協会の回答書の補足説明その②、そして明日は… | 吉原馬雀の奇妙な冒険

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元・三遊亭天歌でしたが、吉原朝馬門下となり、高座名が変わりました。

吉原馬雀(よしわら ばじゃく)です。

 

 

 

 

 

こんにちは。元・三遊亭天歌です。

 

さて、厳しい口調のブログが続かざるを得ません。

 

落語協会の答弁書の内容をもう少し詳細に見てみます。
(なお文中「」は落語協会の答弁書を意味を変えずそのまま引用してます)

 

 

 

法の基準に適うパワハラ防止措置については、昨年12月の定例理事会前に送った質問状でも求めていました。そのときの協会の回答は「検討及び議論する所存です」とのこと。

そして、今年1月の再質問状では、ハラスメントが起こったら迅速に対応する事が法で求められており、だからこそ早急に体制を整える必要があると指摘しました。そして今回の回答も「検討する予定です」

いったい、いつ検討するのでしょうか?


上記の私の質問に対して、協会からもうひとつコメントが出てます。

「幸い、現時点において、パワーハラスメントなどに関する職員からの相談及び苦情の申立ては一切なく、パワーハラスメント等の疑いのある言動もみられない旨の報告を受けております」

それは現状の相談体制があまりに法の基準に届いていないから、相談したくてもできない可能性も考えられないですか?

そもそもパワハラ防止措置の義務って、昨年2022年4月1日から、すべての事業者に対して全面的に義務化されてるわけです。協会の「検討する予定です」って方便許したら、どんな事業者だって同じ言い逃れをしてきて違法状態は続きますよね?

車にたとえるなら協会弁護士の回答は「ウィンカー切れてるけど事故がないから大丈夫」って言い訳しているのと同じです。違反は違反です。ただちに修正するのが普通じゃないですか?

 

楽屋で前座さんがミスをしたら指摘して、次の日にまで頭下げさせるのが落語界の慣習です。理事会の皆さんは法律違反という社会にとって重大な責任に対して、何の声明も出さずいつまで放置しているのですか?一般社会の基準で詳細を決めればいいだけではないですか?


あとやっぱり会員として気になるのは、「相談窓口理事」が誰なのかということです。私は動画でもそうだし、質問状を2度も送って切実に尋ねてます。

この点、2度の回答書で言及さえも無いのはなぜでしょうか?

担当者名を明らかにしてたら、困る何かがあるのでしょうか?


昨年10月28日の会員向けの説明会で、協会の弁護士が以下のようにはっきり発言されてます。

「新しい時代の師弟関係を考える必要がある」
「パワハラ防止法成立以前からハラスメントは社会的に許されない」
「パワハラ防止法の趣旨と考えに則り積極的に対策する」



責任者名さえ明らかにしないで、会員向けに『法の趣旨と考えに則ったハラスメント対策』は実現できないですよね?

責任者を明らかにしたら落語協会にとって何が不都合なのですか?


ここまでで今回の落語協会からの回答書に関する情報はおしまいになりますが、明日はいかに協会側のこれまでの答弁が不誠実なのか、ひとつの事実をお知らせします。

 

 

 

署名をはじめて72日目となりました。
[署名]#落語協会にハラスメント対策の徹底を求めます!

 

☝ 現在落語家ではないのですが、引き続き落語協会会員である不思議な私の身の上話にも触れてますのでぜひともご一読くださいm(__)m

 

本日までに5622名様のご署名ありがとうございます。

 

 

 

【今までの主な記事】

 

 

★対加害者の記事 (時系列順)

 

週刊新潮を読んだ感想

 

[民事裁判2022/12/23]私の訴状

 

[民事裁判①2022/12/23]加害者の答弁書

 

[民事裁判①2022/12/23]私の意見陳述書

 

[民事裁判①2022/12/23]裁判ウォッチャーさんによる感想

 

[民事裁判②2023/1/30] 私の書面 ←new

 

[民事裁判②2023/1/30] 加害者の書面 ←new

 

[民事裁判②2023/1/30] 私から被告側に質問した事 ←new

 

※第3回期日:2023.3.3の13:10~ (zoom審理のため非公開)

 

 

 

★落語協会関連

 

落語協会のハラスメント説明会に参加した感想

 

ハラスメント説明会を経て、署名をどうするか考えた

 

落語協会とは裁判してないって話

 

落語協会の弁護士に告ぐ

 

根本的な問い

 

伝統芸能と社団法人

 

落語協会からの回答書

 

再度、質問状を送りました(2023/1/17)

 

回答書が届きました(2023/1/31) ←new

 

回答書の補足説明① ←new

 

回答書の補足説明② ←new

 

※今後の計画は、現在顧問弁護士に承認を求めている最中です

 

 

 

★その他

 

もしあなたがいじめられたら…

 

常習的な被害は通常の刑罰よりも罪が重い

 

我慢は美徳じゃない

 

弁護士に依頼する際に気をつけること

 

ハラスメントは「人」が「人」にするべきではない

 

組織に必ずハラスメント相談窓口が必要な理由

 

人を1人でも雇ってたら必ず相談窓口設置義務がある

 

元自衛官:五ノ井さんの会見を見た感想

 

署名サイトchange.orgを利用しての実感