2人で、とことん熱く語る時間に。

 

 

キャリア関連の仕事を長くしていることもあり、私にとっては「やめるとは転職・退職する」と連想しやすく、かつてどんなきっかけで仕事を辞めたくなったのだろう?

 

 

人がもう無理だという場面において、職場環境における共通点はなかったろうか?

 

 

そんなことも事前に少し考えていましたが、2人となれば、いつも以上に自分のことも赤裸々にならざるを得なく、というか。


 

1つ言葉が飛び出せば、ただただ受け取ってくださる存在があるだけで、止まらなくなってしまう。

 

 

日頃はホストとして、聞いてもらうっていいよと伝える側なのに、この日に限ってはむしろ役割交替してるかもしれない。

 

 

申し訳ない気持ちすら一瞬出た程でしたが、話すと聴くは案外表裏一体。

 

 

聞きながら、私のことを話してるんじゃないか?と思うほど近い響き合いが生まれることもあったりするのがまたいいんですよね。

 

 

話してくれてありがとう、聞いてくれてありがとう。

 

 

それは深い信頼関係があればこそ、心がオープンになれる。


それはすごく尊くて、自分にも相手にもつながる時間なんだと実感でした。


感想がもう全てを素敵に物語ってくれています。

 

 

<参加された方からの感想>

・貴子さんのお話を伺ってみて、聞いた時よりも後になってから、貴子さんと結構似ているかも?と思い始めました。

それは私も仕事においては、開かれた柔軟性のある場であることが重要だからです。

つまり、信頼をベースに、普段は仕事をこちらに任せてくれる。

何か困りごとがあるときに、気軽に相談できるし、気がついたことや改善点の提案などに耳を傾けてくれ、意見を言いやすい。

アイデアを出し合えて、それぞれを尊重してくれる。

上からの判断や指示に従って、言われた通りにすればいいだけでは無理。

しっかり丁寧にエネルギーを注いでやるからこそ、全体を見据えた視野をもって働ける、単なる歯車では終わらないポジションでありたい。

そして自分がやりがいを持って出来る内容であることが大事。
 

他には、居場所、役割があると感じられる(役に立っている)、そこで働くことが自分の成長、学びにも繋がる。

 

そんな所がいいなと。

それは多分、昔から今もって変わってないと思います。

貴子さんと最後に結論が出た「これでやめました」に至った根底にある気持ち。
 

「ここにい続けたら、自分がダメになる、潰れてしまう(本来の自分が生きない)」と感じた時。
 

本当にそうだったなぁと納得でした。 ( Tomoko さん)

 

 

NVCの予備知識がなくても構いません。

 

 

自分のことをもっと知りたい、人ともっと絆を深めていきたい、そんな方ならどなたでも、きっと楽しめると思います。

 

 

今後の日程など、詳細は以下をご覧になってくださいね。

 

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開催日時:

 

2023年4月27日(木)、5月11日(木)、25日(木)

いずれも21時から23時まで

  

4月27日:共感サークル

5月11日:「ここから変化した私」をテーマにフリートーク

今回の「これでやめました」を発展系です。
長く続いた習慣やパターンをやめたことが、のちに大きな転機だったと感じることを語り合いましょう。

 

5月25日:共感サークル

 

zoom利用なので、自宅にいたまま、寛いだ空間でご参加ください

 

各回とも4名枠で区切ります

 

会費:単発参加:1500円、3回分チケット:3000円

(当日体調不良などの都合でキャンセル発生した場合も繰り越しOK、有効期間は定めません)

初回・未体験の方に限り、無料でご招待します。

 

☆参加するにあたってのお願い☆

 

安心・安全の場を作りたいので、私と何かしらの場で知り合っている人を優先とさせていただきます(誰かの友人・知人で参加してみたい、あるいはブログの読者で知っただけでも歓迎です、必ずその旨をお知らせください)。

 

zoomでは顔出し、お名前(ニックネームでも可)を明示することのご協力をお願いします。

 

下記のフォームよりお申込みください。↓↓

4月5月ココだけのハナシ参加希望はこちらから(オンライン) (formzu.net)

 

 

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今回ご紹介した絵本はこちらです。

 

 

「ほげちゃん」 やぎたみこ (偕成社)

 

 

この、脱力系の癒し顔に不思議な名前で、絶対面白いに決まってる!で出会った本です。

 

 

期待どおりに、むふふと笑ってしまう展開に、子どもは爆笑、大人もニヤリ。

 

 

誰だって、大切にしてもらいたい!!

 

 

もうゆるせない~で体いっぱいに気持ちをぶつける姿には可愛さがつのります。

 

 

ラストに、可愛い繋がりのおまけ(笑)

 

 

自作のガラス作品、花びらのハートを描いた”くびれ”がこだわりポイントなんですよ。

 

 

読んでくださって、ありがとう。