また、
殺人事件として捜査にあたる人物はなんとあの警部に生き写しじゃないかー と、おもわす笑ってしまった、なるほど、恐怖を中和するにはうってつけかも、本作は1971年の刊行だからねぇ、訳者も心得たもので「うちのかみさんは、、」との心尽くし、去り際に、もうひとつ質問があると言っては長話 (笑)
翌朝、クリスが目をさますと、
同じベッドに、リーガンも寝ていた。
彼女もまた、目をさましかけたところなので、
「まあ、どうして・・・・・・ここで寝ているの?」と、
笑いながら、訊いてみた。
エクソシスト / W.P.ブラッティ 再読
「だって、あたしのベッド、ひどく揺れるのよ」
「ばかなことをおっしゃい!」と、キスをしてやり、
ベッド・カバーをひきあげて、
「まだ早いわ。もうひと眠りしたほうがいいわ」
朝と見えたものが、果てしない夜の始まりだった。
何か厚めで読み応えのあるものを と、積読の中で目にとまった本作を、かなーり久しぶりの再読✨
もちろん頭の中では、
Tubular Bells / Mike Oldfield
W.フリードキン監督による映画版は岩井俊二さんも好きだとMOVIEラボで語られていた、わかるなぁ
「しかし、この世の悪の姿を見て、
悪魔の存在を推定なさるのなら、
この世の善を、どう説明なさるおつもりです?」
脚本は原作者のW.P.ブラッテ自身が担当し、ほぼ原作通りのストーリーが展開するが、原作には映画にはなかったシーンもあり、それは、W.フリードキン監督の意向で、実際には撮影されながらも最終段階でカットされてしまったと云う、なるほど、なるほど、、
それを知ったうえでならどう感じるか、今一度映画を観たくなったよ✨
追記
結果、さほど間をおかずに読了
最近は趣味の寺社巡りが激減なので専ら読書を
お影さまで昔のよく読んでいたころの感覚 (スピード) にもどりつつあるようだ◎
そして、
意外にも
A.クリスティー へ
つづく、、
■関連ブログ■
読書遍歴:ひとはなぜ 物語 を読むのか? 2018-11-28
・特に好きな日本の作家さん
・無人島に持っていく五冊
・そして死ぬまでに、XXX を読み終えたい、、
・2018年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2018年のまとめ) ) 2019-01-08
・2019年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2019年のまとめ) ) 2020-01-18
・2020年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2020年のまとめ) ) 2021-01-06
・** あなたにとって読書とはなんですか? **
死ねば大好きだったこの大切な本のページはめくれず、
読み終えたかったという願いは叶わない。
二都物語 / C.ディケンズ
※2021年に読んだ文庫本など
・斜陽 / 太宰治
・砂漠の惑星 / スタニスワフ・レム
・鳥居の密室 / 島田荘司
・髑髏検校 / 横溝正史 再読
・斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 / 島田荘司 再読
・ガリレオの苦悩 / 東野圭吾
・獣眼 / 大沢在昌
・エクソシスト / W.P.ブラッティ 再読
・象は忘れない / A.クリスティ
・白骨街道 (ハヤカワミステリマガジン連載) / 月村了衛
・バスカヴィル家の犬 / A.C.ドイル 再読
・トム・ソーヤーの冒険 / M.トウェン 再読
・とるとだす / 畠中恵
・君たちは絶滅危惧種なのか? / 森博嗣
・大いなる眠り / R.チャンドラー
「アラユルモノノウチニ安ラギヲ求メタガ、
ドコニモ見出セナカッタ。
タダ片隅デ書物ト共ニイルトキヲ除イテハ」
薔薇の名前 上 / U.エーコ