この<007シリーズ>の記事シリーズも、
今回で21作目となりました。
いよいよ、現在のボンド役、
ダニエル・クレイグの初登場作品です。
<カジノ・ロワイヤル>は、イアン・フレミングの
原作長編小説シリーズの第1作を映画化したのもです。
実は、1967年にもこの<カジノ・ロワイヤル>は
一度映画化されています。
ジェームズ・ボンド卿:デヴィッド・ニーヴン
ル・シフル:オーソン・ウェルズ
ジミー・ボンド:ウディ・アレン
イーブリン・トレンブル(007):ピーター・セラーズ
ランサム:ウィリアム・ホールデン
マクタリ(M):ジョン・ヒューストン
ルグラン:シャルル・ボワイエ
フランス外人部隊員:ジャン=ポール・ベルモンド
等々・・・
豪華なキャストによる饗宴という感じの映画でした。
さて、こちらのシリーズ第21作としての映画は・・・

###第21作=<007 カジノ・ロワイヤル>###
2006年 監督=マーティン・キャンベル
音楽=デヴィッド・アーノルド
主題歌=「You Know My Name」
クリス・コーネル
ジェームズ・ボンド=ダニエル・クレイグ
ボンド・ガール=エヴァ・グリーン
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YouTube / カジノ・ロワイヤル (字幕版) MGMvodJP
原作シリーズに第1作に立ち戻っているため、
このシリーズ初のリブート(Reboot)作となっています。
このため、前作まで積み上げてきた関係性は、
一旦ご破算になっています。
新ボンド役にダニエル・クレイグが起用されると発表されるや否や、
今までの同役を務めてきた歴代俳優とはあまりに異なる傾向である
と思われたためか、賛否両論が世界中で巻き起こりましたが、
公開されて、そしてまた作品を重ねる毎に、
その評価は高まってきているようです。
昨年のロンドン五輪では、開会式の演出の一環として、
女王陛下をエスコートして空からスタジアムに登場する
(そのように見える)大役を演じて、
イギリスらしい面目を大いに施しました。
原作は東西冷戦中の設定ですが、この映画では、
旅行会社の株の空売りや裏金資金のマネーロンダリング等、
現代的な設定に置き換えています。
そして、クライマックスの舞台は、
モンテネグロの「カジノ・ロワイヤル」で開催される
ポーカー・ゲームのクライマックスに進んでいきます。
このシリーズの伝統的なボンドカー=アストンマーチン、
この回では新型が華々しく登場します。
壮絶な横転シーンがありますので、
その映像をリンクしておきましょう。
YouTube / 007カジノロワイヤル
アストンマーチン横転シーン
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