折角の休日ではありますがこの暑さゆえ釣りに行くのも気が進まず、ましてや自転車などに乗るなんて自殺行為のように思います。
釣りは川のそばだから良いんじゃない?なぁ~んて思われますよね、多分。
それがね、真夏の川は暑いんです。生い茂った草むらから吹いてくる、ムンムンとした”草いきれ”も堪りません。。。。。。
でね、政府オススメのエコな28℃設定(科学的根拠なしですって~)にして、家に引きこもってます(笑)
ところが9時ころからずっと28℃設定でも、かなりな勢いでエアコンが冷気を吹き出しているんですよ。一応RCのマンションで2階ですから上下からの断熱は良いはずですし、この季節でも仕事を終えて帰宅した時、部屋が蒸しかえっているようなこともありません。
あぁそれなのにそれなのに・・・・28℃設定でもガンガン冷却しなきゃならないのってどういうこと(T_T)
来年はオリンピックの真っ最中ですよね、大丈夫なのかなぁ~
観客の10%が救急車要請したら、東京の救急救命機能はパンクしますよね、きっと。
誰が責任取るのかなぁ。
こういう時に限って自己責任を言われそうだから、炎天下では観戦しないことに限りますね。
きっと期間中には大規模商業施設などに大きなテレビとかスクリーンが仮設されるに違いありません。そういう涼しいところで中継放送を見ている方が良いとご忠告申し上げます。
『命を守る行動』を取りましょう(笑)
さてさて引きこもっていても面白くありません。
こういうときはひたすら熱中できることに取り組みましょう。
用意したのはこれ。
80年代にカンパニョーロに負けじと登場してきた、同じくイタリアの”GALLI”というメーカーのハブです。今でもあるのかなぁ~
グリスが死んでいたのでオーバーホールして錆を取って玉押しの調整をしたら蘇りました。
カンパニョーロに喧嘩を売るだけあって、見事なまでの滑らかさ。シャフトの真円度も高くてヌルっと回ります。グリスはWAKO'Sの耐熱性、耐候性、長寿命なやつを奢ってあげました。
一方、シェル本体は綺麗なままで、スポークを通した跡は無いことは無いんですけど、ほとんどイジメられた形跡はありません。それにフリーホイールのスレッドにも全く傷がなくて、未走行と言われても納得できるレベルです。
それとこれ。
箱はボロですが中身はダイジョウブ(^_^)/
トブラローネのチョコレート(お分かりになるかな?)じゃありませんよ、スポークです。
箱の上辺に"Rayons extre legers pour bicyclettes de course et de tourism"と書かれているのは伊達ではありません。おフランスのロベルジェ・トロワ・エトワールという、DTスイスとかホイールスミスとか日本にやって来る前の長いこと、スポーク界を席巻していたメーカーです。番手は#17・#15・#17というダブルバテッド。その頃の日本のスポークには「段付き」はありましたが「バテッド」のスポークはありませんでした。
線経を細くしても応力集中を防ぐために段付きではなく、スロープがかかったバテッド形状で且つ2番手落ち。
先ほどの文言は「レースやツーリング自転車のための極限に軽いスポーク」みたいな意味ですからね。
そしてリムもおフランス製のこれを。
何故か背景が青海波の風呂敷(笑)
いつか使おうと磨き職人が密かに磨いていたスーパーチャンピオン社製「コンペティション」のブルーラベル。ラベルはリプロダクトですけれども。
決戦用のアーク・アンシェル、別名「アルカン」は素人が乗るには強度の面で心配なほど軽量なリムでした。でもこのコンペティションであれば一本380g程ですので、若干の悪路もライディングスキルの低いアマチュアライダーでも安心して乗れるパイプリムでした。
20代の頃の憧れのリムで、サンノーのランドナーには650×42Bなどという太いタイヤを履かせていましたが、リムはスーパーチャンピオンの一択でした。
下は先日再生させたサンノーのホイール
カンパニョーロのラージフランジハブと、やはりロベルジェ・エトワールのスポーク、そしてスーパーチャンピオンの650Bサイズのリム。フランスのリムにフランスのスポーク、そしてイタリアのハブという組み合わせは、当時の多くのツーリストにとって憧れのアッセンブルでした。
さてさて組みましょう。
いつものように大きな平ワッシャーでスポークを束ね、交差するスポークの綾取りをしながら黙々と組み上げます。
静かすぎると気が滅入るので、アマゾンプライムの映画など見ながら、ね(^o^)
まずはリアホイールが完成\(^o^)/
このね、スポークのフランジに”E"のレリーフがあるの。これが堪らなくカッコよかったんですよ、当時は。
ここに来てホイール組みが苦にならなくなってきました。
今回はきちんとバルブ穴とスポークが交差しないように、しかもハブのGALLIの文字がバルブ穴に正対するように組めました。
この穴にチューブのバルブが出るのですが、ここからカメラで覗いてみると・・・
ほらね?ハブのマークが見えるでしょ?
これもホイールを組むときのお約束のひとつなんです。
それとこのリムのラベル。自転車の右側に立って文字が読めるように組むんです。
つまりこの写真の場合、自転車の進行方向は右方向だということになります。
というわけで暑さのため引きこもっていたものですから、新しいホイールを組むことができました。このなかでもっとも長く眠っていたのはスポークですね。20年くらい休眠してました。それでも、もうその当時でさえこのサイズ(302㍉)の15/17番手を探すのは大変でしたけれど。
さてこのチューブラーホイール、タイヤに悩みます。
ロゴが穏やかで黒のトレッド、サイドはナチュラルなスキン色のタイヤでないと似合いません。
パナレーサーやソーヨーといった、日本のチューブラータイヤのほうがクラシックな装いかもしれません。チューブラータイヤは海外のものが選択肢はあるのですが、ロゴが派手で今ひとつ落ち着きません。
リヤのO.L.Dが126㍉ですから、サイズ的には純レーサーのALANにも先日組んだViscontiのスポルティーフにも使えます。
フリーは6速、手持ちのフリーだとサンツアーの13t~24tが良さそうです。
さて、今日はここまで。
じっくりと振れ取りして、似合うタイヤの選定に悩みましょう(^_^;)
また明日ね('-^*)/
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