[民事裁判④2023/4/20] 相手方の書面その2 | 吉原馬雀の奇妙な冒険

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元・三遊亭天歌でしたが、吉原朝馬門下となり、高座名が変わりました。

吉原馬雀(よしわら ばじゃく)です。

 

 

 

 

 

こんばんは。元・三遊亭天歌です。

 

本日2023/4/20㈭午前10時00分、

私が元師匠から受けたパワハラの

損害賠償請求事件 [令和4年(ワ)第26763号]の

準備手続(実質4回目の審理)でした。

 

今回は公開の法廷でなく、相手方弁護士が遠隔地のためzoomによる進行です。

 

 

--初回の審理の様子については以下のリンクをご参照ください--

 

[民事裁判2022/12/23]私の訴状

 

[民事裁判①2022/12/23]加害者の答弁書

 

[民事裁判①2022/12/23]私の意見陳述書

 

[民事裁判①2022/12/23]裁判ウォッチャーさんによる感想

 

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--前回の審理の様子については以下のリンクをご参照ください--

 

 

[民事裁判③2023/3/3]相手方の書面

 

[民事裁判③2023/3/3] 私の書面

 

[民事裁判③2023/3/3] 名誉棄損裁判

 

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本日は相手方から提出された書面を抜粋してご紹介です。

(訴訟戦略上、一部のご紹介となります。ご容赦ください)

 

 

まず論点整理します。

今回の裁判を通して私が相手方に責任を求めているのは、以下の3点です。

 

①2022年2月20日の浅草演芸ホール楽屋での暴行

②破門を宣告したにも関わらず届を協会に半年近く提出しなかった事

③過去のハラスメント行為

 

 

前回のブログでは、①と②に関する元師匠の新たな主張をご紹介しました。

 

 

では、本日は③過去のハラスメントについて

相手方から提出された書面を見ていきます。

 

訴訟戦略上、争点に関わる主張の一部抜粋となります。

ご容赦ください。

 

 

 

 

 

【事案① 2010年秋の落語公演にて、弟子一同が着物を着がえていなかったことを理由とし坊主にさせた件について】

 

 相手方の主な主張

 :柳家の前座さんは皆さん坊主にしている。

  初心を大切にしていることから、すごい前座さんは家を出る時から着物の人がいるくらいである。

 

 

 

【事案② 2013年1月、弟子の勉強会で、1名がシャツを出しっぱなしであることに元師匠が激昂。弟子一同を会場飲食店にて履物を脱ぐためのすのこ板に正座させて店内でさらし者とした】

 

 相手方の主な主張

 :すのこ板は多少クッション性をもっており普通の板間より固くないのである。

  落語の稽古の時は板間に90分くらいは当たり前である。

  独演会で元師匠は180分ぶっ通しで落語をやることもよくある事である。

 

 

 

【事案③ 2017年7月、路上での弟子たちに激しく破門と言い放ち暴言暴行を働いた】

 

 相手方の主な主張

 :元師匠は𠮟るときに、破門と言う事はある。

  元天歌はそれが嫌なら叱られないようにするところが同じ過ちを繰り返してしまい反省もしない。

  ところが8年も前から盗聴器を仕掛けるというのである。

  いかに元天歌が元師匠に対し誠意もなく、元々芸事を学び取る気がなく、バカにしているかがわかる位である。

  いずれにしても元師匠の感情の赴くままかなり激しい暴力行為については否認する。

 

 

 

【事案④ 2017年7月、先代のみの墓掃除しかしていないことに激昂し、炎天下での墓場全体の掃除をさせた】

 

 相手方の主な主張

 元師匠は墓全体を掃除しなさいと言ったことは認めるが、元天歌がしたのは先代の墓だけである。

 

 ※ここの主張については、これまでの主張のほぼコピペで真新しい再反論はありませんでした。

 

 

 

【事案⑤ 2019年11月、福岡空港ロビーで私のチケットを没収し、私がキャンセル手続きが必要と求めたところ、被告はチケットを床にばらまいた】

 

 相手方の主な主張

 :ついて来なかったことは師匠をさておき、出演料を出してくれた人(スタッフ)を優先した態度こそ大問題である。

 

 ※ここの主張については、これまでの主張のほぼコピペで真新しい再反論はありませんでした。

 

 

 

【事案⑥ 2020年12月、被告妻が着物を洗っていなかったことを原告が悪いとして、土下座させ被告は原告を足で蹴った】

 

 相手方の主な主張

 :なぜ元天歌が元師匠にカバンを渡すとき一言で「大事な着物が汗で大変なことになっています。おかみさん」の一言が無かったのか。

  元天歌は全てにおいて気配りが無さすぎるのである。

 

 ※上記「元師匠にカバン」は「元師匠のカバン」の誤りと考えられる。

 

 

 

【事案⑦ 2020年12月の落語会にて、上記の件を根に持つ被告は原告に「視界に入るな」と怒鳴った】

 

 相手方の主な主張

 :元天歌は臨機応変が出来ていない。

  いずれにしても元師匠は弟子を𠮟る時、蹴とばしたり殴ったりはしない。いつも平手打ちである。

 

 

 

【事案⑧ 2020年12月寄席にて、上記の件を根に持つ被告は原告に「視界に入るな」と激昂した】

 

 相手方の主な主張

 :その時も、元天歌はこれまでの対応を全く反省しようともせず、勿論謝ろうともしない態度でむしろ反抗的態度が読み取れた。

 

 ※ここの主張については、これまでの主張のほぼコピペで真新しい再反論はありませんでした。

 

 

 

【事案⑨ 2020年大晦日、原告が元旦の挨拶について聞いたところ、被告が「視界に入るな」と。さらに続けて被告が原告と同じ市に住んでいることが気に食わず「引っ越せ」と強要した】

 

 相手方の主な主張

 :こんなにも元天歌は元師匠を嫌っているのに、我が家から500メートルの所にいるという神経さ。

  同じことを何十回行ってもなおらなない気配りの無さ等々、本当に元師匠としては元天歌の対応によって十分疲れさせられているのである。

 

  ※一部誤字がありますが、原文そのまま。

 

 

 

【事案⑩ 2022年正月、寄席に来ていないことに電話にて激昂した】

 

 相手方の主な主張

 :正月、熱があって寄席に行かなかったというも、それは事実ではないと思っている。

  どんなに熱があっても電話やメール位は出来るはずであるからである。

 

 

 

【元天歌代理人による前回の書面の結びに対して反論】

 

 元天歌は

 「師匠の言動が絶対であり、合理的判断に基づく弟子の行動・対応さえ許容せず、暴行行為や人格を無視した理不尽な強要、過酷な制裁、「晒し者」にする言動が日常的に繰り返されていたのである。」というも、強く否認する。

 

 

 

 

それと

2022年2月20日の浅草楽屋での暴行についても相手方からその見解が示されました。

 

 元師匠は座っている元天歌らの頬を平手で叩いただけである。

 その後、元天歌がいきなり立ち上がって頬を叩いてくださいとばかりの姿勢になった。

 

 

 

 

私が元師匠の文書を読んだ感想としては、また何も証拠や資料を一切出していないのが印象的でした。

論理を裏付けるものがまったくありません。

前回の私の主張に対する反論さえ全くできていないように感じました。

 

 

明日は更新をお休みし、明後日は元師匠が私に対する名誉棄損を軸とする損害賠償請求について、新たな展開をご説明します。

 

 

 

 

 

[署名]#落語協会にハラスメント対策の徹底を求めます!

 

 

署名をはじめて141日目となりました。

これまで5891名様のご署名誠にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

【今までの主な記事】

 

 

★対加害者の記事 (時系列順)

 

週刊新潮を読んだ感想

 

[民事裁判2022/12/23]私の訴状

 

[民事裁判①2022/12/23]加害者の答弁書

 

[民事裁判①2022/12/23]私の意見陳述書

 

[民事裁判①2022/12/23]裁判ウォッチャーさんによる感想

 

[民事裁判②2023/1/30] 私の書面

 

[民事裁判②2023/1/30] 加害者の書面

 

[民事裁判②2023/1/30] 私から被告側に質問した事

 

[民事裁判③2023/3/3]相手方の書面 

 

[民事裁判③2023/3/3] 私の書面 

 

[民事裁判③2023/3/3] 名誉棄損裁判

 

[民事裁判④2023/4/20]相手方の書面①

 

[民事裁判④2023/4/20]相手方の書面②

 

[民事裁判④2023/4/20]名誉棄損裁判

 

[民事裁判⑤2023/5/30] 私の書面① ←new

 

[民事裁判⑤2023/5/30] 私の書面② ←new

 

[民事裁判⑤2023/5/30] 名誉棄損裁判 ←new

 

※第6回期日:2023年6月30日の午前11時 (zoom審理のため非公開)

 

 

 

★落語協会関連

 

落語協会のハラスメント説明会に参加した感想

 

ハラスメント説明会を経て、署名をどうするか考えた

 

落語協会とは裁判してないって話

 

落語協会の弁護士に告ぐ

 

根本的な問い

 

伝統芸能と社団法人

 

落語協会からの回答書

 

再度、質問状を送りました(2023/1/17)

 

回答書が届きました(2023/1/31)

 

回答書の補足説明①

 

回答書の補足説明②

 

許せない対応

 

衝撃の事実が判明

 

相談窓口理事が…

 

理事会に委員会設置と議事録閲覧をお願いしてみた

 

回答書が届きました(2023/4/3) ←new

 

 

 

★その他

 

もしあなたがいじめられたら…

 

常習的な被害は通常の刑罰よりも罪が重い

 

我慢は美徳じゃない

 

弁護士に依頼する際に気をつけること

 

ハラスメントは「人」が「人」にするべきではない

 

組織に必ずハラスメント相談窓口が必要な理由

 

人を1人でも雇ってたら必ず相談窓口設置義務がある

 

元自衛官:五ノ井さんの会見を見た感想

 

署名サイトchange.orgを利用しての実感