松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に東日本大震災を乗り越えよう~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!


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2月3日から5日にかけて再録掲載した
<LEE Sang-Guen Music Festival 2011>の訪問地、
普州(チンジュ)についての紀行文シリーズの再録です。

慶南芸術センターの威容

私が訪ねた普州城趾を訪ねた11月末は、
韓国南部の紅葉の季節だったようで、
公演としても整備された城趾内のあちらこちらに
紅葉が散見され、秋が深まり冬の到来がもうすぐという
季節の風情を醸し出していました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-普州城趾の紅葉の景色1

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-普州城趾の紅葉の景色2

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-普州城趾の紅葉の景色3

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-普州城趾の紅葉の景色4

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-普州城趾の紅葉の景色5

珍しく韓国訪問が二年以上空いてしまっているので、
そろそろまた韓国の友人達と交流の機会を持ちたいと
願っている私です。
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8月15日から17日にかけて再録掲載した
<LEE Sang-Guen Music Festival 2011>の訪問地、
普州(チンジュ)についての紀行文シリーズの再録です。

LEE Sang-Gue氏の遺影

文禄・慶長の役(1592年~1598年)に、
秀吉主導の遠征軍と、明と李氏朝鮮の軍との戦いがありました。
戦いの舞台は朝鮮半島でしたが、
その中の三大激戦地の一つ言われる場所が、
私が先日に訪ねた普州(チンジュ)市内に位置する、
「普州城/チンジュソン」ということでした。

秀吉の朝鮮出兵は、晩年の秀吉の狂気の沙汰であったのか・・・
既にスペインがフィリピンを植民地化していた当時、
明をも植民地化の標的にしようとしていた
欧州大国の動向に対する対抗策であったのか・・・
未だに謎が多く評価も別れるこの戦争ですが・・・

しかし、当地で万単位の人々が、城が陥落するまで戦い抜き、
遂には全員が殉国したという悲劇的な歴史に対しては、
現代の生きる者として真摯に祈りを捧げるしかありません。
私は、音楽祭のスケジュールを合間を見つけて、
普州城跡を訪ねてきました。

・・・チョクソク厶ンから入城・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-チョクソク厶ンから入城

・・・ふと右を見上げると「護国の鐘」の鐘楼が・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-「鐘楼」護国の鐘

・・・戦時には主将の指揮所として使用された望楼
                  チョクソクル・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-城趾最大の名所「チョクソクル」

・・・チョクソクルの内部・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-チョクソクルの内部

・・・チョクソクルからの普州市内の眺め・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-チョクソクルからの遠望

・・・兵(つわもの)どもが夢のあと・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-兵どもが夢のあと

城趾内にある普州博物館には、素晴らしい収蔵品や
「文禄・慶長の役」に関する展示を見ることができました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-普州博物館
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一昨日と昨日の記事に続けます。
冷えきっている日韓の政治的な関係には
落胆せざるを得ませんが、文化の面では
是非とも友好関係を維持していきたいものです。

チョクソクルからの遠望

2011年11月末に、韓国の地方都市で開催された音楽祭=
<LEE Sang-Guen International Music Festival>
を訪問してきた旅行記です。
韓国の作曲界の発展の祖の重要な存在である
LEE Snag-Guen氏(1922-2000)を記念してその名を冠して、
生地である慶尚南道の普州(チンジュ)市が主体となって
開催している音楽祭でした。

11月27日(月)19:30開演 / 慶南芸術センターホール
<国際作曲家の夕べ>
~作曲コンクール審査員及び韓国著名作曲家の作品~

1)CHAN Wing-Wah(香港)/
   Into Immensity for for flute, clarinet, trombone,
piano, percussion, viola and violoncello


2)YUN Seunghy-Un(韓国)/
   Immobility and Mobility for violin, clarinet and piano

3)Masataka MATSUO(日本)/
   DISTRACTION for clarinet and piano

4)RYU Jeajoon(韓国)/
   Early Summer = Trio for violin, violoncello and piano

5)CHOI Myong-When(韓国)/ Nostalgia Annang 4

6)CHIN Kyu-Yung(長/韓国)/
   Fok Rhythm on E for 2 pianos

7) Jean-Luc Darbellay(フランス)/
   Reflets Hommage - Oliver Messiaen

8)LEE Sang-Guen(韓国)/
   String Quartet for Fifth Perfect Interval no.2 op.55

##############################

Pan Ensemble(cond.: KIM Ji-When)による演奏で、
上記8作品が一挙に演奏されました。
私の作品が最も先鋭的な演奏技術を駆使する作品で、
当地の若い演奏家は非常に苦労をしていましたが、
本番では何とか作品の形を具現してくれました。
この音楽祭の最も進歩的なハイライトとなる演奏会でした。

この音楽祭が今後どのような発展を遂げるのか、
私も強い関心を持ちながら見守っていきたいと思っています。
最後に、大変お世話になった関係者・演奏者の方々に、
感謝の意を表したいと思います。


音楽祭プログラム冊子の国際作曲家コンサートの頁
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-国際作曲家コンサートの頁

LEE Sang-Guen氏 1922-200(プログラム裏表紙に掲載)
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-LEE Sang-Gue氏の遺影
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昨日の記事に続けます。
冷えきっている日韓の政治的な関係には
落胆せざるを得ませんが、文化の面では
是非とも友好関係を維持していきたいものです。

「鐘楼」護国の鐘

2011年末に、韓国の地方都市で開催された音楽祭=
<LEE Sang-Guen International Music Festival>
を訪問してた時の旅行記です。
(全体概要は昨日の記事を参照)

開催四日目には、現代音楽分野の作曲コンクールの
本選コンサートが開催され、私も審査員の加わりました。

11月27日(日)15:00開演 / 慶南芸術センターホール
<作曲コンクール本選会&招待作品演奏会>
審査員=CHIN Kyu-Yung(長/韓国)
    CHAN Wing-Wah(香港)
    MATSUO Masataka(日本)
     Jean-Luc Darbellay(フランス)

譜面審査による予選は、韓国国内作曲家を審査員として
既に行われ、これを通過した5作品が入選作品として演奏され、
その中から第1位・2位・3位を決定するというものでした。
当日に演奏された入選作品は、下記の5曲でした。

1)Zshyo-Scheejching RYO(Mongolia)/
  Chasses aux sorceres for Violin, Viola and Violoncello
2)SIN Geol (Singapore)/ Contrast for woodwind quintet
3)JIN Seul-gi(Korea) / Alice's Adventure in Wonderland
4)LEE ea-jin(Korea)/ Wellen for bassoon and percussion
5)YANG Seung-won(Korea)/ Threnody for String Quartet

どの作品の決定的なアヴォヴァンテージをアピールする
抜きんでた存在感はなく、4名の審査員の票は分散しました。
例えば<日本音楽コンクール>や<現音作曲新人賞>の本選会
のような入選曲の水準ではまだないといったところが、
私の率直な感想でした。
その中で、3)が第1位、5)が第2位、2)が第3位、
を受賞する結果となりました。

主催関係者の内々の言によると、今後は、
日本の若い作曲家にもどしどしこのコンクールに応募していただき、
水準の向上と演奏会・音楽祭の盛り上げに一役も二役もかってほしい
ということでした。

若い作曲家の皆さん、韓国の作曲コンクールにも、
積極的の挑戦してみませんか!


<LEE Sang-Guen International Music Festival>の
プログラム冊子の作曲コンクール解説頁
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-普州音楽祭作曲コンクール・プログラム頁

会場ガラス張りのファサード越に眺められた紅葉の風景
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-慶南芸術センターからの眺め
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私は、1996年以来、
韓国の作曲界と緊密な交流を持つようになりました。
<大邱国際現代音楽祭>や<PAN MUSIC FESTIVAL>や
<ACL Asian Music Festival 2002 Seoul>等に招かれて
10回以上も訪韓してきた私です。

しかし、このところの日韓関係の政治的な断絶状況は
落胆せざるを得ない状況と言えるでしょう。
私が知る限り、韓国の作曲家や演奏家は、
皆とても親日家であり、真摯に事の本質に迫ろうとしている
心優しい方々です。
それが、国同士のつき合いになると、
どうして上手くいかないのでしょうか。

ここで、現況では私の最後の訪韓となっている
2011年末の旅行記を、再録アップしたいと思います。

チョクソク厶ンから入城

私が招かれた<LEE Sang-Guen Music Festival 2011>は、
韓国の作曲界の発展の祖の重要な存在である
LEE Snag-Guen氏(1922-2000)を記念してその名を冠して、
生地である慶尚南道の普州(チンジュ)市が主体となって
開催している音楽祭ということでした。
当時でまだ開催4回目ということで歴史は浅い音楽祭でしたが、
近くに位置する統営(トンヨン)の
Yun I-Sang氏(1917-1995)氏を記念した音楽祭に
追いつけ追い越せを目標に、今後の発展を期している
地元の作曲家・音楽関係者そして普州市関係者の熱意が
そこかしこに感じれる催しでした。

###音楽祭本公演###

11月24日(木)19:30開演 / 慶南芸術センターホール
<オープニング・コンサート>
Prima Pro Musica Orchestra

11月25日(金)19:30開演 / 慶南芸術センターホール
<子供たちの吹奏楽>
普州小学校吹奏楽団

11月26日(土)19:30開演 / 慶南芸術センターホール
<歌曲集の夕べ>
管弦楽伴奏=Prima Pro Musica Ensemble

11月27日(日)15:00開演 / 慶南芸術センターホール
<作曲コンクール本選会&招待作品演奏会>
審査員=CHIN Kyu-Yung(長/韓国)
    CHAN Wing-Wah(香港)
    MATSUO Masataka(日本)
     Jean-Luc Darbellay(フランス)

11月26日(日)19:30開演 / 慶南芸術センターホール
<韓国作曲家による伝統楽器オーケストラ伴奏歌曲の夕べ>
管弦楽伴奏=Jinju Municipal Korean classical Orchestra

11月27日(月)19:30開演 / 慶南芸術センターホール
<国際作曲家の夕べ>
~作曲コンクール審査員及び韓国著名作曲家の作品~

11月28日(火)19:30開演 / 慶南芸術センターホール
<市民・家族のためのクラシック音楽コンサート>
管弦楽=Jinju Municipal Korean classical Orchestra

###関連イベント###

11月26日(土)15:00開演 / 国立普州教育大学ホール
<こどもたちとの教育的コラボレーション>

11月26日(土)16:00開演 / 国立普州教育大学ホール
<韓国作曲家による歌曲の演奏会>

11月29日(火)19:30開演
ファイナル・イベント

############

私は2011年11月25日午後から29日朝まで、現地に滞在しました。
参加した演奏会等の情報は、明日以降の記事で
順次ご紹介していきます。
お隣の国=韓国との交流も、私にとって重要なフィールドです。


主会場となっていた慶南芸術センターの遠景
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-慶南芸術センター遠景

近づいて見ると、民族性と近代性を組み合わせたこの威容
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-慶南芸術センターの威容
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ウクライナ情勢の混迷が続いています。
いったいあの美しく豊かな風土に恵まれた国は、
どこまで分裂してしまうのでしょうか。

私は、2013年5月にウクライナの大都市のひとつ、
ドネツクの現代音楽祭に指揮者として招聘され、
得難い国際交流の経験をする機会を得ました。
その時は、平穏で平和なウクライナでした。

一般市民の犠牲者が出るような悲惨な事態にならずに、
平和な解決・帰結を迎えられるよう、願ってやみません。

朝の記事シリーズとして、ウクライナの平和を願って、
一昨年の想い出の記事を再掲載してきましたが、
この記事が最終回となります。

ウクライナの友人達の無事と、
将来の再会を祈りながら、このシリーズを閉じます。

*****2013年6月9日の記事*****

初めて訪ねた国、ウクライナは、想像していた以上に、
明るく心地よい所でした。
勿論、冬の寒さは北海道北部並に厳しいらしいのですが、
私が訪ねた五月は、木々が緑を繁らせ、
気温は東京の五月とほぼ同じで、
基本的に好天が続いて、時おり通り雨が降る、
といった気候でした。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-公演の風景


また、旧ソ連時代から穀倉地帯として名を馳せていたそうで、
野菜等の食材は豊富で、料理の味付けも比較的に薄味で、
日本人の味覚や好みにも合う料理が多く在りました。
特に、たくさんの種類があるスープ類は、
基本的にどれも具だくさんで、
健康的なメニューに感じられました。

ウクライナの人々は融和で親切で、
演奏会の聴衆はオープンマインドでした。
どんなレパートリーでも、
お国振りを発散する調性音楽でも、無調の現代作品でも、
同じように音楽そのものや演奏そのものを
聴き、楽しみ、良いと思ったら思いきり拍手をする、
という素直な姿勢に、深く共感しました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ルトスワフスキ・プログラムに大喝采


オーケストラのメンバーも、リハーサルの時間超過には
神経を尖らせますが、その他の点についてはやはり基本的に
オープン・マインドで、不慣れな西欧的な現代作品にも、
初めて出会う日本的な音響が創出される私の作品でも、
中庸な作アホ(フィンランド)の作品でも、
地元ウクライナの作曲家の作品でも、
同じように真摯に演奏に取り組んでいました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-Vadim&Olgaの二人と共に


音楽祭の運営組織もなかなかしっかりしているようで、
特段の混乱は皆無で、私の滞在全体はとても快適でした。

幸いにして、私自身で指揮した拙作2曲は、
楽員と聴衆の双方からかなりの支持を得ることができました。
今回がヴァージョン初演となった
<悠久の書~琵琶と弦楽の為に>の新ヴァージョン、
<Eternal Livre for Guitar, Violoncello and Strings>が、
思いのほか好評だったことも収穫でした。

今回の成果を出発点として、この音楽祭の第2回以降の開催や、
ウクライナ国内外の他のオーケストラへの客演も含めて、
様々なプロジェクトが浮上しそうな感触を持って、
帰国の途につくことができたことは、
壮絶な本番を乗り切った心地よい疲労感の中で、
大いなる歓びとなりました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-Phonosphere4-b演奏直後


最後に、ウクライナの皆さんに感謝すると共に、
このような出会いに結びついた、
スウェーデンのギタリスト=Magnus Anderssion氏との出会い、
そのマグヌスの人脈から今回のクレイジーな企画を画策して
くださったVadim Larchikov氏とOlga Veselina女史のご夫妻、
更には周囲で支えてくださった全ての方々に感謝を捧げながら、
「ウクライナ演奏旅行体験記」シリーズを閉じることにします。

長期にわたる15回の連載のご精読、ありがとうございました。
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ウクライナ情勢の混迷が続いています。
いったいあの美しく豊かな風土に恵まれた国は、
どこまで分裂してしまうのでしょうか。

私は、2013年5月にウクライナの大都市のひとつ、
ドネツクの現代音楽祭に指揮者として招聘され、
得難い国際交流の経験をする機会を得ました。
その時は、平穏で平和なウクライナでした。

一般市民の犠牲者が出るような悲惨な事態にならずに、
平和な解決・帰結を迎えられるよう、願ってやみません。

朝の記事シリーズとして、ウクライナの平和を願って、
一昨年の想い出の記事を再掲載しています。

*****2013年6月8日の記事*****

ファイナル・コンサートが終わった翌日、
5月18日の朝、5泊6日の日程で滞在した
素敵なホテルからピックアップしました。
出発間際に、ロビー周りの写真を記念に撮りました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ロビー向かいのバーコーナー
フロントの向かいにあるバーコーナー・・・

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-エントランス
ガラス張りのエントランス・・・

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-エレベーターホールと階段
エレベーターホールと階段・・・

空港までは、またしても音楽祭ダイレクター=
ペトリチェンコ氏が直々に車を運転してくださいました。
ご高配、ご親切に感謝!

帰路は、偶然にも私が作品を指揮した作曲家=
Thomas Liljeholm氏(スウェーデン)と、イスタンブールまで
同じ便ということで、一緒に向かうことになりました。

ドネツクからイスタンブールかでは約2時間のフライトでした。
二人ともトランジットの時間にかなり余裕があったので、
多様な人種が渦巻く空港の混雑の中で、
上手くカフェに空き席を見つけて、
ビールのグラスを傾けながら音楽文化談義に花を咲かせました。

Thomas Liljeholm氏は、2009年開催の
ヴィスビー、ヴェクショー、ヨーテボリの3都市(地域)で
開催された<ISCM音楽祭2009スウェーデン大会>の、
ヴェクショーの部分のダイレクターを務めた方で、
スウェーデンや北欧圏の現代音楽界のキーパースンです。

このところのスウェーデンの現代音楽等への文化支援環境は、
日本と同様にかなり厳しいらしく、
今後のプロジェクトを如何に実現していくかというような
難しい話題にも話が及ぶ場面もありました。

また氏は、今回の氏の作品での私の指揮と、
演奏会全体の成果を大変好意的に評価してくださいました。
また、私が日本の文化の書と自分の作曲の関連性について
話し始めると、非常に強い興味を示されて、
楽しく和やかな語らいが続きました。

あまりに会話に夢中になって、Liljeholm氏のフライトの
搭乗締切サインを危うく見落としそうになってしまい、
気がついた氏は足場やに立ち去り、お別れとなりました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-イスタンブール空港でビール

一人残された私は、まだ2時間程の余裕があったので、
さてどうしたものかと思案をして・・・
ウクライナ滞在中にパスタ料理を食べる機会が
全く無かったことを思い出して、別のカフェに移動して、
ペンネ・アラビアータとペリエをいただきました。
なかなか美味しかったです。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ペンネアラビアータ&ペリエ

そして、イスタンブール~成田便に搭乗して、
丁度一週間ぶりの帰国の途についたのでした。
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ウクライナ情勢の混迷が続いています
いったいあの美しく豊かな風土に恵まれた国は、
どこまで分裂してしまうのでしょうか。

私は、2013年5月にウクライナの大都市のひとつ、
ドネツクの現代音楽祭に指揮者として招聘され、
得難い国際交流の経験をする機会を得ました。
その時は、平穏で平和なウクライナでした。

一般市民の犠牲者が出るような悲惨な事態にならずに、
平和な解決・帰結を迎えられるよう、願ってやみません。

朝の記事シリーズとして、ウクライナの平和を願って、
一昨年の想い出の記事を再掲載しています。

*****2013年6月7日の記事*****

「ウクライナ演奏旅行体験記」の記事を連日のようにアップ
してきましたが、いよいよ最終コーナーになってきました。

5月17日夜、私が指揮をしたファイナル・コンサートが
爆発的な拍手喝采と伴に終演となりました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-終演直後の興奮

終演直後の私は、汗をびっしょりとかいて、
燕尾服の中は蒸し風呂のような具合で、
楽屋で着替えてしばらくしても
身体がほてり続けていました。
ミネラルウォーター1本を一気に飲んでも、
まだ喉の渇きが収まらないほどでした。
まるでタイトルマッチ直後のボクサーのように、
虚脱状態と興奮状態が渾然一体となった感じでした。

独奏者諸氏の満足そうな笑顔、
オーケストラのメンバーの笑顔が、
私の瞼の奥と心に滲みました。
大変なリハーサル・セッションを重ねましたが、
その甲斐があったというものでした。

音楽祭ダイレクター=ペトリチェンコ氏自ら車を運転して、
ホテルに荷物を置きに立ち寄った後、レセプションを兼ねた
夕食会の会場まで同行してくださいました。

まだ血流が胃腸に回っていないようで、
暫くは食べ物があまり喉を通りませんでしたが、
ビールやウォッカを飲みながら、少しずつ食欲が回復してきて、
音楽祭関係者や他の作曲家や演奏家との
語らいの時を楽しみました。

多くの方々から、
指揮と作品の両面にわたり賛辞の言葉をいただき、
今回の大役をなんとか無事に遂行することができた、
安堵感と歓びが沸々と込み上げてきました。

会食の途中、ギタリストのMagnus Anderssion氏が、
「このような壮大なプログラムを考え、
スウェーデンの演奏家から日本の作曲家・指揮者まで
巻き込んだ凄い企画を実現に導いた
“クレイジーな” Vadimに感謝したい!」という内容を
スピーチして、一応はどっと沸きました。
私も全く同感でした。

翌朝にはもうドネツクから日本に旅立たなければ
ならないという一抹の寂しさも感じながら、
夕食会の会場を後にして、
綺麗な街並みの中を歩いてホテルに戻ったところ、
ロビーにはまだ音楽祭関係者が多数たむろしていたので、
やがて和やかな記念撮影に和ができてきました。

ハイ、ポース! 先ず私がシャッターを切りました。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-最終夜の記念撮影1

続いて私も入って、ハイ、ポーズ!
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-最終夜の記念撮影2

全力を尽くした心地よい疲れの中で、
スーツケースのパッキングを粗方済ませてから、
眠りにつきました。
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ウクライナ情勢の混迷が続いています。
いったいあの美しく豊かな風土に恵まれた国は、
どこまで分裂してしまうのでしょうか。

私は、2013年5月にウクライナの大都市のひとつ、
ドネツクの現代音楽祭に指揮者として招聘され、
得難い国際交流の経験をする機会を得ました。
その時は、平穏で平和なウクライナでした。

一般市民の犠牲者が出るような悲惨な事態にならずに、
平和な解決・帰結を迎えられるよう、願ってやみません。

朝の記事シリーズとして、ウクライナの平和を願って、
一昨年の想い出の記事を再掲載しています。

*****2013年6月6日の記事*****

「ウクライナ演奏旅行体験記」もいよいよクライマックス、
演奏会の本番を迎えました。

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ファイナル演奏会チケット表
松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ファイナル演奏会チケットウ裏

突然の驟雨が過ぎ去って、
本番の約一時間前に楽屋入りした私は、
暫く精神を落ち着かせた後、
ステージ衣装の燕尾服への着替えを始めました。

その途中で、地元のテレビ局から
インタビューの申し込みがあり、
私はベストまでは着込んだ格好で、
ロビーに出て取材に協力しました。
インタビュアーの女性は英語ができず、
私はウクライナ語もロシア語もできませんから、
チェロ独奏者のOlga Veselina女史に通訳をお願いしての、
インタビューとなりました。

同様のインタビューは、開演前や休憩時間に行われた模様で、
私の作品のギター独奏者=Magnus Anderssion氏も、
下の写真のようにインタビューを受けたそうです。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-Anderssion氏インタビュー

そして遂に演奏会本番の開演時刻を迎えました。
こちらのご当地スタイルとして興味深かったことは、
クラシック音楽の演奏会であっても
1曲毎にアナウンスが入って、曲目や演奏者の
紹介がセレモニーのように行われるところでした。

この演奏会でも、音楽祭ダイレクター=Yevgeni Petrychenko氏が、
挨拶と紹介を行なっていました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~


<Donbas Modern Music Art / Festival & Competition>
=[DMMA・2013] ファイナル・コンサート
[ Music of our time / Japan - Sweden/Finland - Ukraine ]

*2013年5月17日 / ウクライナ・ドネツク
フィルハーモニー協会 / セルゲイ・プロコフィエフ・ホール
*プログラム:
- Mirjam Tally / Winter Island (b) (c) *
- Thomas Liljeholm / Merging (b) (c) ***
- Masataka Matsuo / Phonosphere 4b (a) **
- Vadim Larchikov / Gethsemane *
- Masataka Matsuo / Eternal Livre (new version) (a) (c) **
- Kalevi Aho / 2-cellos Concerto (b) (c) *
(*** 世界初演 ** 欧州初演 *ウクライナ初演)
*演奏:
guit. / Magnus Anderssion (a)
cello / Vadim Larchikov (b)  Olga Veselina (c)
cond. / Masataka Matsuo 
orch. / Donetsk Academic Philharmonic Orchestra

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本番の演奏は、ひとことで言えば、爆発的大成功でした。
しかし、そこは現代音楽作品が6曲、
しかも協奏曲が5曲も並ぶ
ウルトラ・ハード・プログラム、正直に吐露すりならば、
細かいミスはかなりましました。
あるところでは、あるパートが1小節先行してしまったり、
あるところでは別のパートが1小節遅れてしまったり、
等々・・・
しかし、その都度、私はできる限りのアイ・コンタクトと、
大きめのタクトワークで指示と気を放射して、
大事故に繋がる齟齬を回避して、総体的に
作品像をダイナミックに彫琢していくことができました。
楽員諸氏にも、その状況と音楽全体の感興を
ひしひしと感じ取っていただけた様子で、
演奏が進行するにしたがって、難局を乗り切るにしたがって、
集中度を増していくことになりました。
その結果、1曲毎に大きな拍手喝采が聴衆から沸き起こり、
独奏者も楽員達も大いに満足気な表情を浮かべていました。


#3曲目=拙作<フォノスフェール第4番-b>の演奏直後#
    ギター独奏者はMagnus Anderssion氏
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-Phonosphere4-b演奏直後

#Vadim Larchikov氏とOlga Veselina女史のご夫妻と共に#
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-Vadim&Olgaの二人と共に


最後の気力を振り絞って望んだ最終演目、
フィンランドの作曲家=アホの珍しい作品、
<2チェロと管弦楽の為の協奏曲>の丁々発止のやり取りを
リハーサル時を遥かに上回る凝縮度と燃焼度を持った
演奏を実現して振り終えた瞬間の達成感は、
私の音楽家人生の中で忘れられない1頁になるものでした。

スタンディング・オべージョンになった客席の熱狂の中、
何度もステージに呼び戻される中で楽員の間を歩くとき、
楽員の多くから「Thank you maestoro !」と声をかけて
いただき、とても嬉しい思いが込み上げてきました。

現代音楽の分野での国際交流&国際協働として、
多くの一般聴衆に支持される演奏を実現できたこと、
自分でもかなり納得のいく闊達な演奏を達成できたことに、
大いなる歓びと満足を感じることができました。

このような出会いと機会に感謝!
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ウクライナ情勢の混迷が続いています。
いったいあの美しく豊かな風土に恵まれた国は、
どこまで分裂してしまうのでしょうか。

私は、2013年5月にウクライナの大都市のひとつ、
ドネツクの現代音楽祭に指揮者として招聘され、
得難い国際交流の経験をする機会を得ました。
その時は、平穏で平和なウクライナでした。

一般市民の犠牲者が出るような悲惨な事態にならずに、
平和な解決・帰結を迎えられるよう、願ってやみません。

朝の記事シリーズとして、ウクライナの平和を願って、
一昨年の想い出の記事を再掲載しています。

*****2013年6月4日の記事*****

いよいよ音楽祭最終日、私が指揮をする
ファイナル・コンサート当日の朝を迎えました。

日本での平素の生活では、
音楽家の典型の夜型人間である私ですが、
今回のウクライナ滞在中は、リハーサル・セッションが
午前9時もしくは10時開始というタイム・テーブルに
コンディションを合わせるために、
早起きシフトの生活を心がけました。
日本との時差も丁度それにマッチしたので、
殆ど苦労せずにそのシフトに馴染むことができました。

当日の朝も、早起きをして、
スコアの読み込み&最終チェックをして、
ステージ衣装の確認をして、軽く朝食をとって、
会場のフィルハーモニー協会に向かいました。

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-フィルハーモニー協会建物

昨日2回目のセッションをかなり充実させることができたので、
楽員諸氏の私に対する挨拶の目線や表情も融和になってきて、
概ね良好な相互関係を構築しながら、
最終セッションに臨むことができました。

この最終セッションは、当初は10時~13時の予定でしたが、
本来4回行なう筈だったものが
3回になってしまったことを受けて、
Vadim Larchikov氏等が楽団と交渉してくださり、
楽員の了承を取りつけて、
14時まで延長できることになりました。
但し、それについて、セッション開始時に、
指揮者から楽員への感謝の挨拶が欲しいという要求が
主催者側からあったので、私は英語で挨拶をしてから、
下記の順序でリハーサルを行ないました。

- Mirjam Tally / Winter Island (b) (c) *
- Thomas Liljeholm / Merging (b) (c) ***
- Masataka Matsuo / Eternal Livre (new version) (a) (c) **
- Vadim Larchikov / Gethsemane *
- Kalevi Aho / 2-cellos Concerto (b) (c) *
- Masataka Matsuo / Phonosphere 4b (a) **
(*** 世界初演 ** 欧州初演 *ウクライナ初演)
*演奏:
guit. / Magnus Anderssion (a)
cello / Vadim Larchikov (b)  Olga Veselina (c)
cond. / Masataka Matsuo 
orch. / Donetsk Academic Philharmonic Orchestra

今回は、私の2作品の録音も兼ねたプロジェクトでしたので、
この最終セッションから録音機材を
稼働させた状況となりました。

相変わらず大変ハードなリハーサルではありましたが、
作品像がそれぞれに具現していく実感をオケと共有しながら
進めることができて、結果そしては13時15分位には
全てを終了させることができて、楽員の皆さんにも
気持ちよく解散していただくことができました。

私もほっと安堵して、ホテルの自室に戻りましたが、
16時半にステージ衣装を持って
会場に向かわなければならないため、
あまりゆっくりする時間もありませんでした。
それでも、小一時間仮眠をとった後、会場に向かうべく
荷物を抱えてホテルをでようとしたところ・・・
内陸性気候特有の夕立のような驟雨が襲い、
暫く様子を見るはめに。
10分程で小降りになったところで、会場に向かいました。

さあいよいよ、次回は演奏会本番の記事となります。

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-音楽祭ファイナルのポスター
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