イルカの島 / A.C.クラーク | カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

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電光影裏斬春風

知っているようで知らない歴史の裏側をそっと、

御朱印帳をたずさえぶらり、ふらり、、つれづれに、、、

日々徒然に

 (中略)。イルカ語では、彼らは自分たちのことを〈海の民〉とよんでいる。
 それこそ、彼らにもっともふさわしい名前だ」

 

 

海洋SF、書かれたのは1962年、出版は1963年

 

その海洋SF といえば、、

 

近年の「華竜の宮」「深紅の碑文」などは面白かったなと、巨匠のジョブナイルな一遍を✨

 

 

にしても、偶然にしては面白すぎるなあ、、

 

 

イギリスで、ローリングストーンズが初めてのライヴをマーキークラブで行ったのが1962年、その後メンバーの変更を経て、ビルとチャーリーが加入、そうこうして初期の面々がそろったのが1963年

 

 

で、

 

イルカ島の研究所の副所長はキース博士、主人公ジョニーのイルカ島での案内役はミック

 

((((゜д゜;))))

 

 

  月は水平線に触れ、しばらくそこに浮いているように見えていたが、やがて沈んでしまった。頭上には星々が燃えたつばかりに輝いている──昔からある星座の星、それよりも明るい、人類が勇敢にも宇宙にのりだしてから五十年のあいだに人の手でそこに置かれた星。しかしどれひとつとっても、この海中でまたたく無数の星々ほどまばゆいものはない。

 

イルカの島/ A.C.クラーク

 

image

 

 

澄みわたる空、どこまでも広がる海

 

イルカとの交流が少年を成長させる

 

 

語り過ぎないところもまた巨匠のセンスだね✨読後感もよいし、、

 

 

もし仮りに僕が決める立場にあったなら、夏休みの読書感想文のいち対象図書として必ずや入れよう◎

 

 

もちろん、、

 

ブライアンもビル、ひいてはチャーリーも出てくることはないのだけれど

 

 

Bye Bye Johnny (Original Single Mono Version)/ The Rolling Stones 

https://www.youtube.com/watch?v=dEkK2_RltFM

 

 

  珊瑚礁の縁にむかって泳ぎながら、ジョニーはもう一度、青い深い水の世界を見おろした。丸石のような珊瑚、張りだした岩棚、そのあいだをゆったりと泳ぐ堂々とした影。ジョニーの生まれ育ったこの地球上にあるとはいえ、それはまるでよその惑星のようにまったく異質な世界だった。そして完全に見知らぬ世界であるがゆえに、ジョニーの心は好奇心と恐怖とでいっぱいになった。

 

 

幼年期の終り / A.C.クラーク

 

 

■関連ブログ■

読書遍歴:ひとはなぜ 物語 を読むのか? 2018-11-28
・特に好きな日本の作家さん
・無人島に持っていく五冊
・そして死ぬまでに、XXX を読み終えたい、、
・2018年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2018年のまとめ) ) 2019-01-08
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・2020年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2020年のまとめ) ) 2021-01-06
** あなたにとって読書とはなんですか? **


 死ねば大好きだったこの大切な本のページはめくれず、
 読み終えたかったという願いは叶わない。

 二都物語 / C.ディケンズ
 

 

※2021年に読んだ文庫本など

本陣殺人事件 / 横溝正史 再読

黄色い部屋の謎[新訳] / ガストン・ルルー 再読

黒猫の三角 / 森博嗣 再読

フォックス家の殺人[新訳]/ E.クイーン 再読

モロー博士の島 / H.G.ウェルズ

斜陽 / 太宰治
砂漠の惑星 / スタニスワフ・レム
鳥居の密室 / 島田荘司

屋上 / 島田荘司

イルカの島 / A.C.クラーク 

・鹿の王 水底の橋 / 上橋菜穂子 

・人斬り彦斎 / 五味康祐 

・さよならの手口 / 若竹七海 再読

・静かな炎天 / 若竹七海

・錆びた滑車 / 若竹七海

 

 

 

 

 

「アラユルモノノウチニ安ラギヲ求メタガ、ドコニモ見出セナカッタ。

 タダ片隅デ書物ト共ニイルトキヲ除イテハ」

 薔薇の名前 上 / U.エーコ