合唱 (コーラス) 岬洋介の帰還 / 中山七里

「約束を果たしに来ました」

この一文を読めただけで満足　>_<

仮に、蛇足？に書き連ねるなら、、

「ピアニストである以前に一人の人間です。

　友人が苦境に陥っている時に何もせず鍵盤を叩いているだけだったら、

　僕は一生自分を許せなくなる」

きょうび (このコロナ禍) 、ピアニストの代わりにアスリートと入れてはどうだろうか (ﾟ-ﾟ)？

合唱 (コーラス) 岬洋介の帰還 / 中山七里

が、そう書きつつ思うのは、、

例えば、目の前で溺れかけて助けを求める二人の人がいたとしよう、そう、これはよく知られた話

手前に一人、その後ろにもう一人

手前の男は極悪人だった、その後ろは幼い少年だった

あなたなら、どちらに手を伸ばしますか？

こういう問いはなんとも云えずこころをニュートラルにしてくれる

そう思うと、五輪開催の是非はまた別の側面を見せはじめる

五輪自体は悪ではないからねぇ、そこに巣食うものに、人が善を見、悪を抱くだけの話、そう見る自分がいるというだけのこと

そう気付かされる

今この時感染によって伏せっている人であっても、五輪の開催を強く強く願っている人は少なからずいるはずだ

あなたなら、どちらに手を伸ばしますか？

何の迷いもなく、何の躊躇いもなく、

お釈迦様はただすっとすぐ目の前の人にその手をさしのべた

そう、それだけ、ただ、それだけ、ただ、、、

どういう思惑があろうとなかろうと、目の前のことに最善を尽くすだけだし、例え中止になったとしても (否、開催される可能性の方が高いそうだけど... ) 、そこにあるべきは開催出来なくてアスリートの方々には申し訳ないという気持ちなんだと思うな

と、

かなり横道にそれて終わる◎

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※2021年に読んだ文庫本など

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