さよならテレビ | ゆびにんブログ -指人形10,000体作りま…すん-

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日記を書きつつ、ゆるーく指人形10,000体を目指すブログです。

フェルトのほほえみうさぎの指人形
(2015/01/20 制作)


感想もう1本、ショウジですショウジ

明日、明後日、明々後日と3日連続で観に行くのでもうさっさと上げちゃいます…


『さよならテレビ』

◎概要◎
東海テレビ報道部を舞台にしたドキュメンタリー作品。
ベテランの契約記者・澤村さん、契約1年目の記者・渡邊くん
ニュース番組の看板アナ・福島さんの3人を中心にして描かれています。

◎つながり作品◎
フジテレビ『放送禁止』シリーズ (理由は後述)

◎観に行くきっかけ◎
同じく東海テレビのドキュメンタリー映画『ヤクザと憲法』を
DVDになるものだと思って観に行かなかったのだが
このシリーズはDVDにならないということを昨年知ってしょんぼりしたので。
今回は逃さず劇場で観ました。



感想をひとことで言いますと


東海テレビ版の『放送禁止』


私はフジテレビ製作の放送禁止シリーズが好きなのですが、あの構造と似ていたんですよね。

具体的に書いてしまうと途端につまらなくなってしまうので端的に書きますが

ドキュメンタリーは果たして事実をありのままに伝えられているのかどうか

編集を恣意的に行うボーダーラインはどこか

取材対象者への介入はどこまで許されるのかっていう話でした。

ネタバレ避けると、冷麺が素麺に置き換わってたあたりとかああ…編集のたまもの…と思いましたね。

放送禁止シリーズを観たことのある方はやっぱり咄嗟に思い浮かべるみたいで

Twitterで「さよならテレビ 放送禁止」と検索すると結構引っ掛かりました。

本作はDVDにはならないですし、放送禁止シリーズはここ最近新作が作られていないので

あれ系が好きな方は観に行って損はないと思います。

あと、ちょっと松尾スズキの演劇作品『命、ギガ長ス』との共通点もあったかな。

あれは取材を受ける側が自己演出を加えているパターンでしたが。




「怪しいお米セシウムさん」の件があって、その反省会を毎年行っているにも関わらず

座談会のVTRで顔出しNGの一般人の顔をモザイクなしで流してしまう放送事故が起こるシーンでは

このテレビ局のチェック機能まじでどうにかした方がいいよ…と思いました。

放送前に映像チェック "だけ" する人間を2・3人雇って

人件費よりもリスクを削ることを優先するべき。

私はPCソフトの検証(簡単に言えばバグチェック)の仕事をしているので余計にそう思いましたね。

複数人掛かりでチェックかけてもミスって出るものなんだから

もっと念入りにチェックしなきゃだめだよ…

あと、全体通して観て、私はテレビ業界の人間じゃなくて良かったと思いました。

年収300万円以下だけど、楽しく暮らしてますもん。

私はああいう仕事を中心にした人生って考えられないです。残業軽く100時間超えとか…

使命感が強いか、相当メンタルが強いか、感覚を鈍麻させるのが得意な人間じゃないと

あの仕事はとてもじゃないけど出来ないですね。



ショウジの2020年映画ランキング。

今月7本じゃなかった、たぶん8本観ます…


映画に感動しているうさぎの指人形
「良い映画観たなあ」  ★★★相当


ジョジョ・ラビット (シネフロ)
フォードvsフェラーリ(試写会@ユナイテッドシネマ札幌)


微笑んでいるうさぎの指人形
「面白かった」  ★★相当


37セカンズ      (試写会@プラザ2・5)
パラサイト 半地下の家族(ユナイテッドシネマ札幌)
少女は夜明けに夢をみる(シアターキノ)
さよならテレビ    (シアターキノ)
音楽         (ユナイテッドシネマ札幌)
ボーダー 二つの世界  (シネフロ)
ラストレター     (試写会@共済ホール)


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澤村さんは仕事を通して成し遂げたいことに忠実な人生を送っていていいなと思いました。