探偵小説だなぁ、、決して推理小説ではない
初読の折りは、読みはじめてすぐに、犯人は、そのトリックの詳細まではわからかったけれど何となく
また、そう思ったひとも結構いるのかも (・ω・)?
が、
そこはかとなく「青いガーネット」的なというか、いわゆる必ずしも権力側には立ってはいないが故にというか、探偵小説ならではのこの読後感が◎
陽が落ちていく。
それが不安ででもあるかのように、
足もとの枯れ草たちがざわめく。
彼らも、じきに自分たちを深く閉じ込め、
眠らせてしまう雪がやってくるまでのわずかな生を、
こうして風に晒すのだ。
斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 / 島田荘司
いわゆる綾辻さんの新本格の長編連作「異形建築もの」シリーズの先駆を、同じく改訂完全版の「暗闇坂」の前に再読◎
また、
続巷説百物語「飛縁魔」も読みようによっては館ものだね、好きなんだなぁ この話も
_φ(..)
■関連ブログ■
■関連ブログ■
読書遍歴:ひとはなぜ 物語 を読むのか? 2018-11-28
・特に好きな日本の作家さん
・無人島に持っていく五冊
・そして死ぬまでに、XXX を読み終えたい、、
・2018年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2018年のまとめ) ) 2019-01-08
・2019年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2019年のまとめ) ) 2020-01-18
・2020年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2020年のまとめ) ) 2021-01-06
・** あなたにとって読書とはなんですか? **
死ねば大好きだったこの大切な本のページはめくれず、
読み終えたかったという願いは叶わない。
二都物語 / C.ディケンズ
※2021年に読んだ文庫本など
・斜陽 / 太宰治
・砂漠の惑星 / スタニスワフ・レム
・鳥居の密室 / 島田荘司
・髑髏検校 / 横溝正史 再読
・斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 / 島田荘司 再読
・ガリレオの苦悩 / 東野圭吾
・獣眼 / 大沢在昌
・白骨街道 (ハヤカワミステリマガジン連載) / 月村了衛
・バスカヴィル家の犬 / A.C.ドイル 再読
・トム・ソーヤーの冒険 / M.トウェン 再読
・とるとだす / 畠中恵
・君たちは絶滅危惧種なのか? / 森博嗣
・大いなる眠り / R.チャンドラー
「アラユルモノノウチニ安ラギヲ求メタガ、
ドコニモ見出セナカッタ。
タダ片隅デ書物ト共ニイルトキヲ除イテハ」
薔薇の名前 上 / U.エーコ