ブロンプトンで冬の只見線スペシャル。雪景色の只見線へ撮り鉄旅に出かけてきた。

 

前回は秋に秘湯メインで只見線に乗った。

 

 

今回は、雪景色、撮り鉄、そして秘湯の旅である。JR会津若松駅から乗車、まずは秘湯に最寄りとなる滝谷駅へと向かう。

 

JR只見線のカラーリングはセンスが良い。JR東日本 東北地域本社色の緑をベースとして、「只見川と残雪、冬の厳しさに負けじと萌える新緑の山々」をモチーフとした白、緑、黄緑の3色ストライプに、ビビッドなイエローのドアである。

 

滝谷駅からブロンプトンで雪道を6キロ走り、西山温泉に一泊しました。奥会津で最良の秘湯といってよいと思います。(詳細はこちら。この秘湯はスゴイ。)

 

翌日は、只見線名所めぐりの旅です。まず、西山温泉から雪道をブロンプトンで移動しながら、撮影ポイントをめぐります。

 

最初に滝谷郷戸鉄橋。ラッキーなことに丁度、只見線が通過するところでした。

 

1939年完成。上路式ワーレントラス橋。トラスは東京石川島造船所(現IHI)謹製。

 

次に、只見線沿線で「超」が付くほど有名な撮影スポット『第一只見川橋梁ビューポイント』まで行って、第一只見川橋梁を撮影しました。会津宮下駅からブロンプトンで20分、ブロンプトンを停めて10分ほど山を登ると、ビューポイントに到達します。(低い方から高い方まで3か所あります。)

 

第二只見川橋梁です。会津桧原駅と会津宮下駅の間にあります。

 

上路式ワーレントラス橋です。

 

そして、観光名所の宮下アーチ三きょう(兄/橋)だい。真ん中が只見線の鉄橋(大谷川橋梁)が1939年竣工と一番古くて「長男」、ブロンプトンで走行中の宮下橋が旧道で「次男」、奥の国道(バイパス)の新宮下橋が一番新しくて三男だそうです。

 

会津宮下駅からJR只見線で輪行します。ここからは、只見線の車窓からの 撮り鉄旅 となります。

 

来ました。

 

第三只見川橋梁から只見方面。美しい光景ですが、この橋も上路式ワーレントラス橋なので、従って、列車内からの撮影だと構造物が映りません。

 

第四只見川橋梁からの景色。こちらは下路式トラス橋。

 

そして只見線で一番の絶景はこちらではないでしょうか。

 

大志(おおし)集落です。この光景に感動しない人、いないでしょう。

 

参考までですが、会津川口駅から2km地点に、大志集落をバックにJR只見線の走行写真を撮影できるビューポイント「かねやまふれあい広場」が設けられています。

 

春夏秋には川霧に浮かぶ色鮮やかな集落、或いは冬、山も集落も雪に包まれ、その白銀の姿を映す水鏡の只見川をバックに、疾走する只見線を撮影することができます。

 

海外からの観光客も多いです。写真が趣味の方、特に撮り鉄の皆さんにはおすすめです。以下ご参照ください。

 

 

会津川口駅で約30分の列車交換停車(単線区間において列車同士が行き違いすること)の後、列車は走行再開である。

 

第五只見川橋梁(会津川口~本名間)。

 

第六只見川橋梁(本名~会津越川間)。本名ダムの堰堤の目の前に只見線の橋が架かるというダイナミックな光景の中にあります。2011年の洪水で完全に流失し、16億円かけて再建されたものです。

 

大塩温泉付近の第七只見川橋梁(会津横田~会津大塩間)。2011年の洪水で崩壊しましたが14億円をかけて、こちらも下路式トラス橋として再建されました。(崩壊前は上路式ワーレントラス橋)

 

第七只見川橋梁の橋上からはこの景色です!

 

そして第八只見川橋梁(会津塩沢~会津蒲生間)。川を渡るのではなく、川の上を通る橋です。

 

終点のJR小出駅には17:47到着しました。雪景色の只見線、超おススメです。

 

 

JR東日本の春の臨時列車のお知らせによれば、3月~5月の週末に臨時列車が運行されるようで、東京からの日帰りが可能となります。ご関心の方は以下サイトをご参照下さい。

https://www.jreast.co.jp/press/2022/sendai/20230120_s01.pdf

 

 

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