孤独に歩め
悪をなさず
求めるところ少なく
林の中の象のように
法句経23章330節
プロローグ
A.クリスティのポアロものは、あらかた読んではいるけれど、前々から気になりながらも未読のままのものもいくつかあって、ん (゚-゚)? なんとも奇妙な題名だなとは思っていたんだなぁ、、
マープルものの「予告殺人」を読む前は、次に読むクリスティも マープルものをと思っていたのだけれど、
読み終えてみると、やはり、これだろうと✨
そう思った人はわりと多いのでは (・ω・)?
直前に読み終えた「エクソシスト」は1971年の刊行、内容を考えてもビックリなほどの世界的にも大ヒットとなったその映画化は1973年、そしてその間となる1972年に刊行されたのが、、
象は忘れない / A.クリスティ
ポアロものの実質的な最終作、なんとも奇妙な題名だ
刊行順なら「カーテン」が最終だけど、よく知られるように書かれたのは1943年、クリスティの亡くなった年から三十数年をさかのぼる、ビートルズでいえば、「アビーロード」と「レットイットビー」の関係のような感じだねえ
A.クリスティ
1890年9月15日 - 1976年1月12日 (85歳)
にしても、、
クリスティも当然「エクソシスト」は知っていたはず、そして本作は、そんな 同時代 に書かれたんだぁ... と、今まで未読だったことを幸いに、この巡り合わせの妙をも味わいつつ読もう◎
ちなみに、、
クリスティの作品の中には、ビートルズは出てくるよね? まぁ そこのところは、後々の楽しみにとっておくとして、、✨
で、スカラベ? バーナビー??
また、ポワロもしばし昔の事件を思い出し、、
そして、事件を探る本作の準探偵役?の探偵作家も過去へと足を向ける、、
「まあ、それはそれは!
そして、昔話でも、でしょう。
昔話ができるって、
いつでも楽しいものですよ」
昔話かぁ... かの地で生き延びたかつての少年が、彼らの窮地を救ってくれたマックス (彼らにとっては救世主) を思いだすシーンで映画は終わる@マッドマックス3
そんなことを思ったセリフだった
そして、
今日のところはこの辺にして、
(下) へと
つづく、、
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読書遍歴:ひとはなぜ 物語 を読むのか? 2018-11-28
・特に好きな日本の作家さん
・無人島に持っていく五冊
・そして死ぬまでに、XXX を読み終えたい、、
・2018年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2018年のまとめ) ) 2019-01-08
・2019年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2019年のまとめ) ) 2020-01-18
・2020年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2020年のまとめ) ) 2021-01-06
・** あなたにとって読書とはなんですか? **
死ねば大好きだったこの大切な本のページはめくれず、
読み終えたかったという願いは叶わない。
二都物語 / C.ディケンズ
※2021年に読んだ文庫本など
・斜陽 / 太宰治
・砂漠の惑星 / スタニスワフ・レム
・鳥居の密室 / 島田荘司
・髑髏検校 / 横溝正史 再読
・斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 / 島田荘司 再読
・ガリレオの苦悩 / 東野圭吾
・獣眼 / 大沢在昌
・象は忘れない / A.クリスティ
・白骨街道 (ハヤカワミステリマガジン連載) / 月村了衛
・バスカヴィル家の犬 / A.C.ドイル 再読
・トム・ソーヤーの冒険 / M.トウェン 再読
・とるとだす / 畠中恵
・君たちは絶滅危惧種なのか? / 森博嗣
・大いなる眠り / R.チャンドラー
「アラユルモノノウチニ安ラギヲ求メタガ、
ドコニモ見出セナカッタ。
タダ片隅デ書物ト共ニイルトキヲ除イテハ」
薔薇の名前 上 / U.エーコ