ジオラマボーイ・パノラマガール/ばるぼら/佐々木、イン、マイマイン | ゆびにんブログ -指人形10,000体作りま…すん-

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日記を書きつつ、ゆるーく指人形10,000体を目指すブログです。

フェルトのほほえみうさぎの指人形
(2015/01/20 制作)


うみのまちアート展にお越しいただいたみなさまありがとうございました、ショウジですショウジ

茨城県の大洗シーサイドステーションでのイベントが勤労感謝の日に終了しました。

今年はサッポロモノヴィレッジが中止となり、アートマが開催されたものの参加を見送り

来年のモノヴィレッジも3月開催ということでこれまた見送り…という状況の中

久々の道外での委託販売、大変貴重な機会となりました。

足を運んでいただいた方、ご購入いただいた方

そしてお誘いいただいた100夢サロンの酒井さん、どうもありがとうございました!

実際にお手に取っていただける機会を今後もどうにかこうにか作っていきたいと思いますので

それまでは当ブログや通販でお楽しみいただけると幸いです♪




さてさて、本日はまとめ書きがすっかり定着してしまった映画の感想でございます。

今回は鑑賞券が当たって観に行った2本とオンライン試写1本です。

今週末もう1本洋画のオンライン試写があるんですが、今回は邦画スペシャルということで…


『ジオラマボーイ・パノラマガール』
11月6日より全国公開中。
フイナムの懸賞で当てたムビチケで観に行った(フイナムが何なのかもよくわかってない)
札幌での上映終了ギリギリに届いたので、全国的にぼちぼち終了してるかも。
女の子が男の子に一目惚れする話なので仕方ないのだけれど
男の子が何となく高校中退して、趣味もなく、やりたいこともなく、イケメンでもなく
ぽーっとなってる年上の女性に紹介してもらった仕事にありついてるみたいな主体性のない人物で
私は全く魅力を感じなかったので、どうしてそんなに彼がいいのか?と思ってしまった。
こういうことを考えてしまうからあまり恋愛映画を観ないのかも…
でも、昔りぼん読者だった頃、投稿漫画のコーナーで
「主人公は魅力的に描かれているのですが、男の子に魅力を感じませんでした。
 主人公以外の人物ももっと魅力的に描きましょう。」
みたいなダメ出しよく見かけたよ!?
まあ、「はたから見りゃ何の魅力もない人をめちゃくちゃ好きになってしまうのが恋」
とかいうことなんだろうけど、架空の世界くらいは登場人物に魅力的であって欲しいぞ!
主人公の女の子と友達の描写なんかは良いと思ったけれど
彼女たちがオザケンは聞くとしても、初期の村上春樹作品にそんなに触れてるかなとは思った。
そんなあれこれでちょっと前の時代を描いているのかと思ったら、ちゃんとスマホが出てくるし
工事現場のシャッターにTOKYO2020のロゴが描かれているし、がっつり今の時代だった。
岡崎京子の原作は読んでいないのだが1989年の作品を現代に置き換えること自体が
そもそも難しかったのではないだろうか…
何年か後に観られた場合にいつの時代の映画なのかわかりづらい作品になっていると思う。
現代を切り取っている青春ドラマとしては『君が世界のはじまり』の方が時代に合っていると思った。
こちらは全編通してブルーハーツを流しているので、同じくちょっと前の時代の音楽ではあるのだが
こっちの方がまだ普遍的な感じがした。
スマホとか日付がわかるものを出せば自然とその時代の映画になるわけではないんだと思う。



『ばるぼら』
11月20日より全国公開中。
タワレコのイントキシケイトというフリペの懸賞で当てたムビチケで観に行った。
手塚眞監督作は『ブラックキス』しか観たことがなく
サスペンスのセオリーをぶち壊しにした映画を嬉々として作っていたという印象だったので
全く期待せずに観た。
結果『ブラックキス』よりは全然マシ、でも普通、と言った感じだった。
私は原作は読んでいないのだが、手塚治虫ファンに叩かれまいとするあまり突き抜けられず
ただただお綺麗な映像を繋いだだけの作品に見えてしまった。狂気が足りなすぎる。
エログロをやるなら美しさと同じ分かそれ以上の醜さも入れて、もっと徹底的に作らないと…
どうしたって万人ウケするタイプの映画ではないのだから
カルト的な人気が出るくらいめちゃくちゃに狂った作品に仕上げれば良かったのに…
二階堂ふみが全部脱いで惜しげもなくおっぱいを見せてがんばっているのに
出来上がったものがこれでは可哀想すぎると思った。
『この国の空』の悲劇再びって感じ。
ふみはバルボラのような人間なのか妖怪なのかわからない生き物をよく演じている印象があるが
断然『蜜のあわれ』をおすすめしたい。
本作で良かったのはふみのビジュアルと、渡辺えりのビジュアルだろうか。
螺髪みたいな頭、ドラァグクイーンみたいなどぎつい見た目、めちゃくちゃ迫力あった…
あと、マメ山田、林海象、今年亡くなった藤木孝がどこに出ていなかったのか全くわからなかった。
マメさんは謎のバーか、『ミッドサマー』みたいな婚礼儀式シーンか?



『佐々木、イン、マイマイン』
オンライン試写会で鑑賞。全国公開は今週末11月27日から。
在学中は親しくしていて、卒業後は会っていない友人って誰にでもいると思うけれど
その友人のことを自然と思い出すこと間違いなしの作品。
だから現在進行形で学生の人よりも、社会人の方がグッとくると思う。
舞台や演劇をモチーフにした作品に対して苦手意識があったが、本作はそこが本筋ではなかったし
あくまでも「佐々木」という人物に対する主人公の気持ちを表現するために入っていて
効果的に使われていたので素直に観られた。
売れない舞台役者をやっている現在と、佐々木とつるんでいた高校時代と
佐々木と再会した頃が行ったり来たりするので、時間軸がわかりづらくなる部分はあったものの
そこらへんがキチキチ作られていないのが観ていて息苦しくなくて逆に良かったと思う。
決して明るくはなく、どちらかと言えば日陰のようなストーリーなので
時系列までピシッと作られていたら後味が悪くなった気がする。
本作は後味が良いというか、不思議な余韻が残る作品だった。
観た数日後にふと「佐々木、元気かな」と思うような余韻がある。
こういう余韻があるところとか、音楽の付け方とか、女性キャラの利かせ方とか、撮り方とか
あと現実にはあり得ないようなことがぽっと入っているようなところとか
全体的に豊田利晃監督っぽさがあって、この監督も好きなのでは?と思った。
重要な役で鈴木卓爾が出てたりするし…
本作は主人公が佐々木の友達である悠二なので、主演は藤原季節なのだけれど
何と言っても佐々木役の細川岳が良かった。
なんとも言えない寂しい表情とか、いたたまれなくなって泣き出すシーンが最高で
今後も彼の出演作品を観ていきたいと思った。
藤原の泣き演技もいいんだけれど、彼はもう売れっ子のレーンに乗っているので
邦画界は細川岳のような人もどんどん出していただきたい!
本作は彼自身が友人のことを映画にしたいと思って産み出された作品ということで
ある意味『メランコリック』のようなタイプの映画かもしれない。
なかなか売れない!と思っている俳優は自ら傑作映画を作ることも視野に入れた方がいいのかも…
スタローンもそうだし。



ショウジの2020年映画ランキング。

Filmarksのオンライン試写会が当たらないとかぼやいてたら当たりましたね。


映画に感動しているうさぎの指人形
「良い映画観たなあ」  ★★★相当

ジョジョ・ラビット    (シネフロ)
PLAY 25年分のラストシーン(オンライン試写@映画.com)
影裏           (シネフロ)
フォードvsフェラーリ   (試写会@ユナイテッドシネマ札幌)
ペイン・アンド・グローリー(サツゲキ)


微笑んでいるうさぎの指人形
「面白かった」  ★★相当

コンフィデンスマンJP プリンセス編(シネフロ)
ミッドナイトスワン        (ユナイテッドシネマ札幌)
パピチャ 未来へのランウェイ   (オンライン試写@Fan's Voice)
ジュディ 虹の彼方に       (シネフロ)
37セカンズ           (試写会@プラザ2・5)
パラサイト 半地下の家族     (ユナイテッドシネマ札幌)
TENET テネット         (ユナイテッドシネマ札幌)
みをつくし料理帖        (鑑賞券@シネフロ)
おらおらでひとりいぐも     (鑑賞券@ユナイテッドシネマ札幌)
佐々木、イン、マイマイン    (オンライン試写@Filmarks)
ライフ・イズ・カラフル!    (鑑賞券@シアターキノ)
ワンダーウォール 劇場版     (サツゲキ)
透明人間            (ユナイテッドシネマ札幌)
少女は夜明けに夢をみる     (シアターキノ)
ジョン・F・ドノヴァンの死と生  (シネフロ)
架空OL日記           (ユナイテッドシネマ札幌)
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(ユナイテッドシネマ札幌)
のぼる小寺さん         (オンライン試写@Filmarks)
君が世界のはじまり       (オンライン試写@Filmarks)
一度も撃ってません       (シネフロ)
エジソンズ・ゲーム       (シネフロ)
初恋              (シネフロ)
アイリッシュマン        (シアターキノ)
テルアビブ・オン・ファイア   (シアターキノ)
さよならテレビ         (シアターキノ)
ミッドサマー          (シネフロ)
クレしん ラクガキングダム   (シネフロ)
野性の呼び声          (ユナイテッドシネマ札幌)
マティアス&マキシム      (オンライン試写@Filmarks)
ルース・エドガー        (オンライン試写@coco)
1917 命をかけた伝令      (ユナイテッドシネマ札幌)
音楽              (ユナイテッドシネマ札幌)
鵞鳥湖の夜           (オンライン試写@クランクイン!)
水上のフライト         (オンライン試写@Fan's Voice)
きみの瞳が問いかけている    (オンライン試写@Senkaキャンペーン)
ばるぼら            (鑑賞券@ユナイテッドシネマ札幌)
ファヒム パリが見た奇跡    (オンライン試写@映画.com)
グッバイ、リチャード!     (オンライン試写会)
パブリック 図書館の奇跡     (オンライン試写@Fan's Voice)
ボーダー 二つの世界       (シネフロ)
ラストレター          (試写会@共済ホール)
ステップ            (オンライン試写@Filmarks)
ジオラマボーイ・パノラマガール (鑑賞券@シネフロ)
酔うと化け物になる父がつらい  (ユナイテッドシネマ札幌)
喜劇 愛妻物語          (オンライン試写@cinema cafe)
15年後のラブソング       (オンライン試写@Filmarks)
ぶあいそうな手紙        (オンライン試写@coco)
サイゴン・クチュール      (シアターキノ)
詩人の恋            (オンライン試写@coco)


不満げなうさぎの指人形
「うーん」  ★相当

海辺の映画館 キネマの玉手箱(サツゲキ)
SHELL and JOINT     (オンライン試写@note)
ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(オンライン試写@coco)



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ここから来月末までは毎週末観たい映画が目白押しです。