人斬り彦斎 / 五味康祐 | カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

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電光影裏斬春風

知っているようで知らない歴史の裏側をそっと、

御朱印帳をたずさえぶらり、ふらり、、つれづれに、、、

日々徒然に

祇園社に斬奸状かぁ、、
 
幕末明治初期の歴史散策目線でもあらたなお題をいただき✨
 
 
 ──当時、ひとこと「斬る」と言えば、かならず相手を斬った男が、三人いた。
 
 新撰組の近藤勇。
 薩摩の中村半次郎。
 それと、肥後の河上彦斎である。
 
 
人斬り彦斎 / 五味康祐
 
 
 
緋村剣心 (抜刀斎) のモデルのひとりともいわれる河上彦斎 (*1) を五味先生が

 

今は絶版が多い五味先生の諸作は、古書店等で見つけたときは迷わず手にしている

 

この時は東京は神保町古書店街での僥倖だった✨

 

 

「武士の情・・・・・・何卒、斬り捨てなされても、ついて参らぬように・・・・・・」

 

 

(>_<) 

 

今に連綿とつらなる薩長閥の源流を皮肉もこめてバッサリ斬りすてるあたりなどは溜飲が下がるが、

 

史実に加えて、親族への取材等々、そこに五味先生の血肉の通った生身の描写が 

 

 

(ー人ー)

 

 

*1:

墓所は東京池上本門寺五重塔向かって左手、熊本県人墓所域との間に

 

だから、「るろ剣」宣伝ではくまモンと共演したんだねぇ

 

 

と、

 

 

その散策編 (回想) へと

 

 

つづく

 

 

 

■関連ブログ■

読書遍歴:ひとはなぜ 物語 を読むのか? 2018-11-28
・特に好きな日本の作家さん
・無人島に持っていく五冊
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** あなたにとって読書とはなんですか? **


 死ねば大好きだったこの大切な本のページはめくれず、
 読み終えたかったという願いは叶わない。

 二都物語 / C.ディケンズ
 

 

※2021年に読んだ文庫本など

本陣殺人事件 / 横溝正史 再読

黄色い部屋の謎[新訳] / ガストン・ルルー 再読

黒猫の三角 / 森博嗣 再読

フォックス家の殺人[新訳]/ E.クイーン 再読

モロー博士の島 / H.G.ウェルズ

斜陽 / 太宰治
砂漠の惑星 / スタニスワフ・レム
鳥居の密室 / 島田荘司

屋上 / 島田荘司

イルカの島 / A.C.クラーク

・鹿の王 水底の橋 / 上橋菜穂子 

・人斬り彦斎 / 五味康祐 

・さよならの手口 / 若竹七海 再読

・静かな炎天 / 若竹七海 

・錆びた滑車 / 若竹七海 

・不穏な眠り / 若竹七海 

・書楼弔堂炎昼 / 京極夏彦 

・ウィチャリー家の女 / R.マクドナルド 

・髑髏検校 / 横溝正史 再読

 

 

 

 

「アラユルモノノウチニ安ラギヲ求メタガ、ドコニモ見出セナカッタ。

 タダ片隅デ書物ト共ニイルトキヲ除イテハ」

 薔薇の名前 上 / U.エーコ