こんばんは、ココアこと田中貴子です。
私は、あなたの魅力を発掘して、【本当の自分】を生きるカウンセリングを行っています。
台風の影響で30度越えの昨日、そして今日は天然クーラーのように涼しくと・・・気温差がありますが、お元気ですか?
昨晩、黒澤明監督の名作「生きる」をミュージカル化した舞台の、プレビューに出かけて来ました。
主演は市村正親さんと鹿賀丈史さんのダブルキャストと豪華です。
そもそもは…ラジオ番組で、演出を手掛ける宮本亜門さん、そして初ミュージカル挑戦する市原隼人さんの舞台にかける想いを聞いたのがきっかけでした。
プレビュー10月7日の舞台は、市村正親さん主演回。
(リンクには、昨年の立川志の輔さんとのインタビュー番組感想を書いてます)
開始前には宮本亜門さん、作曲・編曲をしたジェイソン・ハウランドさん、鹿賀さん、新納さんが特別舞台挨拶する企画まであり、大いに気分を盛り上げてくれました。
作曲されたジェイソンさんは、大願を果たせるようにと、片目のだるまをずっと持っていらしたそう。
この日、会場の皆が見守るなか、もう片方も書き入れて、いよいよのお披露目に。
また大胆にミュージカルにすることへの期待と喜びとで、亜門さんも感激する様子もあり、幕が上がる前から熱気が高まりました。
お話は、市役所に30年勤めていた渡辺課長はこれまで休むことなく、これといった欲もなく、真面目に生きてきた。
ところが、ある日余命半年の命であることを知り、残リ少ない人生で何かを残したい・・と決意して、公園作りへと奔走するが・・・という物語です。
「人生の終わりをどう生きるか?」というのは誰しも無視できないテーマだし、重厚になりやすい展開にも関わらず、歌の力で心の揺れ・覚悟、時には笑いまで表現しているのが画期的でした。
ミュージカルならではの、おおらかさと言ったらいいのかな。
人間の弱さ、たくましさ、そして切なくて愛おしい。。。そんな機微が丁寧に、軽やかに描かれているのです。
それでいて、情感たっぷりに音楽に載せた心模様に、きゅーとなる場面もありました。
何より、ミュージカルになった分、幅広く多くの人に、受け取りやすくなっているように思えます。
それが一番の魅力かもしれませんね。
宮本亜門さんのインタビュー記事を読むと・・
何度も映画を観ては、頭を壁に打ち付けて、うなったこと。
映画をカットごとに分解して意味を考え、ミュージカルとして再構成した裏話には、想像を超えるご苦労がありました。
試行錯誤を重ねるうちに、台本は10稿を超え、微修正は数えきれないほどだったそうです。
そういう諸々の気概が実を結んだ日に、観に行けて、よかったなぁ。
これまでは海外でミュージカルが当たって、日本で上演というパターンが通例だけれど、今度は日本からの発信へ。
いつか、この作品が海外でも上演されることも実現しそうな気がしてなりません。
夢見る力にも大きなパワーをくれる舞台でした!
*もう一人の主演を務められる鹿賀さんも気になります。
劇中のクライマックスでの、2人の素晴らしい歌声を聴くことができますよ~♪
♪市村正親 「二度目の誕生日」
♪鹿賀丈史「青空に祈った」
「自分がどう生きるべきか?」と考えているときは、まだ納得していないとき。
そして、一生をかけて追求する何かを探しているとき。
私達は人生の意味を知りたくて、つい頭をめぐらせてしまうけれど、本当のところはそこじゃなくて。
誰かのために笑顔で行動しているときが、その人の生きた証なんだと思います。
究極は遺したモノではなく、そこへ懸ける熱き想い。
それが全てかもしれないですね。
BS朝日でのインタビュー番組(10月6日)を録画したのを観て、またまた感激。
奇しくも劇団四季時代に17年、お世話になった演出家・浅利慶太さんとのお別れの会と同じ日の収録だったので、幼年期からこれまでの思い出と共に、演劇への情熱が切々と語られていました。
「一生一度 思いきり 夢いっぱい」
市村さんの大切にしている言葉が、まさに今回の「生きる」にも通じて、胸がいっぱいになりました。
*おまけ*
これは日中に訪れた「カール・ラーション展」から。
感性高く心地よく暮らした家(室内を彩る家具やテキスタイルが洗練されてます)と、家族の笑い声が聞こえてきそうな絵画がことに心ひかれました。
これも当たり前の毎日を大切にする愛情が詰まった作品(人生)なのでしょうね。
読んでくださって、ありがとう。
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